#特別養護老人ホーム
福祉と医療の葛藤(特別養護老人ホームの暮らし・最終章)
特別養護老人ホームでの暮らしについて何度か書いてきました。高齢福祉サービスを使うということは、特別なことではなく、あたりまえのことになりました。また、高齢福祉サービスを使わないと自分や身内の生活が維持できなくなることがあります。もっと高齢福祉サービスを身近に感じる必要があります。そこで、私のお袋が暮らす特別養護老人ホームの暮らしについて書いてきました。これが最終章です。
高齢福祉サービスは突然に
さよならのあいさつはだいじな時間です
休日はのことです。娘が、予定時刻になってもアルバイトから帰って来ませんでした。あとから理由を聞くと、利用者一人ひとりにお別れを言っていたら帰れなくて…と笑っていました。
バイトをあがるときのあいさつ娘は、家の近所の高齢者デイサービスでアルバイトをしています。休日の早番は、利用者がたくさんいる時間にあがります。そのため、帰り際のあいさつが大変とのことです。
利用者一人ひとりに話しかけると大変なこ
好きな物を食べたい!(コロナ禍における高齢福祉サービス)
私のお袋は特別養護老人ホームで生活をしています。このコロナ禍において、お袋は今まで以上に自由が利かずストレスを抱えています。また、同様にホームの支援者はたくさんの不安を抱えています。その中で、ホームの支援者は、いろいろな工夫をしてくれます。
コロナ禍における面会私のお袋が入居する老人ホームは、私の職場のすぐそばを選びました。そのため、頻繁にお袋に会いに行くことができます。しかし、このコロナ禍にお
特別養護老人ホームについて
特別養護老人ホームに入居しているお袋が、病院を退院してホームに戻りました。今回は約1週間の入院でした。
お袋は86歳です。ホームでぜんそくの発作を起こしたため、ホームの職員が病院に連れて行ってくれました。病院に見舞いに行くと、大騒ぎして病院に連れて来るから入院させられたと、ゼーゼーしながら怒っていました。それが元気になり、先週末にホームに戻ってきました。退院は、介護用のタクシーで迎えに行かなけれ
食べたい物を好きなだけ食べる
お袋が特別養護老人ホームで生活をしています。幸い、職場から車で10分ほどの場所なので、ひんぱんに顔を出すことが出来ています。たいていは、おやつの差し入れです。
最近はインフルエンザの影響で、居室棟に入ることができません。ロビーで面会します。そこで二人であんパンを食べながらコーヒーを飲んでいました。私はブラック、お袋は昔からあるしっかり甘いコーヒーです。
その横を支援者が通り過ぎたときのことです