見出し画像

ベトナム de ロードバイクLife【一人ツール・ド・ベトナム(ダナン〜クアンガイ編)】番外編

去年の夏、ベトナム ダナンからクアンガイまで自転車で旅した記録。

オフィシャルサイトに去年書いてたものから移植)

画像1

ベトナム、ダナンの夏もそろそろ雨季に入る兆しを見せ始め、
ベトナムでは独立記念日を含めた3連休ということもあり、
ちょっとロングライドのチャリの旅でも行くかー!と、
早起きして早朝から出発予定だったけど、いつも通りに目覚めてパッキングして9時頃出発。

画像2

本日の目的地はダナンから南へ約125kmぐらいのクアンガイ。
特に何が観光地があるというわけでもなく、
クアンガイで行きたいとこがあるというわけでもなく
チャリの旅はスティーブ・ジョブズ風に言うと、まさに

The journey is the reward. Not the destination.
旅そのものが報酬だ。目的地に到着することが目的ではない

って感じだろうか、
その日のゴールへチャリを走らせる過程を楽しむ旅。

トピーク(トピーク) Back Loader バックローダー 10L 自転車バッグ カバン サイクルアクセサリー BAG36701www.amazon.co.jp 6,775円(2020年04月06日 19:53時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する


まぁ日没までには到着したいが、
ちんたら走っても余裕でしょー
というわけで、
クアンガイの適当なホテルだけネットで予約して
ダナンの海岸線を横目に出発。

画像3

ホイアンを超え、

画像4

タムキーへ向かうひたすら続く一直線の平坦道路。
40km程度、周りにほぼ店がない為、
飲み物を補給しておく。

画像5

そしてベトナムでのチャリの旅ではいつもの補給、
Nước mía(サトウキビジュース)を飲む。
ちなみに今回の旅で合計5回ぐらいNước míaを飲んだ。

画像6

画像7

灼熱の砂漠地帯みたいな一直線をひたすら進む。
毎度のことだけど暑さがマジ辛い・・・

画像8

やっと灼熱の砂漠地帯を抜け、
店もぽつぽつ出てきたのでコーラで補給。生き返る。

タムキーの市街地を超え、有料道路に入る。(チャリとバイクは無料だけど)
しばらく順調に走ってたら空の雲行きがあやしくなる。
雨はまだ降り出してないが、
雷の爆音だけ、マジで爆弾落ちてきたんじゃないか???と思うぐらいの爆音が鳴りまくってる。
多少の雨は覚悟してたので、予想通りではあるが、
とりあえず、雨降り出すまで走り、ポツポツ降り出したとこで、適当な店に入り、
本日2度目のNước mía(サトウキビジュース)。
店に入ってしばらくすると、本格的雨も降り出しどしゃ降りになった。

画像9

残りの距離確かめてみると、残り20数kmで時刻は14時半ぐらい。
こりゃあと1時間ちょっとぐらいで到着で、日没までに到着は楽勝だなー
体力もまだ40%ぐらい残ってるし、意外と順調で楽な旅だったなー、、
それはそれで面白くねーなー、、、、と、
その時は思ってた・・・・

15時ぐらいに雨も若干小雨になり、
休憩も飽きたので出発。

もうすぐゴールだし、体力も余ってたので、
ちょっと加速しよーと思って、ゴールへ向かって加速する。
チュライ国際空港を左手に超え、クアンガイ省に入り、
本日のホテルへアクセスする為の最後の大きな交差点を曲がり、
残り数百メートル!!!、橋を渡って、対岸を少し走ったらゴールのホテルだー!!
というとこまできた、、、、、が、
まさか、、、、まさかの橋が通行止め!!!!!
完全にあと数十分後にホテルでシャワー浴びて、ビール呑んでる状況を期待してた!!オレ。
無理やり自転車抱えて、ゲート突破して通行することも考えたが、こんな知り合いも誰もいない遠くの街で、
外国人でもあるオレがこんなしょーもないことで地元警察と揉めたりしたら、ちと面倒、、と考え、
無理やり通行はやめておく。

マジかー、、、でもすぐ近くに橋あるでしょー、
と楽観的に考えて心を立て直す。。。
が、、、google mapで必死に探すが、、「無い」。。。マジで近くに橋ない。。。
しかも迂回ルートは20数kmぐらいある、、、
しかも完全にさっき調子乗って加速したので、体力も残り5%ぐらいしかない、、、
まだ16時半前ぐらいなので、日没までに到着するには
悩んでる時間や別の方法を探るより
諦めて確実な迂回ルートを進んだ方が賢明である。
文字通り、この迂回ルートで行くしか「道はない」
最後の力を振り絞って進み出す。

しかし、
最短ルートで行きたいので、google map上のものすごい小さい道も選んで、
進んでたら、だんだん道がガタガタのボロボロ道に、、、
ベトナムの田舎道をなめていた!!
そして遂に砂利道、未舗装の道に!!!
MTBのチャリなら問題ないが、今回はロードバイク、、、
ロードバイクでこんなとこ走ったらマジ、パンクする!!!
PUNKは好きだが、タイヤのパンクは嫌い!!

だが、この未舗装の道を避けたルートにするには、
だいぶ来た道戻らないといけない、、
そしてその別ルートも舗装された道路かはもちろん不明。
またもや文字通り、進むしか「道はない」

マジでここでパンクしたら心折れそーだが
幸いロードバイクだけどチューブレスレディータイヤだったので、
(ざっくり説明すると中にチューブが入ってないので若干パンクしにくい)
多少の穴は中に入ってるシーラントで自動補正してくれる(はず!)
あと念のためチューブレスレディータイヤ用のタイヤパッチも持ってきてる、

画像10

なので、
最悪なんとかなるかーと思い。折れそうな心をまた立て直し、一か八か進む、、、

もはや
The journey is the reward. Not the destination.
の気持ちは180度変更し、
とっとと目的地に到着してーよ!!と思いながら進む。

やっとの思いで未舗装の道を抜けた。
無事、タイヤもパンクしてないっぽい。
さぁホテルまでのルートもあと残りもう少しだーと思ったら、

坂道が立ちふさがる。。。
もうだいぶ体辛いが、、、力を振り絞り坂道を超えた!!!!!

と、思ったらもう一発坂道!!!
もう一発、力を振り絞り坂道を超えて、やっと下りだーと思って下ってたら、
左手にネットで見覚えのあるホテルの外観。
ここだーオレが予約したとこは!!!
遂にゴール!!!

画像11

マジ、無事到着してよかった。。と思い就寝。

ちなみにこの話しにはもう一発、オチがあり、
翌日の帰路、
ホテルのフロントでであの橋は本当に通れないのか聞いてみたが、
どうもうまく伝わらず要領を得ない。

念の為、通行止めだった橋をもう一回見てみようと思い、
対岸側(ホテルがある方)から見に行った。

画像12

相変わらず、橋は通行止めだったが、橋の下まで行き、川を眺めてみた。

画像13

画像14

そしてオレは気付いてしまった・・・・。
その橋から1km程度上流に「橋あんじゃん!!!!」
しかしgoogle mapにはそんは橋、存在してない・・・・
が、確かに橋は存在してる
しかもその新しい橋のすぐ近くにホテルは存在していた、、、

画像15

googleの情報網をベトナムの現実が上回った瞬間をオレは見た!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?