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7か月目~あなたへの評価ダダ下がりですからね~

家業に入って7か月目、僕はあいかわらず最高な日々を送ってます。
みなさんも最高ですか?

というわけで、アトツギnote、投稿します。

このnoteは、2023年4月に、新卒から6年間お世話になった商工中金を退職し、家業である㈱カキヤに後継ぎとして入社した僕が、「何を感じたのか・何をやってきたのか・何をやりたいのか」、自分自身の棚卸をするため&承認欲求を満たすためのアトツギエッセイです。

ぺこふるは10月に初めてのイベント参加。横浜みなとみらいで開催された「YOKOHAMA GOGO DOG FES 2023」に土日二日間出店してきました。荷物届かない?!おつり足りない?!なんてドタバタやってましたが、結果として二日間どちらも完売!SNSも100人×2日=200人にフォローしてもらえました!すごい!がんばったぞ!資金相談している銀行さんも褒めてくれてこれは好感触、11月の調達+その後の事業拡大に向けて引き続き爆速していきます。(↓↓↓ ぺこふる公式Instagramはこちらから ↓↓↓)


10月やったこと

2024/8期に向けて、9月から改革に着手している「組織を善くしよう」と「業績をよくしよう」。日々の行動振り返り+改革の成果と、どんなことが起こってきているのか、まとめていきましょう。

1on1

2024/8期がスタートして第一回目の社員面談。もうだいぶみんな慣れてきて、入ってくるなり愚痴言ったり、買って欲しい稟議持ってきたり、みんなの心理的安全性確保の場になってると感じる。中には2024/8期をどうしていきたいのか、菊地部長は今後カキヤをどうしていきたいのか、を聞いてくる社員さんもいて、おぉ、という感じ。僕からは、「カキヤの役職の定義(部長、課長、係長、主任、平社員、にそれぞれ求めること)」「2024/8期にやりたいこと」「組織図の説明」を話して面談終了。前回面談時に「カキヤの方向を理解したい」との意見が多かった1on1、傾聴するがテーマだったけど、ちゃんとこっちから「伝える」ことも意識していきました。

ミャンマー実習生からの相談

製造部にいるミャンマー実習生から「話がしたい」と呼ばれたので面談。話を聞くと、今の部署が合わないから部署を変えて欲しい、とのこと。もっと話を聞くと転職を考えている、もっともっと話を聞くと、時給をあげて欲しい、とのこと。海外実習生(特定技能実習生)からの要望はイチに給料ニに給料、サンシが給料、ゴが給料、みたいなところがあるのだけれども、この半年間で「ちゃんと話を聞いて、なにを期待してるのか、何を達成したら評価が上がるのか、を説明してあげる」ことを日本人よりも徹底することが大切だと学んだ。ミャンマー人の感覚として「期待しない」が根幹にあるってことを会社にいるミャンマー人数名に教えてもらったんだけど、これが日本人と全然違う感覚。相手に求めない、自分の求めるものが今の会社にないなら他にいくしかない、という感覚。なので残って欲しいミャンマー人には、あなたの求めるものはこうすると手に入るよ、僕はそう評価するよ、ってことをちゃんと伝えてあげることが必要だったりする。

アクションプラン(販管費削減)の打ち合わせ

総務・経理の2024/8期目標としてる販管費削減。そのアクションプランとして毎月打ち合わせを実施して、削減項目の確認・各自削減行動進捗の共有・来月までの行動計画の決定、を行ってます。各項目のコスト下げる方法で、わかりやすい「辞める(要らないものを解約する)」と「入れ替え(もっと安いものに替える)」からはじめて、難しい「減らす(使いすぎないようにする、管理する)」を時間かけて改善する、方法で動いてます。「減らす」ためには管理する仕組みをつくらないといけないので、システム入れ替えとか役割決めたりしないといけない、弊社もここまでは進んでないので、今後の課題です。

Timee導入(紙の求人からスマホへ)

求人応募こねぇ。来ても60歳超えてる・・・そして1週間で辞めていく(中小企業の食品工場って・・・体力いるんやで・・・)。なにかいい方法ないかなぁ・・・と話をしていたら「菊地部長来る前にこれ使おうと思ってたんですけど結局なにも進んでないんです。これ知ってますか?」と経理さんからもらったパンフレット、それがTimeeとの出会いだった。
弊社はそれまで求人ジャーナルっている紙媒体(新聞折り込みみたいな冊子)の求人がメイン、Web媒体の求人手法も知らないしTimeeみたいな時短・日雇い勤務の運用の仕方も分からん、でも人がいないよりはマシだろってことで試しにつかってみたら・・・すごいすごい。求人がくるくる。30~40代の男性も女性も募集がたくさんきた。今回Timeeを導入した製造部門は一日27名いれば定時に終わる、現在26名、保険も兼ねて毎日2名を募集したところ12月末まで2名枠が埋まった、これで常時28人態勢が整備できた。Timeeで来る人はリピート率も高くて3日4日やった人はもう教えなくてもバリバリ動ける、時給あげるから正式に入社できないか交渉中。もう紙媒体やめよう。
初めての人でも分かるようにパートさん用の衛生管理とか作業工程とかの整備は必要だったけどそれもTimeeの担当者が一緒に準備してくれたし、30~40代で他の工場でも短期勤務したことある人ならそんなに問題なかった。もともといるパートさんとか社員さんからは「そんな来てすぐできるものじゃない、Timeeなんて・・・」言われてたけど、そんなに問題ない。
今回の件以降、うちの求人は紙媒体からWeb(Indeed・えんと~り)に切り替えました。

実習生寮の内覧(海外実習生の受け入れ準備)

12月から受け入れるベトナム人実習生9名の入寮準備。10月に賃貸探して11月に契約して引っ越しのもの買って12月1日に入寮・・・ってかなりタイト&ハード。今まで管理手法もスケジュールも何も決まってない、前回は11月末までなにもしていなくて急遽なんとかしたらしい(急遽で賃貸も決まって家具も買えて引っ越しまでできちゃう・・・田舎で助かってる)。
内覧できまった部屋は工場からは少し遠い(車で15分くらい)ので送迎も必要、送迎してくれる人を探さないといけないし、今いる実習生の寮と今回の寮と工場を送迎するルートも決めないといけない、「実習生来るから準備しておいて」って簡単に言えるけど全然簡単じゃない。今回から入寮準備をスケジュール感含めてマニュアル化しようねって話。

他人事じゃなくみんなで覚えよう(排水処理のお勉強)

弊社の弱いところは「自分の部署が主担当かどうかわからない仕事は知らんぷりする」ところ。でも中小企業だと人も揃ってないし仕組みもできてないから、それって誰がやるの?的な中間フライな仕事が沢山ある。これを誰がやるのか、どの部署がやるのか。僕の答えは「いや、みんなでやればよくね?」でした、面倒くさいし仕事が増えるかもしれないけど、みんなで集まってみんなが分かれば誰かしらやってくれるでしょ。
そうやってはじまったみんなで覚えようの会、第一回は排水処理。工場から出た排水がきちんと浄化されて河川放流されるために、排水処理施設の整備は必須の業務、昔は製造部の工務って部門が主担当をしていたみたいだけど、よくよく聞いたら当時の工務=雑用部署みたいな認識で、いわゆる「何もできないんだから全部雑用やっとけ」みたいな部門だったと聞いた。今時そんな部署が残るはずもなく、そんな人がいるはずもなく、でもしっかり管理しないといけない仕事が排水処理には沢山あるから、今回を機に全員で勉強しよう。

当然そんなふうに言っても一緒にやろうとしない社員はいる。どう説明しても、「私たちも関係あるんですか?」「覚えたらやらなきゃいけなくなりますよね」みたいな反応されることもある(そういうことじゃねぇって言ってるんだけど?? なんて言わないよ☆)。全員が動いてほしいけど、まずは少しでも、1人もやる人がいなかった仕事に4人、5人と集まってきて、いまは必ず二人以上が何かあれば排水処理の話をしてくれるようになっている。まずはそれで充分。

あなたへの評価ダダ下がりですからね

7か月目にして、ついに面と向かって社員さんに言われた言葉。相手がどんな気持ちでどんな理由で言ったか、100%理解はできていないけど、ざっくり理由としては「あの部署のことはいっぱい協力するのに、こっちの部署のことは助けてくれないのね、もっと助けてくれると思ってたのに、正直がっかりだわ」みたいなところだと思う。
自分自身のキャパもあるし、改善のために優先順位(効果が大きいか、即効性があるか、コスパがいいか、をおおまかな基準にしてると思う)をつけて動いているから、これはある程度想定していたことだけど、ここまで直接的に言われると思ってはいなかったから少しショック。ちなみに先に書いてた3回目の1on1もこの人には断られてます。全部うまくいくことなんてないんだぜ。
これを書いてる11月も12月も、この社員さんとは「冬の時代」を過ごしてるんだけど、別にこっちから優先順位変えてまで機嫌とるようなことはしてない、それが自分が決めた改善計画で、全体最適だから、やるのはこのまま。このままだからいつまでたっても「こっちの部署はちっとも善くならない」「あっちの部署ばっかり楽になってる」みたいな不満は続いているけど、改善していくなかで、どこかの段階では、その社員さんが「お、やるじゃん」と思ってくれると信じてるから、いつか来る雪解けを願って、ただひたすらに、僕は改善を続けていくだけ。
でも、辞められたらとっても困るから、おとーさん(社長)にお願いして、社長とその社員さんで飲みにいって話聞いてもらうようにお願いした。社長はこういう役がとっても上手。いつか社長からの評価もダダ下がりになってしまう時もあるんだろうな。その時はこのnoteを読み返して、自分の指針が揺るがないように、そうしていきたいね。

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