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これからのマネジメントを考えるシリーズ①恐怖によるマネジメントがダメな理由

こんにちはー!
今日から、3回にかけて「これからのマネジメントを考える」というテーマで話していこうと思います。

第一弾は「恐怖によるマネジメントがダメな理由」です。


やらせればいい時代ではなくなった

僕は、マネジメントにおいて、「数字を詰める」とか「怒りで動かす」とか「減点法で脅かす」というものは時代遅れになっていると考えています。

なぜなら、今は、やればやるほど結果が出る時代ではないからです。

僕が15年以上従事してきた人材サービスの営業現場では、以前はお客様に訪問したり電話したりした分だけ、売上が上がっていました。
その時代は、営業パーソンはできるだけ訪問するのが売上を上げる方法でしたし、マネージャーはできるだけ訪問させるのが売上を上げる方法でした。

ただ単に訪問させればいいだけなら、恐怖によるマネジメントが最適解です。
なぜなら、簡単だから。
逆に優しくしたり、マネージャーが舐められてしまうと売上は上がりませんし、「お客様のために丁寧にやろう・・・!」などのオリジナリティも売上のためには邪魔でした。

そうして、やればやるほど結果が出る時代では、僕たちが恐怖で動いてしまう以上、恐怖によるマネジメントが正しかったのです。


しかし、今は時代が変わりました。
最も変わったのは、訪問すればするほど売り上げが上がるというほど単純ではなくなったことです。
そのサービスはどれだけの価値を提供してくれるのか、その会社はどれだけ社会に貢献しているのか、持続可能な社会に対してのスタンスはどうか、商品以外の部分のサービスはどうか、その会社を、その営業を応援したいか、一番安いのはどのサービスか・・・・
お客様がサービスを選ぶ視点も多岐にわたってきています。
価値観や新しいサービスが多様化する中で、今まで競合していなかったような性質のサービスも競合するようになりました。

これは、人材サービスに関わらず、多くの業界に訪れている変化ではないでしょうか。

そう、恐怖でやれせれば良かった時代ではなくなったのです。

相変わらずやらせればいい場面もある

とはいえ、恐怖か否かは別にして、やらせればやらせるほど良いという場面もまだあります。

一つ目が、実際にやった数だけ比例して結果が出るものです。
何かを運ぶとか、工場でのライン作業などは、今もやればやるほど結果が出ると言えるのではないでしょうか。(それでも恐怖でやらせるのは疑問ですけども)

二つ目は、マネージャーの力量が及ばない時です。
僕は今でこそ、やらせればやらせるだけ良い時代ではなくなったのことに適応することから逃げないで、これからのマネジメントはどのようのな形を目指すのが良いのか、考えて、向き合っていきたいと思っていますが、昔はそこから逃げていました。
逃げた結果、恐怖でメンバーを支配するマネジメントを行っていました。
マネージャーにこれからのマネジメントに対する仮説や挑戦する思いがなければ、いったんはやれるだけやらせるのが現実的には最も結果が出る方法だからです。

マネージャーの力量と思いが及ばない時、いくら時代が変わったと言っても恐怖によるマネジメントが最適解になってしまうのです。

最後に

今日は、恐怖によるマネジメントがダメな理由をお話ししました。
これから2回に渡り、これからのマネジメントのあり方を考えていきます。
そして、そこから逃げないマネージャーでありたいと思っています。

次回は、恐怖によるマネジメントが最適解になる理由をさらに掘り下げます。

では、また!




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