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映画に出てくる異次元ラジオ

映画「ロマンチック金銭感覚」では異次元に接続するラジオが登場します。唐突ですね。そのラジオは何なのかは置いておいて、今回ラジオの音源を作ってくださったアーティストを紹介します。


昆虫学者の小松貴さん



小松貴 プロフィール
1982(昭和57)年生れ。信州大学大学院総合工学系研究科山岳地域環境科学専攻博士課程修了。博士(理学)。九州大学熱帯農学研究センターでの日本学術振興会特別研究員、国立科学博物館協力研究員を経て、2022(令和4)年4月からは在野の研究者として奮闘中。専門は好蟻性昆虫。『怪虫ざんまい』『絶滅危惧の地味な虫たち』『裏山の奇人』など著書多数。

私たちが小松さんを知ったのはNHKの「カルチャーラジオ 科学と人間 虫たちの不思議な世界」です。取材や撮影のため車であちこちを移動する間、小松さんのラジオを聴いていました。小松さんのなんとも言えない独特な言い回しと観点と膨大な知識が聞く人を飽きさせない魅力となり、何と言っても昆虫のことが本当に大好きなんだなぁといつも楽しく時間を忘れて移動していました。
そんな時、映画に出てもらえないだろうか・・・?というアィディアが湧きました。知り合いでもなんでもなかったのですが、なんとかして小松さんに出演してもらいたい気持ちでネット探偵の私は小松さんにコンタクトを取り、オファーをしました。すると、なんと承諾していただけたのです。
私は飛んで喜びました。生きているといいことあるなぁと感じたものです。

そんな彼が映画の世界でもラジオをしていて、映画でしか聴けないラジオを作ってくださっています。

もう一人は

ANTIBODIES Collectiveを主催するアーティストのカジワラトシオさん

カジワラトシオ プロフィール
90年代初頭のNYで磁気テープやSPレコードを使った独自の即興パフォーマンスを始める。クリスチャン・マークレイと世界各地をツアー、パフォーマンス・アートと実験音楽のイベント・シリーズ「PHONOMENA」をジョン・ゾーンが監督したスペース「TONIC」で5年間に渡る企画運営。また13年間、老舗中古レコード屋「A-1 Record Shop」の店長として、忘れられた音楽の発掘と再評価に貢献する。分野で活動、国内で演出作品を多数発表。2015年に「ANTIBODIES COLLECTIVE」を立ち上げ、より深い地域活性化支援や芸術教育の分野に貢献する活動の体勢をとっている。

ANTIBODIES Collectiveでは演出と音楽を担当なさっています。

ANTIBODIES Collectiveとは


「芸術と芸術生活、記憶と歴史、そして個人と社会の新しい関係性」を探求する様々な分野のスペシャリストたちの集合体として、音楽家・演出家のカジワラトシオと舞踊家・振付家の東野祥子によって、東日本大震災という転機を経た2012年に創案され、2015年に誕生。 それ以降、社内における「自由回遊型」と考えた独自の演出方法による舞台作品の上演やコミュニティー・ワークショップやアウトリーチなどの活動様々な鍛錬や境界がダイナミックに関わり合うコラボレーションの形態を発展させていくための環境を創り出し、そこに芸術に近く読まれた体験を、舞台やパフォーマンス・アートに関わる様々な人材とその叡智を、市民社会や教育、福祉の現場では今後も接続を行っている。詳しくはこちら

私も何度かパフォーマンスを観ているのですが、とにかく圧巻です。映画やファンタジックな世界が好きな私にとってはリアルに体感できる見たこともないアート!
日常の中にスーッと異次元へアクセスする感じがまるで白昼夢のような感覚にさせてくれます。いつもいろいろなシーンを目撃しているのですが、言葉にはできない程の体験。
映画では表現できないLIVEの凄みをぜひ皆様にも味わっていただきたいです。

そんな素晴らしい表現をされているカジワラさんにラジオの音源を作っていただきました。小松さんの声をラジオへと変換してくださいました。しかも普通のラジオじゃなく、異次元からのラジオ。
これができるのはカジワラさんしかできないのではないでしょうか・・・。
まさにANTIBODIES Collectiveで私が体験させてもらった世界を音で!!!ここまで表現してくださるとは。もう感無量でございます。

そこでANTIBODIES Collectiveの公演がまもなくです。
詳しくはこちら
私も撮影部としてお手伝い予定です。楽しみだ!!

といった2人のご協力でこの
「ロマンチック金銭感覚」版ラジオが完成しました。
劇場でもぜひともこのラジオにも注目してご覧いただきたいです。


京都出町座先行ロードショー
https://demachiza.com/movies/14211

緑茶麻悠




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