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これからのマネジメントを考えるシリーズ③描写の細かいビジョン+KPIが僕の答え

こんにちはー!

今日のnoteは「これからのマネジメントを考えるシリーズ」第三弾の「描写の細かいビジョン+KPIが僕の答え」についてお話します。


恐怖によるマネジメントはしたくない

昨日、一昨日と
・恐怖によるマネジメントはこれからの時代に合わない
・でもマネージャーの力量不足により、恐怖によるマネジメントが最適解になってしまう
というお話をしました。


僕は、マネージャーになったばかりのころ、間違いなく恐怖によるマネジメントをしていました。
そして、今、それをものすごく反省しています。
ただただ、嫌な奴だったな・・・と。

しかし、僕は運が良かったほうで、多くの人は反省するチャンスに恵まれるとは限りません。
なぜなら、人間は自分を正当化するものだからです。

実際、僕が反省するまでの間にも3年もの時間と、大きなきっかけが必要でした。(また、noteにしようかと思います)

現実には、恐怖によるマネジメントを反省するどころか、自分が恐怖によるマネジメントをしていることを自覚することさえ難しいです。たぶん、いじめの加害者も同じ構図なのではないでしょうか。


恐怖によるマネジメント→自己正当化→恐怖によるマネジメント→自己正当化の無限ループは恐ろしいです。
恐怖によるマネジメントを反省する→「仕方なかったんだ・・・」→また反省する→「あいつには、強い指導が必要なんだ・・・!」→また反省する→「これが正しい教育だ!」→反省しなくなる・・・・
という形で、いつか、自分を顧みることも、恐怖によるマネジメントをしている自覚もなくなっていきます。(僕はそうでした)

後になって恐怖によるマネジメントをしていることに気がついても嫌な気持ちになるので、たとえ時代にあっていたとしても、恐怖によるマネジメントはしたくないと、僕は思います。


恐怖によるマネジメントにかわるもの

では、恐怖によるマネジメントにかわるものは何があるのでしょうか。
僕は
「描写の細かいビジョン+KPI」
がキーワードだと思っています。

まず大切なのは、マネージャーがどのような成果を、どのように達成したくて、どんなチームにしたいのか?ということを、ディティールまで細かくイメージしていることであると考えています。
しつこいですが、数字だけで管理して、恐怖でマネジメントすることのスタートは、数字の達成以外のやりたいことや基準がないからです。

細かいビジョンがあることによって、数字以外の基準が生まれることが、恐怖によるマネジメントから脱却する第一歩です。

そして、そのビジョンに愚直にまっすぐ向かいます。
間違っても、「とはいえ、数字も大切だからな!」とか言ってはいけません。
そのビジョン(マネージャーが良いと思うチーム像)が、それが数字や成果を上げるための手段になっていないのであれば練り直しです!
なぜなら、成果に繋がらないビジョンがありたい姿なわけがないからです。
それは、やらなきゃいけないから無理やり作り出した美しいだけのビジョンと何も変わりません。

これは、口先だけのキレイゴトから脱却し、本物のキレイゴトを言うためのアプローチです。
細かいビジョンはそのまま、チームを活性化し、成果につながるものをイメージしましょう。


そして、その描写の細かいビジョンに準じたKPIを設定します。
ここで、経営的な数字にインパクトするKPIしかとならなかったり、形だけ働きがいサーベイみたいなことをするけど、何も手を打たなかったりするので、また恐怖によるマネジメントが最適解になってしまいます。

マネージャーが本気でイメージする理想のチームに近づくには、何をもって測定するのが良いのか、真剣に考えて行きましょう。

僕がこれまで、KPIとして設定したのは、
・自分から挨拶する人の数
・メンバーが自分から相談してくれた数
・お客様の満足度アンケートの返答率(もちろん回答内容も)
・お客様からの感謝の言葉の数
・従業員満足度調査のサーベイ結果
などなど。

アンケートの返答率は会社から向上施策が出されて自然な数字が取れなくなったり、お客様の感謝の数を数えるのは不確実すぎたり・・・と、とん挫したものもたくさんあります。
でも、それと真剣に向き合うことで、恐怖によるマネジメントが最適解になっているときのKPIである、顧客数とか客単価みたいなKPIだけではないものを追いかけることになります。

売上=顧客数×客単価
みたいに明らかでMECEなKPIにはならないかもしれません。
もちろん、マネージャーとして、MECEなKPIのウォッチは大切な仕事です。メンバーとの共有も必要でしょう。

でも、メンバーには、
「ビジョンの理想が体現されていたらこうなる」という指標を設けて、さらにその指標が○○になったら、売上は○○になるといった仮説を立てて実践してもらうのです。

そうです。
単純に今まで数字で詰めていたときのKPIと同じように、お客様の笑顔や喜びに繋がる指標を定めたり、社会貢献できていると言える指標を定めて、それにまい進するのです。

そうすれば、もう、めちゃくちゃ詰めても大丈夫です。
全然、恐怖はないですし、僕らは、社会への貢献のために常識の範囲で(時にはその範囲を超えて)頑張ることができる結構純粋な思いを持っていたりするので。


最後に

今日は、「描写の細かいビジョン+KPI」がこれからのマネジメントに大切なのではないかというお話をしました。
後半には、まるでその方法ですべてがうまく行っているかのような書き方をしました。
が、正直な話、僕も最近思っている仮説であり、何かものすごい実績があるわけではありませんw

僕は「描写の細かいビジョン+KPI」に拘ってこれからのマネジメントを考えて行こうと今、まさに模索中なので、ふわふわした言葉で書いたら自分が迷ってしまいそうだったので、少し強めに信念を込めて書きました。

本当はさまよっている最中なので、素敵なチームにふさわしいKPIのアイディアがあったら是非教えてください。
実践しやすい、これ!っていう指標が見つかったら、素敵な世の中になる気がします。

では、また!




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