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始まることと終わること(2023年3月)

もはや4月も終わろうというタイミングだけど自分に負けないために書く。
前回↓

J3のシーズン開幕、FC今治の応援開始

いきなり興味がない人にとっては読む気の失せる内容で恐縮だが、3月初旬、J3のシーズンが開幕した。

開幕戦、無事勝利!

我が街には「FC今治」というプロサッカーチームがある。運営会社の会長は、あの元日本代表監督の岡田武史さん。(よく監督をやっているのかと勘違いされるが今治においてはバリバリの経営者)
カテゴリとしてはJ3という、プロの中では一番下のリーグであるものの、ここ数年で社会人リーグのカテゴリから上がってきた急成長チームである。

何を隠そう、妻がFC今治のスタッフとして転職したのがそもそも今回の移住のきっかけである。
そして私は幼少期から十代半ばまで、十数年サッカーに打ち込んできた身である。

というわけで言わずもがな、サポーターとして応援していく所存である。

J3とはいえ、贔屓にしているチームがいると試合を見る時の気持ちの入り方が違う。誇張でもなんでもなく、誰もが注目していたあのW杯を見るときと同じかそれ以上のテンションで見ている。

J3からより上位カテゴリに上がるには約10ヶ月間を戦い抜いて全20チームのうち上位2チームに入らないとならない上、J2とJ3ではJリーグからチームへの待遇に雲泥の差があり冗談抜きでカテゴリがチームの存亡に関わるので、どのチームもそれはもう必死。一試合の重みや雰囲気が一味違う。

熱が入りすぎてこの部分だけで無限に記事が続きそうなのでここら辺にしておく。

ちなみに今年オープンしたホームスタジアムが最高すぎるので、皆ぜひ足を運んでほしい。

車生活スタート(したい)

すったもんだあって、本当だったら2月中にくる予定だった車がようやく3月中旬に納車された。一気に2台。
これまで「車なんていらんやろ」というスタンスで生きてきた自分が、まさか「車がないと生きられない」という世界線に辿り着くとは思っていなかった。

地方暮らしあるあるとして、一家に一台ではなく一人一台、車が無いと生活できないという話がある。
我が家も御多分にもれず同じ状況である。
朝、子供を保育園に送り届けることですら車が無いと成り立たない。

そんなわけで、東京にいる間から(主に妻が)せっせと購入の段取りを進めていたわけだが、ここで大きな問題が一つ。
ワタシ、クルマ、ウンテン、デキナイ。

もう数年来、運転などしていないし、そもそも運転が下手すぎて嫌い。
事故のリスクも考えると乗る気など一ミリもわかない。

というわけでいざ納車されたとて、いきなりドライブというわけにもいかず、距離を置きながらも渋々家の周りを走ったりする日々だった。

余談だが、愛媛では申請すると地元のゆるキャラである「みきゃん」のナンバープレートをつけてくれる。我が家も一台はこれにしてみた。

これが可愛くて癒される。
子供も見る度に楽しそうにしてくれるのでなんとか気持ちを前向きの保つことができている。

東京の我が家とのお別れ

移住というか、引っ越しにあたって最大の懸念だったのが「今の家、どうするの?」という問題だった。
当然、当初はずっとそこに住み続けるつもりで、覚悟を決めて買った我が家である。まさか住み始めて一年半でこんなことになるとは想像もしていなかった。

結論としては、なんやかんやあって貸すことになり、無事借り手が決まった。ありがたや。

3月の東京出張に合わせて最後に家を見に行った時、もう貸し出し用のクリーニングが入った後だったので見違えるほど綺麗になっていた。
と同時に、それまでの生活感が一気に無くなり、人の手に渡ることを痛烈に感じてなんとも言えない寂しさが込み上げてきた。
(正確には、引き続き自分たちのものではあるのだけど)

中古の物件を買って、デザイナーさんと一緒に設計を考えて、内装や家具も自分たちでたくさん時間をかけて選んだ、自分たちの家。
「人が集まる場所にしたい」という想いを込めて作ったその願い通り、たくさんの人に遊びにきてもらい、次男を迎え、長男は兄になり、家族で楽しく暮らした家。
たった一年半とはいえ、家族との思い出がたくさん詰まっていた。

次にここに戻ってくる頃には、子供たちはもう大きくなってるんだろうなあ。もしかしたらもう子育ても一区切りついて、自分たちはおじいちゃんおばあちゃんになってるのかもなぁ。
と考えながら、家を出る間際に玄関で少しぼんやりしてしまった。

これから住む人たちにとっても良い家であることを心から願う。

というわけで、自分の中で、東京生活が完全に終わりを告げた月だった。
次は今治で、楽しい思い出をたくさん作っていこう。

グッバイマイホーム

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