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「楽に生きる」を広めたい/櫻井諒

【経歴】
地元のユニフォーム会社就職。
その後、人材派遣会社に転職し、現在マネージャー。
「楽に生きる」「人材派遣を良くする」をテーマに毎日NOTEの記事を配信し、590日間継続中。

こんにちは!SHOWS STORY編集部の竹岡です。SHOWS STORYは、北野唯我がプロデュースするオンラインサロン「SHOWS」に所属するメンバーを紹介する企画です。
今回は櫻井さんにお話を伺いました。櫻井さんはSHOWメンバーの働く価値観に迫る動画コンテンツ「Why We Work」のインタビュアーとしてコミュニティ内で認知されています。本業では、大手人材派遣会社の営業としてご活躍されています。そんな櫻井さんは、人材ビジネスに身を置く中で、様々な葛藤があったそうです。その葛藤を乗り越えるきっかけを作ってくれたのは、”あの”本でした。さてそれは何でしょうか。

SHOWSに入ったきっかけ

ーーSHOWSに入ったきっかけを教えてください。
(櫻井)
『転職の思考法』を読んで、北野唯我さんの考え方に共感をしたからです。私は人材会社で人材派遣の営業をしていますが、そのビジネスモデルに疑問を持っている頃でした。本屋で「転職」のタイトルに惹かれて読んでみたところ、ビジネスの有り様や本質的な部分が私の中でヒットしました。『転職の思考法』を読んで以来、唯我さんの著書を読むようになり、様々なメディアを追いかけるようになりました。
TwitterかVoicyで唯我さんがオンラインサロンをされることを知り、「友達の友達は素敵な人」というコンセプトや、事前審査による安心感もあってSHOWSに入ることを決めました。

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SHOWSでの活動について

ーーSHOWSではどのような活動をされていますか?
(櫻井)SHOWSメンバーの働き方を動画で配信する「Why We Work」のインタビュアーや、唯我さんとの「1on1」の運営をしています。

「Why We Work」は、SHOWSの運営で、本業はプロのアナウンサーとして活躍されている早川茉希さんと私の2人で、SHOWSメンバーの「あなたにとって働くとは何か」についてインタビューをしています。隔週の日曜日に生配信をしていて、聞いているSHOWSメンバーの月曜日からの仕事の活力になってもらえばなと思い、続けています。

「1on1」は、抽選で唯我さんと15分間話ができるSHOWSの人気コンテンツです。私は唯我さんとの日程調整や抽選などの管理を他のメンバーと共にやっています。1on1が終わった後に「唯我さんとお話しできてよかった」「自分のやることが明確になった」といった前向きな感想を頂けるのが嬉しいです。

「Why We Work」も「1on1」にしても、私にとってプラスの経験をさせてもらっているなと思います。「Why We Work」ではプロのアナウンサーの茉希さんと一緒にインタビューをしたり、側で見させてもらったり、なかなかできない経験です。「1on1」も唯我さんとの日程調整や、他のメンバーとのやりとりも、運営だからこそできている経験かと思っています。

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SHOWに入ってからの変化

ーーSHOWSに入る前と入った後で、何か変化はありましたか?
(櫻井)
SHOWSにいる様々なバックグラウンドのメンバーと関わりを持ったことで、人生の選択肢が広がり余裕が生まれるようになりました。実はSHOWSに入ったばかりの頃、想像していたよりもメンバーが若くて、みんなが頑張っているような気がしてすごく焦りました。しかし、実際にメンバーと話をして様々な価値観や考え方に触れていくに連れて「そういう考え方もあるんだ」と思えて、選択肢が増えました。
私にとってはSHOWSは古くからの友人がいるような場所で、離れていてもまた気楽に話ができるそんな場所です。人生の友達じゃないですけど、長い間付き合って頂けるような友人が増えてきて、そういうコミュニティがあるのはいいなぁって思っています。子供が生まれてから少し参加率が減りましたが、それでも戻っていくと友人がいるというのは安心感があります。

ーー櫻井さんはSHOWSの初期からのメンバーですが、SHOWS自体の変化を感じましたか?
(櫻井)
初期の頃よりもSHOWSのカルチャーをしっかり作っていこうというところに大きな変化を感じました。SHOWSメンバーが中心となってSHOWSはどうあるべきかをメンバーで話し合っていった頃ですね。それまでは良くも悪くもそれぞれが好きな方向に突っ走って行っていて、バラバラ感がありました。でも、SHOWSを公園とみなすようになってからは大きく空気が変わって、「好きな時に公園に行って会いにいく友達がいる」「輪に入りたい時に入ってきたらいい」という価値観が浸透したように思えます。

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これまでのキャリアについて

ーーこれまでのキャリアについて教えてください。
(櫻井)
大学を中退後、2年間ユニフォームの営業を経験して、その後は大手人材会社で人材派遣の営業をしています。

ーー櫻井さんには真面目な印象が強いですが、大学を中退されたんですか?
(櫻井)
はい。卒業までの単位が足りないこともあり、なんとかなるだろうという謎の自負があり大学を中退しました。そもそも単位が足りなくなった理由は、パチンコと麻雀に明け暮れていたのが原因で、大学での時間をほとんど費やしてしまったからです。パチンコ屋には、朝の営業前に列に並ぶという真面目さはありましたが(笑)。

そんな私ですが、大学時代バイトはしていました。カラオケ機器のリース販売する仕事をしていて、結構稼いでいました。そんなこともあって、営業職に自信を持っており、やっていける自信があったのです。

ーー1社目について聞かせてください。
(櫻井)
地元のワークウェア販売の会社に就職しました。その会社は時に社長の怒号が響くような絵に描いたようなオールドタイプな企業で、低賃金、重労働に耐えかねて2年で辞めました。転職をする時に「中途でも新卒でもなかった自分を助けられる業界がいいな」と思い、人材ビジネスを志しました。

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現職の人材会社について

ー現職ではどのようなお仕事をされていますか?
(櫻井)前職と同様に営業の仕事ですが、今は人材派遣領域の営業をしています。やっとスーツを着て、とりあえず生きていける給料をもらえて仕事ができることに安心したのを覚えています。一方で、過去の自分を救いたい気持ちで入社しましたが、利益至上主義に苦しむことになりました。売上を作るために必死で、後悔していることもたくさんあります。葛藤のある生活を6年続けたところ、そろそろ限界だと思いました。

その当時北陸で働いていましたが、転職活動は関東の方が有利だと思い、異動を希望しました。その希望が叶い、つくば勤務になりました。関東で働いたことのなかった私は、異動先が港区ぐらいの大都市の感覚でいたので、全然想像と違った田園風景を見た時は驚きましたけど(笑)。

つくばの異動後に妻子を持ち、環境の変化が大きかったことから転職は後回しになっていましたが、利益至上主義への疑問は頭から離れていませんでした。そんな時に出会ったのが『転職の思考法』です。

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『転職の思考法』で書かれていることが私の理想

ーー『転職の思考法』が櫻井さんに与えたインパクトは大きいようですね。
(櫻井)私の人生を変えてくれたと言っても過言ではないです。この本に書かれているコアな部分の「全ての人がマーケットバリューを把握し、転職という武器を持ってほしい」という考えは、私が実現したい世界でもあります。このメッセージを伝えることを目的として考えるのであれば、私が人材会社で働くことは、自分の武器を持つことの大切さを説くための手段なのではないかと捉えるようになりました。つまり、会社で働くことは目的ではなく、メッセージを伝える為の手段に変わったということです。今まで会社の利益至上主義で苦しんでいたものの、会社にいることの意味が変わったことで気持ちが楽になりました。

私の生きる上での軸は、「楽に生きる」です。『転職の思考法』で説いている他の環境でも活躍できるけども、今はここにいる状態というのは楽に生きるための手段だと思っています。noteの毎日更新を続けていますが、これも「楽に生きる」ことを微力ながら広げていけばいいなと思っているからです。

まだまだ利益至上主義の業界であるものの、少しずつでもいいので業界の中から変化を促していきたいと思います。

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最後に

ーー最後に何か伝えたいことはありますか?
(櫻井)
SHOWSは、そこにいるだけで自然と友達ができたり、居心地がよかったりする、そういうコミュニティだと思います。なので月額払わないといけないからといって、何か得しなきゃ、成長しなきゃと思わずに、「友達ができたらうれしいな」ぐらい来てくれたら嬉しい限りです。最近は私は2人目の子どもができたので、SHOWSに顔を出す頻度が落ちていますが、ちょっと顔を出したら友達に会える。そんな感じでいるのが伝われば嬉しいです。

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編集部あとがき

櫻井さんの生きる価値観「楽に生きる」について、執筆を担当した竹岡なりに考えてみました。
私は時々ランニングをしていますが、人によって楽なペースは異なります。脚が速い人と遅い人が一緒に走った時のことを想像していただければ分かりやすいかと思います。ここで伝えたいのは、人によって楽に対する感じ方は違うということです。
自分なりの楽なペースを見つけるには苦しいペースを知っていなければなりません。要するに、ちょっと頑張ってみるってことが必要だということです。頑張ったことがない人は楽かどうか判断できないかなと思います。
櫻井さんも最初に入社したオールドタイプな企業での理不尽な経験や、人材会社での利益至上主義の会社との考え方に疑問を持つという経験もされています。そんな苦しみを味わった櫻井さんだからこそ、「楽に生きる」ということを伝えていけるのではないかと思いました。

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過去のSHOWS STORY


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