EP.7 La Palma
カナリア諸島は全部で5つの島々で構成されています。
Tenerife
La Gomera
El Hierro
La Palma
Gran Canaria
Fuerteventura
Lanzarote
この内、最も大きいのはTenerife島であるが、カナリア諸島の州都であるLas PalmasはGran Canaria島にあります。これらの島の中でもIsla Bonita、"美しい島"として名高いのがLa Palma島です。La Palma島はTenerife島から飛行機でわずか30分の位置にあり、船でも十分にアクセス可能です。
到着
La Palma島に到着したのは昼過ぎでした。なので到着してからは特に何かをするわけでもなく、そのまま宿に向かい、夜を過ごしました。Tenerife島で既に路上駐車の洗礼を受けていたので、落ち着いて宿に近い駐車スペースを探し出して駐車できました。
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トロピカルだがどこかヨーロピアンな雰囲気が癖になる
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ただ、スーパーで買った粉末スープも同じような味だったので
スペインでは一般的な味付けなのかもしれない
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Isla bonita
結果としてこの小さな島を100km近くと運転することになりました。早朝に宿を出て、僕が1番楽しみにしているロケーションであるRoque de los muchachos に向かう。そこは島で最も標高が高い場所であり、天文台も設置されている。La Palma島は世界でも有数の星の観測地として知られており、島で最も高いRoquede de los muchachos は最高の観測地となっています。
ミライが中々起きなかったので日の出は逃してしまったが、Roque de los muchachos で1日を始められたのはよかったです。
小さな島で麓の広がりがないから、まるで空に浮かぶ小さな岩場の上にいるような気分でした。夕焼けと星空を見にまた戻ってこよう。
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Puerto de Puntagorda
Roque de los muchachos での朝を堪能した後、一気に海岸まで下る。画像の地図に赤いピンで示されているのが次の目的地です。
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Puntagordaという街の側にあるこのスポットはPierto de Puntagordaと呼ばれ、地元の漁師小屋の集落になっています。Puntagordaも十分海に近いのだが、そこから更に海岸線に下っていく。特に最後に車を停められる場所までは非常に細く信じられないほど急勾配な道を下っていく。しかし下ってからの景色は圧巻でした。
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崖に人によって掘られたのか、波による浸食で掘られたのか、小さな空間に白い小屋が所狭しと並んでいた。僕が訪れたときは完全に無人だったが、夏になったら漁師たちで賑わうのでしょうか。
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少し早いがお昼は地上?に戻り、海岸線沿いにあった何でも屋のようなレストランで肉とポテトをいただいた。お肉は全体的に硬く、価格はそれなりに良い値段なのだが少し残念でした。
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ランチ後、まだまだ夕景までに時間があったのでさらに車を走らせてみる。
なんだか甘いものを食べたくなったので調べると出てきたカフェでお茶をする。すると、ここが大当たりでした。
このカフェテリア。
屋外にも座席がありとても過ごしやすかったです。
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最後の撮影
今回の旅行ではこれが最後の撮影になりました。再びRoque de los muchachosに向かいます。
夕景を狙い、そのまま世界屈指のロケーションで星空を撮影します。
いったいどんな景色を見ることができるのか。道中の車ではそのことで頭がいっぱいでした。
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荒野の上に点在している様がおもしろい
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骨を思わせるタヒナステが荒々しい島の一面を醸し出す
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夢中でシャッターを切った。しかし、見返してみると個人的には微妙な構図が多い印象でした。なんというか、単純に星空を撮影しただけで、ひねりが無い構図が多いように感じます。これに関しては正直、星景撮影の場数が足りていないのが原因に感じています。また、カメラ側の撮影設定も詰め切れていなかったよう。あと、もう少し広角のレンズがあってもよかったように思う(今回は20mmだけ)。
星景写真の難しいところは、前景に何かを入れる場合、構図の追い込みが難しいところだと思っています。撮影してはじめて構図に対するフィードバックが可能になる。最近のカメラにはスターライトビューというライブビュー時でも構図確認がしやすくなる機能が搭載されているらしいが、それを使ったところで…という感覚。結局場数が足りていないので、これからどんどん撮影回数を増やして上手く撮れるようになれればなと思います。
最後に
以上でスペイン編は終了です。実はこのチャプターを執筆しているのは2024年の1月です。そう。すでに旅行した頃から1年以上経過しちゃってます。いろいろ思い出しながら記事を執筆していたわけだが、張り切っていろいろ書きすぎていたのでもう少しライトな手記にしたいなと書きながら思ったりした。Ep0で気合の入った意志表明みたいなものを書いてしまったので「ちゃんとした読み物を書かなきゃな」という想いに縛られ更新の手がかなり遅くなっていたのは紛れもない事実です。
2024年1月までに、
厳冬期蔵王
残雪期木曽駒岳
GWの道東
春の尾瀬
夏の常念岳
秋の大天井岳
晩秋の双六岳
と撮影に行ってはいたのですが、写真以外で記録を残せていないのがもったいなかった…。すべてはこのエピソードの更新が滞ってしまっていたから…です。
これからはもう少し気軽に読める報告書兼手記のようなものをお届けできたらと思います。
それでは。また。
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