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骨粗しょう症を防ぐには、カルシウムと同じくらいタンパク質が重要だった!

女性は特に骨粗しょう症を気にしている人が多いと聞きます。閉経後にエストロゲンが減ることで骨粗しょう症のリスクが上がると言われています。だからカルシウムをたくさん摂ることを意識している人も多いことでしょう。確かにカルシウムは大切なのですが、タンパク質も大事だと言われていることをご存知でしたか?


骨の体積の半分はコラーゲン、つまりタンパク質です。骨を鉄筋コンクリートにたとえると、鉄筋の部分がコラーゲンで、そこに流し込むコンクリートがカルシウムです。

コラーゲンは、柔軟でありながらもとてもしっかりしたもので、タンパク質が原料です。なので原料であるタンパク質が不足するとコラーゲンの強度が弱くなり、骨もぐにゃりともろくなってしまいます。

ですから、カルシウムと同じくらいタンパク質も重要なのです。

鉄筋コンクリートでの例え方は分かり易いですね。構造が分かっていると理解もしやすいというものです。

なぜカルシウムばかりが重視されているのかというと、骨密度測定検査の影響もあると思われます。骨粗しょう症のための骨密度測定検査は、骨量、つまりコンクリート部分を測るものなので、骨密度の低下=カルシウム不足と判定されます。

これがカルシウムばかりが重視されるようになった理由のひとつだと思います。

実際は、鉄筋部分のコラーゲンが減っていても骨はもろくなるのですが、コラーゲン量はこの検査では測れません。

そのため、骨粗しょう症検査で問題がなくても、コラーゲン不足によって骨がもろくなってしまっているということが起こり得ます。

このような記事を読むと、コラーゲンが入っている商品やサプリを摂取しようとする人もいることでしょう。しかし、コラーゲンは口から摂取しても胃腸で消化されてしまいますので、骨には届きません。

それなのに「コラーゲン入り」と書いてあると、たいそう良い品に思えてしまいます。商品にコラーゲンが入っているのなら、詐欺ではありません。とても紛らわしいですが、効果のないものを摂取するだけに過ぎません。

「コラーゲンたっぷりのフカヒレ」というのがありますが、確かにフカヒレにはコラーゲンがたっぷり入っています。しかしそれを私たちが口から食べたからといって、自分の身体のコラーゲンが増えるわけではありません。残念ながら消化されてしまいますので、科学的に効果は立証されていないそうです。次の日、お肌がプルプルになるのは、気のせいかもしれませんね。

骨粗しょう症を予防するには、カルシウムとたんぱく質を摂取、それもできるだけ良質な品から摂取するよう心がけましょう!



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