サンタクロースのお友達は、とってもズボラ
我が家では、サンタクロースが12月24日の夕方から夜にかけてやってきます。
それは、旦那が育った国・家庭での風習にならっています。
わたしたちはニューヨークに住んでいますが、うちの旦那さんは、カトリック教徒が国民のほとんどを占める某ヨーロッパの国出身。
子供の頃の日曜日の朝は、教会通いが日常であった旦那。
現在の本人は、カトリックどころか、宗教自体信仰していません。
それでも、私にはない、元カトリック教徒&その国独自の発言や考えが、時々見え隠れします。
その一つがクリスマスの習慣なのです。
「サンタクロースは、クリスマスイブに一番星が見えたら」
やってくることになっているそう。
クリスマス自体、元々はキリスト教のイベントなので、元キリスト教信者の彼の言うことに倣っているわけなんですが、調子に乗った旦那は、むすめちゃんにこんなことを言っています。
「ダディの国はサンタクロースのおうちに近くて、ダディはサンタと友達」。
かわいいもので、6才のむすめちゃんは素直に信じています。
以来、我が家では、むすめちゃんが「行き過ぎた悪いこと」をすると、
旦那からは「今年のクリスマスは、むすめちゃんにはプレゼントを持ってこなくていいよ、って友達のサンタに電話しようかな~」という脅しがはいります。
そして、その脅しにより「行き過ぎた悪いこと」をやめるところが、とってもかわいいうちのむすめちゃん(親バカですみません)。
そんな今年のむすめちゃんへの、サンタクロースからのギフトは、少し前から決まっていました。
新しいスクーター(キックスクーター)です。
11月のブラックフライデーのセールにて、むすめちゃんへのギフトにと決めていたスクーターが、値下がりしているのを発見。
こそっと、旦那に確認すると、「ちょっとまって、調査するから」という返事。売り切れたら嫌だから、早く決めて、とは言ったのはわたし。
でもね…
まさかの、隣にむすめちゃん本人がいるのに、クリスマスギフト検索…。
わたしもズボラなんですけど、うちの旦那さん、その何倍もズボラなんですよ…。
▲むすめちゃんの誕生日プレゼント渡しに失敗したわたし
今回はむすめちゃんにバレないよう、細心の注意を払い、届いたスクーターを当日までうまく隠していました。
12月24日の当日。
例年通りに、夕方以降、むすめちゃんの気をどうにかそらし、玄関ドアの外側にこそっとプレゼントを置いておきました。
そして…
旦那が一番星が見えたと言い張った後、適当な頃合いを見計らって、旦那がドアノックを聞いたと言う演技を始めます。
玄関外に準備しておいたプレゼントを取りに行きました。
むすめちゃんの記憶力のすごさったら!!
むすめちゃん曰く、サンタからのギフトはとても嬉しいので、しっかり覚えているそうです。
夫婦そろってズボラなのを、鋭い観察力でツッコまれた今年でした。
これでまだサンタの存在を疑ってないところが、かわいいんだけれどもね。
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