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「#note墓場」参加作品

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固定された記事

note墓場へのお誘い(ホラー掌編、求む!)

 ホラーが好きだ。過去にも書いた、と思いますが、ジャンルに貴賎なし、すべてのジャンル好き…

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◆小説◆「こおん」と白熊

一部、グロテスクな表現があります。 1700字。5分くらいで読めると思います。 -------- この…

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すりかえられた制服 #note墓場

鬱蒼とした森の中に、今は使われていない古い校舎がある。かつては大勢の生徒たちがやって来て…

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とある日記の抜粋|ショートショート

1月30日 最近どうも肩凝りがひどい。知人の理学療法士に相談するも、肩はそんなに凝っていない…

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『古団地の鬼』

 これは実話なんですけれど。本当ですよ。少し聞いて下さいよ。すぐに済みますから。  4歳…

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暗がりに浮かぶ #note墓場

隣県の大学に受かり、一人暮らしのために住居を決めるにあたって、一番の条件としたことを聞く…

ゆんぐう
3年前
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【小説】 行かないで #note墓場

誘導員の男の人がゆっくり腕を上げ、力なく旗を左へ振る。 『なんだよ、工事中? はぁ。遠回りだよ』 疲れてるんだろう。こんな時間まで働いてたらそりゃそうだ。薄暗くなり始め、空だけが明るい。事務所を出てから随分と冷え込みだした。今朝からずっと風もある。早く終わらせて帰ろう。田んぼの真ん中、二階建てのアパートがようやく見えてきた。 あっぶなっ ブレーキで車体が揺れる。 『なんだ、猫かよっ。  今日はやっぱついてないな』 嫌気が拍車をかけ、乱暴に車を止める。 ≒ サッ

出るはずのない電話【小説】

穏やかな午後。近所のカフェ。 窓際の席に座る男性が目に付いた。脚を組んでコーヒーを口に運…

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ミラー、ミラー、ミラー、

ぐつぐつと大きな音をたてて煮えている。 この大きな鍋。 顔に、体に、汗が噴き出してきて止ま…

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降ってわいたお手伝い|ショートショート#note墓場

 落とし物を拾った。とても奇妙な落とし物を。 「これ…なに…?」  それを持って帰ると、…

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私の頭の中の住人

お腹が痛い。起きる時間まであともう少しなのに、ギリギリとお腹が痛む。 今日は無理か。この…

とろけるほくろ #note墓場

『男』と呼ぶには近すぎる、片割れのような、同志のような、ぶつかり合ったり溶け合ったりした…

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【短編小説】ヒトガタサマ【後編】

前編 中編  幼い頃から本が好きだった。きっかけは両親が買い与えてくれた児童文学だっ…

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【短編小説】ヒトガタサマ【中編】

前編  「類感呪術ね」  “魔女”さんは、少し考えてからそう呟いた。  「ルイカン、ジュジュツ?」  我ながら馬鹿っぽいオウム返しをしてしまったことに気づいて少し恥ずかしくなる。  「そう。こういうおまじない、というか呪術には大きく分けて二種類あるの。一つは今言った類感呪術と言って、対象を模した形のものを使って行うもの。摸倣呪術とも言うわね。もう一つは感染呪術と言って、対象の髪の毛や体液とかを用いるものなんだけど」  「はぁ、なるほど」  「今回のは前者の、類感呪術ってやつ