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「○○と言えば」になる

最近はいい商品、いいサービス、いい人が溢れている。

よく言えばそれぞれの提供されるものに差がないくらい良いものが増えているということ、悪く言うと特徴がない


そうなるとどうなるか。

結局名前が知られているモノの方が選ばれる。

じゃあどうして名前が知られているモノの方が選ばれるか、というとそこに対しての信頼性があるから。

つまり選ばれるモノ、買ってもらえるモノになるためには、まずそのスタートラインに立たなくてはいけなくて、昨今はそのスタートラインに立つことすら難しいのが現実だと思っている。

そしてそのスタートラインに立つために必要なのが、

「○○と言えば」になること


だと思い、今回のタイトルにした。


つまり”第一想起される存在になる”ということだ。

よく「ブランディング」という言葉で語られるのもこの部分であろう。
ブランディングについては絶賛学び中なのでいつかまた記事に出来たらとは思っている。


今はそれくらい、実力だけで知られるということは難しくなっている気がする。上記したように、それだけ良いもので溢れているから。差別化しづらいから。したがって埋もれてしまう。そして埋もれたものは、もう日の目を浴びない。

誰か見つけてくれるだろう、という他力本願では上手くいかない時代なのだ。でも時代の流れはそれをわかっているみたいで、誰でも発信できる時代になった。

「自分とはこういう人物です」
「うちの会社はこういうことやっています」

など、過去だったら何かに取材されないと普通の人は知れなかった情報も、今や自ら発信できるようになっているのである。

私もそういった意味でTwitterで「農福連携日記」というのを始めている。

そもそもの「農福連携」というものの認知度の低さに一石を投じたい狙いもあるし、あわゆくば「農福連携といえばリハス」といったような状態まで持っていければ理想である。

まだまだ日々模索中ではあるが。


大きな視点から見れば、このnoteだって私の一つのブランディングになっている。

文章を書くと言えば自分みたいになっていき、ありがたいことに何人もの方に見ていただいている。

そして見られる、選ばれるということはガッカリさせないようにより良いものを作ろうという意識になり、好循環につながっていく。そういった面でも「選ばれる経験の重要性」ってめちゃくちゃ感じていて、その「選ばれる」ためにも「○○と言えば」になることはめちゃくちゃ重要なんだと思う。


ここまではデジタル面でのアプローチをしていたが、これは日常生活においても同様なことが言える。

例えば真っ先に浮かんだのが野球のベンチ入り。
「日常生活ではないやん」という声が聞こえてきそうだが。。

高校野球は夏の県大会、ベンチに入れるのが20人と決まっている。

もし自分の高校が部員100人で、その中から20人に選ばれるのって結構至難の業だ。だけど野球っていろんな役割がある。試合に出る9人もいれば、ランナーコーチ、代打の切り札、いろんなポジションを守れる選手、中にはムードメーカー的存在も必要。

もし技術が周囲に比べて劣っていたとしても、誰よりも元気で誰よりもチームを盛り上げていれば「ムードメーカーと言えば○○だから、あいつ選ぶか」となる可能性がある。


それくらい「○○と言えば」になるブランディングって重要なのだと思っている。

そしてこれからの時代、もっともっと質のいいモノが増えていく流れの中でその重要性はますます増していく。



今からでも遅くない。

何でも万能に、器用にこなすのも悪くはないが、何か軸を決めてそこに対して極めていくという選択を自分の中に持っていてもいいのかなって。これからを生きていくうえでの賢い選択なのかなって思っている。

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