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日本一奨学金をうまく使う学生が教える、奨学金ハック術

こんにちは、りょーです。

今回は新年度に突入するということで、「勉強はお金になる」という実体験を、進路や奨学金に悩んでいる人に向けて書きたいと思います。

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正直、自分は日本で一番奨学金をうまく利用していると思います!
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率直に、私はこれまで「奨学金」という名目で約750万円受け取っています
給付だったり、貸与であっても返還免除に選ばれたりで、返済の必要は一切生じていません。

この記事が参考になって、「こういう考え方もあるのか」、「こういう選択肢もあるのか」となっていただければ幸いです。

そうすれば今後奨学金などを取ろうと思っている人には、非常に重要な考え方の起点の一つになるはずです。

音声にもしてみたので、よければこちらでもどうぞ。

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この記事では、ここまでできた経緯と、どのようにしたら奨学金を給付の形で受け取れるのかを実体験を元に徹底的に解説します!

正直自分も体験するまでは、めちゃめちゃ勉強すればそれが直接お金に変わるなんて全く知りませんでした。

めちゃめちゃ勉強したら、新しい目標が見え始めて、バカだった自分が天文学者になろうとしているんですから、驚きですよね。



今回の奨学金の話は、大学院からの話が主です。
社会人大学院生を考えている人だったり、これから大学生になる人や、学部生、高校生にも有用です。仕事術の一つとしてみてくれても嬉しいです。

変に美化したり、理想を押し付けたりは一切しない、実体験を元にした「勉強=お金」のお話をまとめました!


貰った奨学金の種類

私がこれまでにもらった奨学金は4種類「日本学生支援機構第1種奨学金(修士)」「日本学生支援機構第1種奨学金(博士:受給中)」「中央大学海外留学奨学金」「中央大学大学院給付奨学金 」です。

前2つに関しては、一般的に認知されている貸与型の奨学金です。
自分は学部に関しては奨学金をもらわずに過ごすことができましたが、修士課程には学費をこれらで賄うことを条件に進学しました

後ろ2つは大学内に設置されている給付型の奨学金で、大学での成績や残した成果物(研究や学外活動)を評価の軸としてもらえるものです。

敷居の高さだけでいえば、貸与型の方が低く、給付型の方が高いです。理由は簡単で、貸与であれば最終的に貸した側に帰ってくるのでマイナスではないからです。

そして最初に書いたように、私は貸与型奨学金に関しても返済義務が免除されています。貸与期間に優秀な成績を納めた人は免除になるんですね。
自分は研究に没頭して、圧倒的な成果を残してきたのでそれに認定していただけた、ということです。

つまりは、システムをハックしたものが勝てるようにできているんです。
最終的に返済が免除になるということは、その期間勉強してきたことに対して、対価が払われたとも考えられるんです。

ここで「勉強=お金」という直接構造が成立するんですね。
では、どうやって奨学金を手にすることができるのかを詳しく書いてみようと思います!

その前に、自分の中で、これまでの経験を元に変わってきた奨学金と言う存在への印象を示します。
奨学金は「借金」ではなく、「給与」なんです

奨学金を給与体系に焼きなおしてみる

奨学金というと「借金」と考えがちですが、自分は奨学金は「給与」だと考えられると思います。

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学生は、裁量労働制で働かされていると考えればそれは納得できると思います。
裁量労働制とは、与えられたタスクを達成する、という仕事形態。
アルバイトのような勤務時間で給与が払われる形態とは違います。

これを逆に考えれば、仕事ができなければ給与をもらう資格がないということ。
仕事の達成に対して給与が発生するからです。

私がもらった奨学金を例に取ると、毎月定額で貸与される日本学生支援機構の貸与型奨学金は「月給」ですね。

そして、時たま貰える給付奨学金は「ボーナス」です。業績がいいから、追加でお金をあげるよ、というスタンスだからボーナスと考えられますね。

貸与奨学金に用意されている「返済免除」は、一定以上の成果をしっかり残したものに与えられるシステムです。
つまり、仕事を遂行したから「給与」に変わるわけですね。
逆に言うと、求めた仕事量がこなせていないんだから、給与は渡せないよ、奨学金返してよ、ということで返済になります。

こう考えれば、学生の立場に甘んじて遊んでいる場合ではないですよね。
若干ハードワークにはなるかもしれませんが、しっかりと働いて「給与」をもらって、「ボーナス」をもらいにいきましょうよ!

これができれば社会人に舐められることもないでしょう!!

では、奨学金をうまく使いこなすためには、どうすればいいのでしょうか?
私の経験から見えた「ハック術」を紹介します。
一言で言えば、「ちょっとした物事の見方と根性」です。笑

学校の成績をなめるな。

見出しのままで、大学の成績を学生は舐めすぎていると思っています。
学校の成績さえとってしまえば、奨学金を返済しないようにすることに大きく一歩近づくと思います。

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そもそも、大学というのは遊ぶためのところではなくて勉強すry...なんでクソみたいなアドバイスをするつもりなんてありませんよ笑
普通に遊びますもんね、楽しいし。

まぁそんなことは置いておいて、奨学金とは「お金」というわかりやすい価値を受け取れる制度ですよね。
貸与奨学金を貸す側から考えた時、貸す側だって変なやつには貸したくないですよね。見方を変えればすぐにわかることだと思います。

そして、奨学金は「勉学に励むために与えるもの」というのが大前提(スポーツ、美術、ビジネス特化のものは別)です。

ならば、勉強の結果として出てくる「成績」が全ての評価基準になることは明らかですね。
大学院生であれば「研究成果」が全てですよね。

もちろん成績だけが人生の全てではないですが、「奨学金を借りる、もらう」という視点から見れば、成績が全てです!

別に人間的にいいやつかどうかなんて、どうでもいいんですよ。
お金を貸すなら返してくれる人にしか貸したくないし、お金をあげるなら卓越した人にあげたい、なんて当たり前です。

なので、ここで書くことは「学生としてこうであれ」ではなく、「奨学金をハックする」という視点で見れば、成績が全てだ、ということです。

これをしっかりと頭に入れておくだけで、作業クオリティー、作業量には大きな変化が生まれるのではないでしょうか?シンプルに考えましょう。

大小関係なくコミュニティーで1位をとれ。

色々な奨学金をかっさらうには、自分がいるコミュニティーで一位であればいいです!

ここでは、自分のストーリーを軸に、コミュニティーごとに1位を取っていくことで未来が好転していくことを証明します!!

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これ、意外と難しいことでもないですよ。

これを達成するには次の章で書く、「狂ったようにやりまくる」です。具体的な話はそちらに譲るとして、ここでは1位を取るメリットと、奨学金への繋がりを書きます。

この「1位を取る」、は今の自分の座右の銘というか、色々とやっていく上で達成してきたことなんですが、所属コミュニティーで一番になれば大概のことはいい方向に転がっていくことをこれまでの短い人生で実感してきています。

ここでいうコミュニティーとは、「大学」という大きいくくりでもいいし、「学部」「学科」「研究室」という単位でもなんでもいいです。


自己紹介でも言っていますが、私は受験勉強を始めた高校3年生の始まりのときの模試の結果、偏差値は36です

こんなんじゃ大学なんかいけないし、これで行ける大学なんていきたくなかったので、予備校に通って死に物狂いで勉強しました。周りに引かれるぐらい。

その結果、予備校では数学は校舎1位になったし、高校では理系科目全て1位になりました。

この時は、自分はバカだから死ぬほどやらないとダメだと、ある種の病気のような状態だったかと思います。

まぁその結果中央大学に入学できた(自分のレベルからしたら大金星)ので、報われたな、というところ。
これで、「1位を取ることで物事はうまくいくんだな」という気づきが生まれたんだと思います。


大学時代は正直まぁみんなが勉強してないから、少しやればどうにかなるだろう、と熱心とは言えない程度勉強をして、学科での成績は10番ぐらい。
(さっそく口だけじゃねぇか、って話です笑)

切り替えたのは学部生4年次から。研究室に配属されます。まぁ10番目ぐらいなら好きな研究室が選べるので第一志望に入れます。

そこからは、どうせやるなら死ぬ気でやるか、と思い研究室に入り浸りました。
研究という分野は東大生、京大生などと競って行かなければいけないので、MARCH程度の人間は彼らの何十倍もやらないとかてないからです。

そして、修士課程の学生が残すレベルの成果を4年生で残しました。

この時の気持ちとしては、大学院にいく前に成果を出しまくれば修士でももっとスゴイことができるし、奨学金を借りるから絶対免除されるはずだ!という意気込みで頑張っていました。


これは確実に学科内の同期に比べたら、ダントツな成果でした。一番目立った成果を出している学生であった自負があります。

その後修士課程に進学してからは、4年次に残した成果を評価されて、同学年では1人しか選ばれなかった「給付奨学金」の対象者に選ばれました。これが25万円の給付です。

ここからさらに成果を残すスピードをあげていって、博士課程に入るまでこの25万円の奨学金は毎年もらえていました。

そしてこの積み重ねのおかげで、修士課程を「首席」で卒業して、修士2年間で、月88,000円の貸与を受けていた奨学金を全額免除されました。

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↑首席になって卒業式で代表で証書をもらっている後ろ姿ですw

その後博士課程に入学してからは、これまでの卓越した研究成果が認められて、日本学生支援機構の博士課程における今後3年間の奨学金を入学時に「免除者」として内定をもらいました!
つまり、形としては「貸与」だが、博士が無事終わればそれを免除することがもう決定しています、という新設の制度です。

これは大学全体で1人しか選ばれないもので「大学」で1位をとったことになります!

このシステムは最近できたものなので、博士課程を考えている人はぜひチェックしてくださいね!


上のストーリーを聞けば、頑張れば進学してもお金もらえるじゃん、となりませんか?

運がよかったのもありますが、圧倒的に成果をあげて、1位を取り続けた結果、「報酬」が入ってきたと考えています。

繰り返しになりますが、必要なのは「運」と「圧倒的な仕事量」だと思っています。
次ではその「圧倒的な仕事量」について、自分なりの取り組み方とその時の心持ちについて考えていきます!


狂ったようにやりまくれ。バカなんだから。

少し宗教臭がするかもしれませんが、「圧倒的な成果」を出すには狂ったように「圧倒的な努力」をするしかありません。

サラーっとやってうまくいくことなんて、ないんじゃないかなと自分は思っています。

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大事な心持ちとしては「自分はバカ」だということだと思います。

私の場合はスタートが偏差値36から始まっているからこれを実感しやすかったですが、ここまで大学院を順調に進んできた今でも「自分はバカ」だと思い続けています。

というよりも、これがなかなか抜けないんですね。
だからと言って自分に自信がないわけではないですよ。これまで努力をしてきて、成果をあげていることは、確かな自信です。

しかし、物事がうまく進んでいくと、その先にまた自分の能力をはるかに超える壁があるんです。
そしたら結局また自分の無力さを痛感するので、また死ぬほど作業に没頭します。

私はこれまでかなりかなりの仕事量に自分を追い込んでいると思います。

大学にいくために、偏差値を36からあげるために、夏休みとかはリアルに1日15時間ぐらい勉強してました。

研究に関しても朝から夜まで研究をして、土曜日も作業をしています。
分野だってデータ解析だけでなく、衛星運用もしているし、ヨーロッパの人工衛星の望遠鏡開発もするし、小型衛星の開発もします。

もう何にでも首を突っ込んで、全部終わらせるんです、どんだけ時間がかかってもいいから。

これだけだと不安なんで、副業を始めるために、研究と並行してAIプログラミングのスキルを習得したりもして、実際にAIエンジニアとしての副業も始めています。

自分はバカだから、逆にこれぐらいやらないと第一線の人たちに並べないと思っています。
まぁ若いからできることではあると思いますが、やれる時はやっておきたいんです。


うまくいくのか?と思うかもしれませんが、こんだけ死ぬほど仕事をすれば絶対にうまくいくと思います。

理由は、他の人はそんなに死に物狂いで努力してはいないからです。

例えば大学院生を例に取ります。
世間一般で見て、「大学院卒=すごい」みたいな傾向が少なからずあると思います。これはかなり的外れな印象です。

大学院生なんて一部をのぞいて、大学生の延長程度でなぁなぁに過ごしているやつが多いです。そんなんに比べたら大学や大学院に行かずに働いている人の方がよっぽどスゴイです。

なので、少し頑張れば彼らとの差別化は簡単なんですね。

差別化ができれば、あとは引き離すだけです。そうすれば、簡単に1位は見えてくるし、奨学金の免除は十分狙えます。
奨学金の免除は、「そのコミュニティで何人」、と決まっていることが多いですから、成果での差別化は返済免除に直結です!シンプル!!

社会に出てお金を稼ぐ方がよっぽど複雑なんじゃないかなと思っています。人間関係やアイデア勝負も含まれてくるんですから。

しかし、学校の場合はシンプルです。わかりやすい成績や研究成果を積み重ねまくるだけで、自分の力も伸びて、その努力がお金に変わるからです。

最終的に奨学金などに繋がらなかったとしても、そこで鍛え上げられた能力で、社会に出てからお金を稼げばいいんです。笑


まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまで奨学金をうまく使っている学生は他にいないのではないのでしょうか?

こういう経験をしている人間がいる、というだけで少しは今後の進路について考えやすくなったり、何かの参考になれば嬉しいです。

自分が触れてきた奨学金以外にも、いくらでも奨学金の種類は存在すると思います。
自分が将来苦労しないために、視野を広げてしっかりと調べ上げることが一番大事ではないでしょうか。

自分もこれからも気合い入れて頑張っていこうと思います。

この記事が、悩んでいるどなたかの救いになれば幸いです。

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