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『ロバート・ツルッパゲとの対話』

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写真家ワタナベアニさんの著書『ロバート・ツルッパゲとの対話』の感想を編んだマガジンです。 『ロバートとベートーヴェンとの対話』を運営するサークルがピックアップしております。担当は…
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#読書

自分の在り方を考えさせられて唸った1冊

「判断する人が一流かどうかもありますよね」 とある書店のトークイベントに参加した時に、とある写真家の方が言った一言。 私はこの一言に震えた。だけでなく、救われた。 そして、この日のエピソードは、人を救えるかも知れないと思った。 ことの発端は、雑誌の編集をしているらしい中年女性の質問から。 質問の内容は、まとめると「最近の若いカメラマンの出来が悪い」みたいな内容だった気がする。 これだからゆとりは……みたいな空気感が会場に充満し、他の登壇者も「あなたの話を伺う限り、そ

考えること、と書くことについて。

どこかが弱っているとき、つまりふだんの生活からいったん立ち止まらざるを得なくなったとき、ぐるぐると人生について考えてしまう。 5ヶ月前、足首を骨折したときも、そう。 めぐりめぐって行き着いたのが、このnoteでした。 自分の考えていることを、何からどう文章にしていいかわからず打ちのめされたけど、気付けば4か月近くも続いていました。 昨日は一日中、寝たり起きたりしながら、図書館で借りていた『ロバート・ツルッパゲとの対話』(ワタナベアニ著)を、結局一気に読み終えてしまった。

コーヒーと本と私の仕事。

私の職場は、たぶん皆さまのお近くにもあるだろう、コーヒー屋です。 ただの職場、というには簡単すぎるかも。 私の生活、さらには人格にまでに関わる居場所と言ってもいいくらい。 今朝起きて、ベッドの横に置いてずいぶん前からちびちび読んでいる『ちょっと本屋に行ってくる』(藤田雅史著)の続きを開く。 そこに、ゲラチェックをする場所として登場していて、その内容にうれしくなりました。 たとえばこのnoteの中でも、なんとなく読ませていただいた記事の中に、思いがけず登場すると、にんまり

2021年10月(10冊ログ)

毎月読んだ本から10冊紹介しています。あなたの知識に役立つ本・情報があればうれしいです。 #山本ゆり #SDGs #ワタナベアニ #やらないことを決めよう #アイドル保健体育 #マネーリテラシー #東野圭吾 #あなたの弱みを売りなさい 今月イチ推しの本 「なんとなく笑えない日々」だったら、読んでみませんか?毎日毎日、目の前に積み重なる「生活のための作業」をこうやって楽しく脳内でしゃべりながら変換できたら楽しいなって思えるエピソード集。 こんな健やかなママ、最高!シンプル

今年読んだ本の中で一番良かった #ロバートツルッパゲとの対話 強烈な毒とユーモア、人生に必要な哲学と可愛げが詰め込まれた名著だと思う。 いいものはいい。私は好き。 著者が見た景色を自分を見たいと思わせる、ちょっと小説に近いかもしれません。

読書メモ 「ロバート・ツルッパゲとの対話」 ワタナベアニ

【1.概要】27の章に分けられており、それぞれに題名がついています。 その題名に章の最初は少し沿ったり沿わなかったりしながら、アニさんが考えている事やロバートとの対話をを自分の人生の経験を交えながら語ってくれます。 たまによくわからない度 ⭐️⭐️⭐️⭐️ ロバートさんがいると思っていた度 ⭐️⭐️⭐️ 読んでいて少し笑ってしまう度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 【2.詳細】アニさんの考え方、生きる上での美学、哲学といった、生きる上で大切にしていることや考えていることがまと

雨の中のバラ☂️

今日は久しぶりの雨で、私は外に出るのが億劫でしたが、バラにとってはきっと恵みの雨だなぁと思いました。最近バラが水不足になっていたから。 今日はさすがに散歩の人も花見の人もほとんどいませんでした。 鳩が私に近づいてきました!この辺りの鳩や雀はまったく逃げません。 私が敵じゃないとわかっているのかな。 今日は、ワタナベアニさんの『ロバート・ツルッパゲとの対話』を読み始めました!面白くて、メモを取りながらズンズン読んでいます。途中まで読んで、「それにしてもロバート・ツルッパゲさ

今朝もバラは綺麗だった🌹

今日もテレワークだったので、朝公園に散歩に行きました。朝の公園はさわやかでいいな、と思っていたのですが、今日はどこかの団体さんが大騒ぎして歌っていて、異様な雰囲気が漂っていました。私は写真だけ撮って静かに後ずさりして帰ってきました。 今日休憩中にTwitterを見ていたら、マリナ油森さんがワタナベアニさんのnoteをシェアされていたので、読んでみようと思って読みました。 note本文からの引用です↓ 『ロバート・ツルッパゲとの対話』では、自分が自分として振る舞う以外の問

それでも声が届かない人に気がついた

このところ以前と比べて格段に読書量が増えた。 書籍だけではなくネットの記事やエッセイにも目を通すことが多くなった。 半分くらいは仕事にも活かそうと選んでいる医療関係の本だが、生きていくうえで力を与えてくれたり背中を押してくれそうな本も積極的に手にとるようになった。 ☆急に具合が悪くなる   宮野真生子 磯野真穂 著 ☆だから僕は、ググらない。   浅生鴨 著 ☆ロバート・ツルッパゲとの対話   ワタナベアニ 著 ☆なんで僕に聞くんだろう。   幡野広志 著 どれも考

2020年2月の#わたしが帯を書いたなら

なぜ、「勝手に本の帯を書く」だなんて勝手なことをしているのか、については、ひとつ前の2020年1月の#わたしが帯を書いたなら の冒頭で、まったく説明になっていない説明を書いているので、読み飛ばしてもらっていい気がします。 そんなわけで、今月も、2020年2月に書いた「自作の帯」をここにまとめることにします。 さいえんす?著:東野圭吾 きっかけは、昨年の12月に「古賀史健が永田泰大に訊く『岩田さん』のこと。」というイベントで、糸井重里さんが「理系と文系、ってよく言うけれど

生まれ変わったらマルゲリータピザ職人

3月もあっという間に10日が経ってしまいましたが、いかがお過ごしですか?私はだいぶやる気が出ません。本をたくさん読んで現実逃避しています。 マラソン中継を思わず観てしまう今日この頃です。大迫傑と一山麻緒の走りにシビれました。2020年は何の大会に出ようか。その前にそろそろ運動せねば。 消防点検がやってくるため少しずつ部屋を整理中。気が向いたので文庫本を一気に寄付。いつかは本の中にこっそりコメントでも入れて各地にばらまいてみたいという密かな野望がある。森博嗣のエッセイ本や、

「ロバート・ツルッパゲとの対話」を読んで

「大人の幼稚さを通過して、もう一度純粋な子どもの目を取り戻すこと」というのが目的の本書。下手な哲学書よりも哲学をしている、最高にバカげた、そして、「お前は考えてるのか?」ということを問いかけられる良書です。軽快な語り口、ジョーク、著者の思考、親父ギャグ、とジョットコースターに乗りながら、万華鏡を覗き込んでるような、訳はよく分からないけど、とんでもなく、面白い読書体験でした。いや、訳は分かるんですけどね。本書で、「こいつは、バカだな」と言われてる人が、自分の中にもいるな、という

文字を読むばかりの人生を送ってきました

毎日多くのテキストを読む人生を送ってます。 前はそれが「小説」であり「漫画」でした。 いまは「SNS」が大部分の時間を占めており、残りの時間は「Webサイト」「漫画」が取り合っていて、「小説」というか「本」は私の人生からするりと抜け落ちてました。 だから、もう自分は本を読めないのだろうと思っていました。 今後は、気になる本を年に1~2冊ぐらい読む。年々集中力というか没入力が落ちてるのは感じてるし、自然とそうなっていくのかな、と思ってました。一方で、そんな自分にぼんや