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IDEO Uの学びシリーズ③インタビューってどうやるの?

「正しい問い」を投げかけることは素晴らしいインタビューワーの1つの要素です。もちろんその準備も大切。

ここでのゴールは良いインタビューを行い、対象者の本音を引き出すことです。

最初に「ダメなインタビュー」のビデオがありました。なんか完全にやる気ない感じで①対象者に興味を持っていない ②個人の考えを述べる ③クローズド・クエスチョンを投げる(③に関してコミュニティに質問中です。アイスブレイクのために必要なんじゃないかと提案しています。→返信:オープンクエスチョンが一番です、クローズド・クエスチョンが便利なサンプルよこせよ→こび返信:いや、ざっくりすぎると思うんですよ、うまく答えられるひともいるけど、日本人はシャイだから簡単な質問でアイスブレイクしたほうが良いと思うのよね←いまここ)

ビデオの後半は「良いインタビュー」です。アイコンタクトや具体例を聞いたり、オープンクエスチョンなどが目立ちました。特に面白かったのが、スマホに関するインタビューで、対象者からスマホを実際に取り上げて、何を寂しく感じるか、感じないか?と問いかけていたこと。

対象者はメールや通知を気にしなくていい、けども息子と連絡が取れなくなるのが寂しいとのこと。

確かにな〜と思う場面で、その人の感情を聴いているのが印象的でした。

良いインタビューに欠かせない5つのコツ

・オープン・クエスチョン
これは対象者がどのように世界を見ているか、感じているか聞くことになります。例えば「どう〜」「いつ〜」「〜について教えてください」などです。自然に気になったら「なぜ?」と聞いてみること。

・具体例を聞く
これは対象者の「文脈」を理解するきっかけになります。もしなにかモノを見せてくれようとしたら、許可を取って写真を残しておくのもいいでしょう。

・山を作る
インタビューの最初では「広く」対象者を知ろうとします。何を気にしているか?などです。その後で本題に向かい「深く」対象者を知ろうとします。ここでは相手の感情に注意を払う必要があります。自分の感情は、思っているより人に伝わっているものです。

・信頼を築く
ボディランゲージが有効的です。ミラーリング(相手と同じ姿勢、行動をする)や表情を使って言葉は少ないけどたくさんコミュニケーションできる感じ。

・ギャップを見つける
人は「言っていること」と「やっていること」が異なる場合があります。(政治家なんかが代表例ですね)ここに豊かな物語とインサイトが住んでいます。相手の矛盾を突くようでタフな質問になりますが、信頼関係があり純粋な興味を持って聞けば大丈夫。

例えば、「先ほど〇〇とおっしゃいましたが、□□をしています。どうしてでしょうか?詳しく教えてください」

最も大切なことは・・・

「信頼」を築くこと。インタビューは練習によって磨けるスキルです。インタビュー中の自分の「在り方」がそのインタビューを良いものにするのか、失敗に終わるのか左右します。集中して本当にこの人を理解したいと思うことが一番です。

次回は「共感」についてです。


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