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なぜベテランは地蔵化するのか

ご覧いただき、ありがとうございます☆
保育と療育を考える専門家りょうこです。

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今日は、長く保育現場を見てきて感じることを呟きます。

ベテランとは

何年目からベテランなのか

保育士って、何年目からベテランと言われるんでしょうね。

あくまでも私の経験と主観でしかありませんが、大体5年目くらいになると”ベテラン”と言われている気がします。

「10年目からでしょ」
「いやいや20年は経たないと」
という人もいるかもしれませんが、5年継続勤務して6年目を迎えると、一年目に0歳で入園した子が年長組になるので、”子どもたちの成長をひとまわり見てきた感”がある気がするんですよね。

何ができたらベテランなのか

新人の時は、右も左も分からないのが当たり前。
いくら勉強してきたとは言え、現場で「仕事」として始めると、うまくいかないことばかり。

ベテランと言われるようになると、

保護者対応に怯えないようになり
連絡帳や日誌を書く時間が早くなり
子どもへの対応にも慣れてくる。

他にも、色々できるようになりますよね。

保護者や子どもの対応が上達するのは、ノウハウと観察力が備わり、経験値が上がることによって自信がついてくるからだと思うんですね。

連絡帳や日誌などの事務仕事が早くなるのは、思考の言語化が習慣になることで効率的に時間を使うことができるようになるからでしょうか。

総合的に見ると、”要領がよくなる”ということかなと思います。


ベテラン保育士が陥る穴

慣れるということ

仕事に慣れて、職場環境にも慣れて、
"ベテラン保育士"という域になると
どの現場にもいるのが

"地蔵化"している保育士さん。

例えば

・自由遊びの時、体育座りしたまま子どもたちの遊びを見ている。
 (そもそも体育座りしていたら、子どもは膝に座りたくても座れません)
・園庭では、いつ見ても砂場のヘリに座ったまま動かない。
(縁側でお茶を飲むお年寄りじゃないんですけど・・・)

もちろん、子ども同士で集団遊びができるような年齢なら、保育士は余計な口出しをせず上手に見守ることも必要になってきます。

とは言え、
どのタイミングで見ても、座りっぱなし。

どこの現場にも存在しているんです。
地蔵化している保育士さんが。

慣れてくると、なぜそうなってしまうのだろう・・・と思うわけです。

たまたま見られた時だけ、そうだった?

たまたまは、そんなに毎回は続きません。

そして、地蔵化している保育士さんは設定保育の動きも比例していることが多いのも不思議です。

保育士は監視員ではない

保育士を何年もやっていると、肩凝りや腰痛が職業病になる人がほとんどです。
まさに体力勝負。

毎日、全速力で子どもたちと走り回れとは言いません。
自分の体を大切にすることも必要です。
体が資本ですから。

でもね。
いくらでも遊び方はあるんです。
毎日ダッシュしなくても、毎日マラソンしなくても、子どもと遊ぶ方法はあるはずなんです。

・自分は動かず、子どもを遠くから注意するだけ
・子どもの遊びを「見ているだけ」で「見えてはいない」

「もっと子どもと遊びましょう!」と提言しても、一度ラクな方法を知ってしまうと戻れなくなるのが人間です。

動き方が分からないのではなく、動こうとしなくなってしまう。

私は、よく職員に
「保育士は監視員ではない」と伝えて来ました。

怪我がないように見ることも大切です。
でも、それを動かない理由にしていないだろうか?
「見守っている」という表現を、履き違えていないだろうか?


さいごに

今回は
「なぜベテランは地蔵化するのか」という内容で記事を書いてみました。

もちろん、何年経ってもフットワークの軽い保育士さんはいますし、年齢や経験に関係なく陥る穴であると思います。

管理職として、いち保育士として、
仕事に慣れてきた保育士さんたちが
地蔵化保育士にはならないで欲しいなと願うばかりです。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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