自分の身体なのに、自分では分からない事ばかり
私の整体師への道は「ツボ押し」から入りました。でも今は全部忘れました。東洋医学ではツボは絶対外せない話です。しかし、私が疑問に思ったことは、ひとつのツボの場所を探す時に「指三本下」といった表現が時々出てくることです。人によって指の太さも手の大きさも違います。手足の長さも太さも違います。どんな指で触るかによって、位置が変わります。それでは間違った位置を差してしまうことになりませんか?「そんな曖昧な言い方でいいのだろうか?」という疑問でした。
鍼を刺すと考えれば、5mmも違えば大事故につながる可能性だってあります。ツボ押しと比較するのは間違っていますが、鍼もまた東洋医学です。
東洋と比較されるのが西洋医学です。現代医療がそれに当たります。とくに私が興味を持ったのは解剖学です。学というと大げさですが、筋肉や骨、靭帯がどのように付いて繋がっているか、どのように連携して動いているかということを知りたくなりました。
マラソンをするようになってからその興味はさらに深まりました。以前でしたらセミナーに参加することもありましたが、最近ではYouTube映像やリモートで習得することが可能になりました。
私は興味が出ると、もっと知りたいという気持ちが大きくなります。体に不調を抱えてやってくる人をなんとかしてあげたいという気持ちでもあります。うまく施術できなかった時、自分自身の能力に恥じることもあります。
「良かった」「ありがとう」と言われると、嬉しい。
「良かった」「ありがとう」と言われることを目指していますが、いつもうまくいくわけではありません。ただ「以前より施術がうまくなりましたね」と言われると嬉しいです。
仕事で頼られると嬉しいのは誰だって同じです。整体院に来られた人には体の使い方などのアドバイスはできますが、整体院以外で出会った人にどう接するかは難しい問題です。
困っている人を目の前にすると放っておけない性分なので、つい、お節介してしまうこともあります。そうならないためにもこうやってnote書いているようなものです(笑)。 いっぱい喋りたい、いっぱい伝えたいことがあるから書いているに過ぎません。
皆さまに成長させていただいています。
まだまだ知らないことばかりです。だから知りたくなります。この気持ちがあるうちは、自分の老化防止、認知症予防になっていると考えています。人の体の不調をなんとかしてあげたい気持ちが、自分自身を成長させてくれています。とても有り難いことです。皆様に感謝です。