見出し画像

歴史は繰り返す。しかも、螺旋状に登りながら。

以前、『10年後に生き残れる地域の共通点とは?』という記事の中で、

日本史『約80年周期説』

の話を書きました。大きな制度改革は約80年周期で発生するという説です。


また、ファッション業界や音楽業界では『流行の20年説』というものがあると言います。発信者の小さい頃に流行ったものが再流行する、ということで大体20年周期になるのだとか。


こんな風に、おそらくあらゆる場所で「不思議な周期」というものは存在していて、それは行って戻ってというだけの話ではなく、少しずつ成長した状態(もしくは時代に迎合しながら)螺旋状に進んで行くのだろうなと。


そんなことを考えながら、先日『熱海の奇跡』を読み返してみました。学生時代に1年間の長期インターンを経験させてもらい、今はまちやど事業部のCMOとして関わっている、株式会社machimoriの代表取締役・市来広一郎の書籍です。

この本を読み返している中で、「もしかすると一周回ってきたのかもしれない」と感じました。まちづくりとしての螺旋状のサイクルが一周し終わって、また次のサイクルに突入するタイミングがいまなのかもと。


市来が新卒で入った会社を辞めて熱海に戻り、最初に立ち上げた NPO法人atamista の設立は「2009年8月1日」と約11年前のことです。

いまは、あの頃と同じなのかもしれません。


たとえば、熱海の魅力を知らず「熱海は何もない」と言う地元の人たちに向けて始めた『熱海温泉玉手箱(通称:オンたま)』。一定の役目を終えて終了しましたが、当時とはまた違う属性の人たちが増えた熱海で、また改めて始める価値はめちゃくちゃありそうな気がします。

また、当時南熱海でスタートした『チーム里庭』の活動も、いま社内スタッフの中で芽吹き始めている畑プロジェクトとリンクする部分も多いです。


2010年前後に種を撒いた『オンたま』や『チーム里庭』が、2010年期の『CAFE RoCA』『guest house MARUYA』『海辺のあたみマルシェ』などに繋がっていったように、

2020年前後に撒く種(プロジェクト)が、巡り巡って2020年期を支えていき、ずっと目標に定めてきた【2030年】に向けての大樹に成長するのかもしれません。


歴史は繰り返す。しかも、螺旋状に登りながら。


胸に刻みながら、明日からまた全力で脳内に汗をかいていこうと思います。


- - - ✂︎ - - -


というわけで、今日の記事は以上です。
熱海のことをよく知らない人には「???」な内容だったかもしれませんが、よければ『熱海の奇跡』を読んでみてください!

では、またあした〜!

▶︎ 合わせて読んでほしい記事 ◀︎
≫ 10年後に生き残れる地域の共通点とは?
≫ ウィズコロナ時代の正解は、まだ誰も知らない。
≫ 今後に向けて「ファン」の定義をきちんと言語化してみた。


2018年春から2020年春までをまとめた続編『熱海の軌跡』を出版できると面白いなと妄想している今日この頃なのでした。そのための『妥当コロナ』ですね!

サポートしていただいたお金は、CAMPFIREパートナーの認知を広め、より多くの人にクラウドファンディングを安心して利用してもらうための活動資金として使わせていただきます。