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自己中心的利他と、“R&Dとしてのインプット”

アウトプット以上に、インプットを大事にしているかもしれない。
なぜなら、言うまでもなく“インプットなくしてアウトプットはあり得ない”からだ。

乱読とシントロピカル・リーディング

手持ちの素材(知見や経験を総称)を叩き台に、コンテンツを作り出すなかで、両者のバランス感覚が重要となる。
僕でいえば、インプットの割合の方がやや多いかもしれない。(もちろんその時々で変わる)

だいたい朝5時には起きているので、チャットがまだ起きていない、静かな時間帯に本を読む。
読書についての考え方の一つのバックボーンになっているのが、『本を読む本』。この本で説かれている「シントロピカル」を意識しつつ、同時に5-10冊ほどの本を並行して読んでいる。

ちょっと前にインタビューが話題になっていた外山滋比古さんの思考術や読書法にも影響を受けているかもしれない。(『乱読のセレンディピティ』とか)

呼吸するように、インプットする(NetflixとかVoicyとか)

移動中(歩行、電車、タクシー)におけるインプットというか過ごし方は、8:2でNetflix:SNS
ネトフリで最近すこぶるハマったのは『ブラック・ミラー』で、今は『オルタード・カーボン』を観ている。(ネトフリ話は、今度Voicyで収録しようと思う)

昼食は松屋で済ませることが多く、その際にはVoicyを聴くことが多い。

ちょっとした隙間時間や休憩時間にはSNS(主にTwitter)のタイムラインをざっと追う。黎明期を振り返ると、だいぶTLのアルゴリズムが改良され、ハイライトというか見逃すべきでないコンテンツが上位に表示されるようになっているので助かる。(これがフィルターバブルを伸長している可能性は大いにあるが)

いわゆるWebメディアの記事も呼吸するように読んでいるが、だいたいがSlackのチャンネルやFacebookグループでクローズドで共有されているものを入り口に読んでいる。(Twitterから情報摂取する意味合いにも近いが、特定の人がその情報をオススメしている時点で、コンテクストの厚みが一個分違う)

本とは異なり、自分なりのWeb記事の読み方があるので、そちらは別途noteに書きたい。

自己中心的利他に基づく、“原液探し”

近頃はチームのメンバーが増え、マネジメントやPMにリソースを割く割合が増している。
それでも自分のなかで絶対に手放したくない時間が、上述したインプットに他ならない。

自分の意識ではインプットというより、組織内におけるR&Dをやっている感覚に近い。さらにいえば、日々の何気ない編集を下支えし、アップデートする原液探しとも言えるかもしれない。

『PLANETS』で連載している「考えるを考える」は、自分にとってアウトプットでありインプットである。

R&D的な動きを担保することは、僕個人のみならず、組織全体に酸素を送り込み、中長期的なサステナビリティにも繋がると思う。
メンバーからしたら「ネトフリみてないで、仕事しろ!コラ!」と思われているかもしれないが、僕からしたら仕事をしているし、言い訳っぽくいうと“自己中心的利他”に基づいた行動原理なのだ。

日々の時間の使い方や配分は今後もPDCAを回していくとしても、自分のコアバリューを見定めて、組織にとって最良の動きをし続けたい。

その意味で、三田紀房さんのインタビューは共感するところが多かった。

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ケニアで無職、ギリギリの生活をしているので、頂いたサポートで本を買わせていただきます。もっとnote書きます。