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絵本の読み方は訓練が必要か

ご覧いただき、ありがとうございます☆
保育と療育を考える専門家りょうこです。

今日は、絵本の読み方について呟きます。

絵本の正しい読み方は?

若い頃、絵本の読み方についての研修に何度か参加したことがありました。
私自身、絵本が大好きで買い集めていたほどだったので
絵本に関する研修は興味深いものがあったんですね。

研修に行くと、だいたい言われることが

・ストーリーに入り込んで読むべし!
・喜怒哀楽を付けて読むべし!
・大きな声でハキハキと読むべし!

と言うような内容。
でも私が28年間、子どもたちに絵本を読んできて感じるのは

”どんな読み方でもよし!”

こんなことを言うと専門の方に叱られそう(笑)
ただ、次のことが前提かなと思っています。

”読み手が、読みたいと思っていること”

なぜそう思うのかというところなのですが、
1冊の絵本を10人に読んだら、絵本のどこを見て、何を感じるかが10通りあるわけです。

感情の揺れ動きや、想像、そこから思い描く別の世界は、子どもによって違っていいと思うんですよね。

そうであれば、
読み手がストーリーに入り込めなくても、喜怒哀楽がつけられなくても、お話によって引き起こされる感情は子ども主体でいいんじゃないかな。

ただ、
事務的に淡々と読めばいいのかというと、そういうことではなくて。

”この絵本が読みたい”と言う気持ちで読んでいると、それほど感情豊かに読めなくても子どもたちに伝わるんですよね、不思議と。


どう読むか

前途したように、
私は絵本が好きで読むのも得意な方なので、登場人物になりきることもできます。

でもあえて、そういう読み方をしないことも多いんです。

題材にもよりますが、
大げさな抑揚をつけずに、”朗読”という読み方に徹しても、子どもって内容を理解して感情を動かすんですよね。

”絵本を読むのが苦手で・・・”
という保育士さんって意外と多い気がするんですけど、

”絵本が嫌いなんです”
という保育士さんは、滅多にいません。

では、なぜ苦手なのか。
それは、
”うまく読めないから”だと、思っているんじゃないでしょうか。

あのね、
うまく読もうとしなくてもいいんですよ。

ただ、
”読みたい””子どもがどう感じるか知りたい”
そういう気持ちがあれば、読み手の波動が伝わります。


おわりに

保育士の仕事には欠かせない”絵本”
うまく読むための訓練というのは、必要ないと私は思っています。

保育士になりたての先生は、子どもたちの前で絵本を読む時に緊張してしまって、たどたどしい読み方になってしまいがちですが、それはそれで初々しいものです。

読む前にどんな内容かを見ておくことは大事ですが、途中でつっかえても、間違っても、”このお話を読みたい”という保育士の気持ちがあれば、そこにハイレベルな技術などなくてもいい。

私は、そう思っています。



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