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ピラティスやってみた。

経営者は身体のコンディショニングが一番大事ということで、日頃から心身を最高の状態に保つことに気を配りながら、社員も含めて「健康経営」を心がけている。(弊社は社員の健康投資については福利厚生として支援させていただきます)

「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。健康経営は、日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つです。

経済産業省HPより抜粋

少し前までは、深夜まで残業することや徹夜で働くことなど、他人より長時間働くことが善とされ、賞賛・優遇された時代が確かにあった。しかしながら、そんな状態で働いてもパフォーマンスが落ちることは間違いなく、不健康な環境で肉体を酷使し続けるあまり、身体や心の調子を崩してギブアップなんてことをよく見たり聞いたりしてきた。先般の「コロナ禍」は様々な業界や職種において、過激な労働状況を見つめ直す良い機会になっただろうし、自分自身も「健康経営」を考え・取り組むための良いきっかけとなった。

身体と心のコンディションを整える手段として、自分は「運動・睡眠・食事」が何よりも大事だと考えている。特に運動については、30歳の時にゴルフを始め、35歳からは大阪マラソンへの出走をきっかけにランニングを開始し、どちらも今も継続して取り組んでいる(ゴルフは月2〜4ラウンド・ランニングは月平均80kmペース)。そして昨年40歳を迎え、2023年から新たな運動「ピラティス」に挑戦してみることになった。

昨年12月末、とある年末ロックフェスティバルにて、楽屋エリアをあまりに美しく歩く女性アーティストを見た。本人は何気なく歩いているだけだったが、アニメキャラクターの如く小さく飛び跳ねるように歩く姿を羨ましく思った。その秘訣を聞いてみたところ、「ピラティスで鍛えている」という言葉が返ってきた。

2023年始早々、珍しく少し遅くまで事務所でPC作業することがあり、帰路に向かう駅までの道中で「Pilates」と書かれた電飾看板を発見。「この英語なんて読むんだろう?」なんてボーッと考えていたところ、すぐに「ピラティス」だということに気付き、その足でスタジオの受付で入会についてのお話しを聞いてみた。

まさかの関西初出店が事務所から徒歩1分のところになるなんて、運命以外のなんでもないと捉え、月8回受講できるプランに即契約してみた。レッスンは最大12人のグループで行われ、7:30〜21:00までの時間に様々なクラスが用意されている。1コマ50分なので、仕事の合間などにもサクッと参加できる(滑止め付きの靴下と着替えは事務所に常備)。

ピラティスの学問的なことは今も勉強中だが、そもそもは第一次世界大戦中に負傷した兵士のリハビリメニューとして、ドイツ人のピラティス氏(男性)によって開発されたエクササイズである。個人的には、筋トレ・ヨガ・ストレッチの良いとこばかりを集約したエクササイズだと感じている。呼吸に対する意識が高いことも相まって、たった1回の受講でも脳内の酸素が入れ替わって頭は冴え、身体から元気がみなぎるエクササイズなのである。

ひとまず3ヶ月程度通ってみたのだが、すでに驚きの効果が身体に出てしまっている。まず、腹囲が簡単に5cmも縮んでしまった。もともと太っているタイプではないのだが、こんなにも短期間であっさりと数字に現れたことには驚いた(食事や飲酒制限は一切なし)。インナーマッスル(深層筋)に刺激を入れて活性化させることにより、内臓周辺の脂肪が燃えやすくなることや、下垂した内臓をインナーマッスルの力で本来の位置(正しい姿勢)に戻せていることも腹囲減に影響しているのだと思う。あくまで個人的な感覚ではあるが、股関節周りが柔軟に鍛えられているおかげでランニングペースも無理なく上がっており、ゴルフにおいては特にパッティングの質が向上しているように感じている。

まさか40歳になってこれほど身体を鍛えることになるとは思ってもいなかったが、基礎体力は20代の頃を超えている実感もあり、ピラティスを半年〜1年続けた先にどんな自分に出会えるのかが楽しみで仕方ない。よく「健康オタク」みたいに薄くディスられたりすることもあるがぜんぜん気にならない。日々コンディションが整い健康だからこそ、クリエイティビティの高い仕事ができ、人生を最大限に楽しむことができるのだから。そして、人間という動物として、凛とした心身の美しさをますます手に入れていきたいと望んでいる。

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