シンプルで残酷な成功法則の本3選
成功のコツの共通点とは?
以前、こちらの本を読みました。
長かった。523ページ。
翻訳の労力やコンテンツ量からするとこの値段はコスパ良し。
実際、成功するにはどうしたらいい?そのエビデンスは?ってことについて延々と書いてます。
トータルでみると、コツコツ真面目にやって、人からの評価を積み上げていく。
そんな道徳的な生き方がいちばんコスパがいいと。
短期的にワルに人を貶めて稼いでも、結局は誰かがみていて信頼されなくなる。裏切られる。コスパ悪し。
そんな内容だった。
さて今回紹介する本も、何気なくチョイスしたわりにどれも成功哲学に触れていて共通点があったのでご紹介。
①人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
最初はとにかく小さくチャレンジしまくる。
どれかが小さく成功する。
その成功を「〇〇卒です」「〇〇になりました」「〇〇円稼ぎました」などなどと自分の売りにする。
人は、なんかこの人良さそう、って錯覚してくれる。
爆売れ→(その成功はマグレかもしれないのに)この人凄い!って人々から錯覚される→さらに爆売れ
こんな感じで、人よりちょっと突出した何かをまずは探して、それを武器にする。
あの人すごい、有名って思われている人も、実際は偶然何かヒットしただけかもしれない。
運、錯覚資産、実力。この三つが成功の鍵になる。
たとえば芸能人って人気が出ると、歌、エッセイ本、写真集、ライブなどなど。手広くいろいろ活動するのが定石。
僕が子どもの頃、歌がそれほど上手くない芸能人のCDやライブやテレビ番組が大人気で、子どもながらに不思議でならなかった。
が、「あの人たち超人気!」って錯覚資産があれば、とにかく売れまくるんですよね。
②しょぼい起業で生きていく
こちらは上の錯覚資産を手に入れるまえの話が多め。
とにかく手数を増やしてあれこれ試してみましょう。
お金がないならお店に住む。
売り物がないなら自宅の不用品を0円で売る。
とにかく手持ちの資産(人、物、家)を動かしまくって、信頼を得て、ビジネスに繋げていく。
こうやって著者は何軒も店舗経営していったそうです。
グダグダ考えこんだり、先に知識を身につける前に、まずはチャレンジする!
お金がなくても大丈夫!
ってところに元気をもらえます。
下の持続発展編では、途中で上手くいかなかった事例からの考察も豊富。よりリアルで実践向けの内容。
③瞬考 メカニズムを捉え、仮説を一瞬ではじき出す
こちらは思考法と、ちょっと違うテーマなんだけど、とにかく手数ってところが共通点。
ひらめきを得るにはどうすればいい?の答えに、徹底的にインプットする。
つまりこちらもとにかく手を動かす、がカギ。
たとえばコンサルの場合、まずは四季報10年分をひたすら写経しながらインプットする。
そうすることによって、あらゆる業種についてのタテの情報と、10年分という時間の流れのヨコの情報をインプットできる。
徹底的にインプットする→知識の繋がりがみえてくる→「〇〇の場合、××じゃないか?」という仮説が一瞬で考えられるようになる。
まずは動く!
以上の3冊から、まずは日々小さくコツコツと積み重ねを継続していって。
それらが小さな玉になり、なにか小さな成功体験を経て、気づいたら複利つきまくりの大玉になってた!
みたいな法則が、仕事でも勉強でも、あるのかなと。
最終的には努力とか継続力とか、王道が勝つってことだけど。
なかなかそれを続けることが難しい。
だからこういった自己啓発本は常に人気だし無くならないのかも。
冒頭の残酷すぎる〜はキンドル版で購入。
今回の3冊は図書本で借りたんだけど、
こちらの本は読み直したいと書籍で購入しました。
ちなみに③の『瞬考』で登場した四季報、いいですよね。
2018年頃からSNSでエミンさんをフォローしていて、こちらの本を読みました。
四季報を小説のように読む。
そうなんですよ。
四季報を読み続けると、上場企業約3900社の動向をまるで物語を読むように追っていける。
また、ここ数年ずっと株価が低空飛行している、でもこれからきそうな会社を見つけると胸熱です。
ときどき業界地図で俯瞰してみたり、四季報や業界地図の過去号を購入したりして楽しんでます。
四季報おもろいぞ。
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