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内向型のアナタへ・・・アナタの持つその"思慮深さ"を。

皆さんこんにちは。

内向型でいる皆さん、自分を変えたい。外向的な人になりたい。って思ったことありますか?

そんな内向型な性格に悩む皆さんに、内向型の良さ・内向型の素晴らしさを伝えたいと思い、
内向型の特徴を紹介します!

今回紹介する、内向型の特徴は・・・「思慮深さ」です。

これは、多くの人が「安易な結論」で終わってしまうのに対し、内向型は「他の多くの人が気づいていないこと」に気づくのです。
みんなが自分勝手に発言しているときに、一歩下がって、その場を観察してから、総合的な意見を頭の中で組み立てる力があると言えます。内向型の人が議論の場で全体的な意見を踏まえつつ、自分の意見を付け加えられるのも「思慮深さ」によるものです。

この「思慮深さ」は脳の構造から説明できるものなんです。
内向型の脳のほうが、外向型に比べ、「深く思考できる仕組み」になっているのです。

脳は「大脳」「小脳」「脳幹」の3つに大きく分かれています。3つのうち、最も大きいのが、大脳で全体の重さの約80%を占めます。大脳は、さらに4つの領域に分かれており、思考を司る「前頭葉」、知覚や触覚を司る「頭頂葉」、視覚を司る「後頭葉」、聴覚や記憶を司る「側頭葉」です。
中でも、「前頭葉」の大部分を占めるのが「前頭前野」もしくは「前頭前皮質」と呼ばれる場所です。

「前頭前野」は考えたり、判断したり、アイデアを出したり、それを応用したりと重要な働きを担います。ビジネスの現場で抽象概念を具体化したり、目的に対して具体的なゴールを設定したり、重大な決断を下したりするのもすべて前頭前野の働きによるものです。

この前頭前野の中枢で神経細胞が集まっている場所を「灰白質」と呼びます。いわば脳の活動の根幹です。
脳の活動は灰白質が活動し、その情報が他の神経細胞に伝わることで成立します。灰白質が大きければ大きいほど、脳がより活発に動いていると言えるのです。

この灰白質の大きさが、内向型と外向型では、違うのです。
内向的な人は、外向的な人に比べて、灰白質が大きく、厚いことが研究で分かっています。
また、内向的な人の灰白質は、外向的な人よりも平均して密度が高くなっていることも明らかになっています。

この違いにより、内向的な人が他者と交流するよりも、「抽象的な深い思考」に多く時間を費やすことを裏付けられます。

さて、そしてこの「思慮深い」という特徴をさらに発揮するためのメソッドがあるのです。

「思慮深い人」と聞いて、皆さんはどのような人をイメージしますか?

「思慮深い人」は、安易な結論を言いません。多くの人が常識を疑うこともなく、だれにでも言える浅い意見を言うのに対して、「思慮深い人」は他の人が気づいていないような意見を言います。他の人は気づいていないオリジナルな意見が言えるからこそ、私たちは「思慮深い人」が言う意見に「ハッと」させられます。

「この人・・・深く考えているんだなぁ」

そう思わせる人こそ、「思慮深い人」でしょう。

では、「思慮深い人」はなぜ、「自分なりの意見」を言えるのでしょう。

それは・・・「自分をよく知っている」からです。

「自分はどう思うのか・・・」
あらゆることに対して、「自分の頭の中にある無意識の声」に耳を傾けているからこそ、「自分なりの深い意見」が言えるのです。

つまり、「思慮深い人」とは・・・「自分を知っている人」に他なりません。

内向型は、もともと「自分の内面」に興味がある人なんです。「自分を知る」という事に長けていて、だからこそ、「思慮深さ」を持ち合わせています。

そんな内向型の「思慮深さ」をさらに活かすために、皆さんにお勧めしたいことは・・・・

「喜怒哀楽」をノートに書くことです。

あらゆることに対して、「自分はどう思うのか」「自分はどう感じたのか」をキチンと言葉にしておくトレーニングです。

これは、まず、皆さんの感情が揺り起こされた出来事を具体的にノートに書きます。
そして、どう感じ、どう反応したのか、なぜそのように心が揺れ動いたのかを自分なりに考えて記します。

「今日の同僚の発言に対して、なぜ自分は嫌な気持ちになったのか?」
「あの人の企画を、自分はどう思ったのか?」
「なぜ、駅のあのポスターを魅力的だと思ったのか?」

こうしてあらゆることに対して、「自分の頭の中にある無意識の言葉」に注意を向け、言葉にしていきます。
それが、仮にネガティブな内容であっても、素直に吐き出します。

この世の中に、あなた以外に、あなたという人生を生きてきた人はいません。
ですから、「自分の頭の中にある無意識の言葉」には、必ず「あなただけのオリジナルな意見」が含まれています。

この微細で、意識しないと気が付かない「自分の頭の中にある無意識の言葉」を普段から言葉にしておきましょう。
特に、内向型は、「自分の内面」を見ることに長けていますから、すぐにできるようになるはずです。

皆さん、どうでしたか?
内向型の「思慮深さ」を紹介してきました。

ぜひあなたの内向的な部分、大切にしてくださいね。

また、このほかにも内向型の特徴をまとめたnoteも投稿しているので、ぜひ見ていってくださいね。


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