「嫉妬」との上手な付き合い方
嫉妬をしてしまう自分を、醜く感じてしまうことがある。
友人が大手アパレル企業とコラボした展示を見に行って、嬉しい気持ちと嫉妬の気持ちの両方が芽生えてしまい、なんだか申し訳ない気持ちになった。
嫉妬する自分は、どう考えてもかっこいいものではない。かっこよくない自分と出会うのがたまらなく情けないし、できることならそんなダサい自分とは出会いたくない。
でも、自分よりも結果を出している人の姿を見て、たまに嫉妬してしまうことがある。自分よりも実力があって、努力もしているのだから、結果を出すのは当然だ。
嫉妬をしてしまう理由は、自分が「格上たちのいる場所にいけるかもしれない」って希望があるからだ。どうやら人間ってやつは、手の届きそうだと思っているものには嫉妬するが、手が届かないものには嫉妬しないらしい。
僕の場合は、空を飛ぶ鳥には嫉妬しないけど、文章で結果を出す人には嫉妬してしまう傾向がある。傲慢だなって思うかもしれないけど、自分の可能性を絶対に諦めちゃいけないのは自分自身。だから、誰がなんと言おうと、僕は自分の可能性を信じて疑わない。
とはいえ誰かに嫉妬をするたびに自分の小ささが露呈されたような気がして、穴があったらそこに入りたい気持ちになってしまう。嫉妬はどう考えてもかっこ悪いし、できることなら誰にも嫉妬したくない。
でも、人間の7大欲求の中には「嫉妬」ってやつが存在する。嫉妬から逃れられない運命ならば、うまく嫉妬と付き合っていく方法を考える必要があるよね。
誰かに嫉妬しても結果は覆らないし、自分の嫌な部分が露呈するだけ。でも、嫉妬から生まれるパワーは絶大で、ポジティブに作用させれば、自分を良い状態へと持っていくことができる。要は嫉妬の感情をポジティブな動機に変換すれば良いのだ。絶対になくならないものならうまく付き合える方法を自分なりに見つける努力をする。
嫉妬して相手に嫌な思いを抱くのは簡単なこと。でも、嫌な思いを抱くだけで終わる自分がかっこいいのか。もちろんかっこいいわけがない。そんなダサい自分にはなりたくないから、かっこいい自分と出会うために、ポジティブな動機へと変換してしまう。
自分の戦う戦場に上がいるということは、自分の努力次第では自分も彼らと肩を並べて戦えるようになるかもしれないってこと。だから、最近は嫉妬と出会うたびに、「まだまだ自分は上にいけると思わせてくれてありがとう」と思うようにしている。
嫉妬に身を滅ぼされて腐ってしまうのか。それとも、嫉妬を自分の原動力に変える力を身に付けるか。
自分の可能性を信じるのは自分だ。嫉妬で終わってたまるか。
まだまだいけるぞ。頑張れ、世界中にいる嫉妬に悩む人たちと自分。
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