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「先進国」と「途上国」垣根が消えた

「Tik Tok」とビル・ゲイツ財団は、アフリカの国際団体GAVIワクチン・アライアンスにそれぞれ1000万ドルを寄付しました。

目的は、コロナウイルス対策の支援で、資金はワクチンが認可された際の普及に当てる見込みです。

国を超えて社会を見据えた行動はとても素晴らしいことです。

ここで、世界の人々の生活は以前と比べどう変化したのかを「ファクトフルネス」を参考に見ていきます。

乳幼児死亡率1965年

乳幼児死亡率2017年

上記の写真は、乳幼児死亡率を表したグラフです。

1枚目は1965年のグラフで、「途上国」において女性一人あたりの子どもの数は多く、子どもの死亡率も高いです。

一方で、2枚目は2017年のグラフを見ると、「先進国」と「途上国」における乳幼児死亡率の垣根はなくなっています。どこの国でも出生率は低く、生存率は高くなりました。つまり、所得・教育・医療・電気へのアクセス・観光客数などは、全て向上していると言えます。

世界は良くなっているにも関わらず、われわれの見るテレビ番組やニュースには、極度の貧困が映し出され世界は何も変わっていないように見えています。

しかしながら、途上国と言われた国は発展を遂げているという事実を頭に入れておくべきだと思います。もう、「先進国」「途上国」という言い方はやめたほうがいいですね。

ビジネスに置き換えても、この事実を知らない人が多く、間違ったアプローチをしている可能性も挙げられます。

とはいえ、「途上国」と言われたアフリカやアジアは発展を遂げているものの、人口密度は高く感染拡大の危険性は大いにありますので、今回の支援はとても評価できます。


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