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内向型こそ、社会を変える先導者に。

内向型の皆さん、こんにちは。

アサーティブとか、アサーティブネスって言葉聞いたことありますか??
これは、最近注目されているコミュニケーション手法の一つなのです。

ん?

「社会を変える」とコミュニケーション方法って関係あるの?って思いますよね。
内向型の素質を活かすことが、社会を変えるヒントになるのです。

アサーティブネス:
もともと1970年代にアメリカの女性解放運動の中で生まれたとされており、
人種や性別、年齢などの立場の違いを乗り越え、互いに理解し合うことを目指したものです。

アサーティブネスは、直訳すると、「自己主張」することですが、これは決して一方的に押し付けることではなく、
相手を尊重しながら責任ある主張や交渉を行うコミュニケーション方法」として注目されています。

このコミュニケーション方法のカギは・・・・


相手のことを思いながらも、自分の主張を伝えることです。
そのためには、他人を観察すること以上に、自分を知らなければいけません。
自分が何を求めているのか、何をしたら、幸せなのかをわからなければ、アサーティブネスな振る舞いはできません。

つまり、アサーティブネスはテクニック的に見えますが、本質は、「自分らしさ」にあると言えます。
いくらアサーティブネスにふるまおうとしても、「自分らしさ」がなければ、相手に自分は伝わりません。

この「自分らしさ」を突き詰めることこそ、
自分の内面に興味がある内向型は生まれながらにしてアサーティブネスを発揮しやすいのです。

このアサーティブネスが注目されるようになったのが、時代の変化にも関係します。
「人々が何を求めるか」が変わったのです。

戦後の日本は、モノのない時代で、生きるための欲求が優先されてきました。
その後、周りと同じモノが欲しい時代や、一段落上のモノが欲しい時代が訪れ、高級ブランドが注目されたりもしました。
それから、格差が取りざたされるSNSが普及し、「承認欲求」が優位な時代になってきました。
SNSにより、ヒトは過度に、他者からの承認を求めて競うようになりました。

でも、この「承認欲求」の壁にぶち当たったとき、人間は「自分の本当にしたいことは何だろう」と振り返ることができると信じています。
「他者の承認」よりも「自分が自分自身を承認すること」
そして自分自身と折り合いをつけて他者を気にせず、自分自身の興味を追求すること。
これが、マズローのいう「自己実現欲求」であり、最終的な承認段階となっているのです。

そして、いずれは、この自己実現欲求が優位となる時代も訪れるでしょう。
その時には、相手からの「承認欲求」を得ることを喜ぶとする外向型より、
自己と対話することで、「自身の内面」をよく知り、
他者に流されず「自分の生きたい道」をまっすぐに進む内向型が新価を発揮するのでしょう。

内向型の皆さん!
ワクワクしてきませんか?

ちなみに、アサーティブネスなコミュニケーションは、アメリカではすでに広がりつつあります。
日常の会話の中で、自分の中で何が大切か、周囲に何を言われようとぶれない芯をもって、行っているのです。
もちろん。ただ自己主張を言うだけでなく、相手の主張も受け止めるのです。

一方、日本では、相手を大切にする「おもてなし」の文化があるのですが、
信頼を得るために自分を犠牲にしなくても、自分らしさを大切にしながら、信頼関係を築く方法もあるのです。
残念ながら、日本社会は、もともとアサーティブネスを発揮すると、「生意気だ」と誤解される傾向にありました。
その反面、主張しない人は自己を否定しがちなため、攻撃性のある人の攻撃対象になりやすくもなっていたのです。

アサーティブな人は、他の人を尊重する「他尊」と、自尊精神を持ち合わせ、一時的な孤独に陥ることを恐れずに行動できます。
そして、そのアサーティブな精神性こそ、攻撃性のある人に対する、最大の防御にもなるのです。

アサーティブネスは、言い換えると、自分を大事に思う権利を主張することです。
他者を攻撃する権利ではありません。

アサーティブネスを発揮する人が増えれば、社会は変わると信じています。
内向型の皆さんは、その先頭に立って、社会を変える素質を持っているのです。

内向型は、大事な個性で強みなのです。
自分をよく知って、この個性を大事にしていきたいですよね。


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