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特養のお袋との面会

お袋は、特別養護老人ホームで暮らしています。ホームで暮らし始めて2年以上が経ちました。今日は、私の家族が、私と一緒にお袋に会いに行ってくれました。今は面会も簡単にできません。

私のお袋は、親父が亡くなったあと、私の家から車で1時間以上かかる町で一人暮らしでした。今から6年ぐらい前、目の手術で大学病院に入院をしました。そこで退院の前日に転倒し、大腿骨を骨折をし人工関節になりました。その後、この怪我をきっかけにして、私の家の近所に引っ越してもらいました。

お袋の一人暮らし

最初の内は、一人で歩くことができました。しかし、加齢に伴い、次第に歩くことができなくなりました。そのため自宅にいるときは、ほぼベッドの上という生活になってしまいました。それに伴い、デイサービスに行く日数が増えました。

お袋は、もう少し家でゆっくりしたいと言っていました。しかし、訪問をしてくれるヘルパーの人数が限られていたり、住んでいたアパートの構造上、トイレの改造ができず、毎日、デイサービスですごさなければなりませんでした。

不便な思いをさせてしまいました

夏場は、一人で家ですごしていると熱中症にかかる心配があります。また、お袋は、エアコンのボタンを押し間違えると、元に戻すことができませでした。真夏に暑い風が出て困っていました。

食事の面でも不自由をさせていました。私が、仕事帰りに夕飯を買って届けていました。私の帰りが遅いと、それまで待っていなければいけませでした。また、ベッドの上で食事をするため、食べやすい物ばかりになり食べる物が偏っていました。

その後、ヘルパーで生活をすることにも限界がきてしまい、特別養護老人ホームに入居しました。

特別養護老人ホームに入居

ホームは、私の職場の近くを選びました。私の仕事は、休み時間が厳格に決まっていません。その日の状況で休み時間をとります。また、頻繁に外まわりがあります。おかげでちょっとした合間、週に3日ぐらいは、お袋のホームを訪問できました。

しかし、最近はコロナの影響で訪問をしても会うことができません。ホームのスタッフもいろいろ工夫をして、ホームの中と外、ガラス越しの面会など対応してくれます。しかし、スタッフの手が足りない時間や食事の時間にぶつかることも多く、なかなか会えません。会えないときは、差し入れだけで帰って来ます。

今日は、私もひさしぶりにお袋に会えました。ただし、私たちは、ホームの外、日の当たる場所だったので長居は危険でした。お袋も「暑いからもう行きなさい」と気を使ってくれていました。わずか5分ぐらいで、汗だくでした。

お袋は、一人暮らしをしていたときよりも元気です。こんな真夏日でも安心です。ホームの皆さんのおかげです。

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