2007年イギリス旅行の思い出 Part 2
2007年のクリスマスから2008年の年始にかけて、初めてのイギリス旅行に出かけました。
当時ロンドン留学をしていた親友Mと一番濃い時間を過ごした10日間。
同じ旅をすることは二度と叶わないので、noteで振りかえりつつ、まだ色々覚えてるうちに記録に残しておくことにしました。
▼ Part1の記事はこちら。
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UKカルチャーを楽しんだ
UK俳優、映画、音楽が好きだったわたしたち(そういうのが流行ってた時代でもあったんですけど)。
親友Mは、バイトがない日はわたしの外出に付き合ってくれました。
大好きな名作映画「Billy Elliot(リトル・ダンサー)」のミュージカルをWest Endに見に行ったり、
映画「Notting Hill(ノッティングヒルの恋人)」の舞台であるノッティングヒルへ散歩に行ったり。
私は下調べしてなくて訪問予定には入れてなかったんですが、
Mが「らいさわは絶対好きだから!」と連れて行ってくれたのは、
カムデンタウン。
水辺が近くにあって、マーケットもあって、細い路地もあって、鉄道も走ってて、古着屋が多いロックな街(な印象でした)。
さすがM。わかってくれてた。
持つべきものはUKカルチャー好きオタク友達だわ。
カムデン、すっごく好きな雰囲気の街でした。
また行きたい。
この時カムデンの古着屋で買ったベストはいまだにお気に入り。
おばさんになってしまったのでもう着られないんだけど、見てるだけで幸せな気分になるアイテムなのでクローゼットに入りっぱなしです。
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ブライトン男子とも一緒に朝を迎えた
ベストセラー「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」著者、ブレイディみかこさん在住というブライトンにも行ってました。
Mの友人達とその知り合いのブライトン男子と一緒に、ロンドンとは少し違う、いかにもブライトン地元民!な感じの大晦日のカウントダウンパーティに参加。そのあとはビーチを少し歩き、日の出を見ました。
この時見たブライトンのビーチはね、砂ではなくて、
小石が敷き詰められててびっくりしたんですよ。
このブライトン男子の「Flat」(アパート)で数時間みんなでごろ寝。
起きるとブライトン男子がみんなに朝食出してくれたのには感動でした。
何が感動したって、
ベークドビーンズが乗ってるイングリッシュ•ブレックファストを出してくれて、
「Tea or Coffee?」と聞いてくれたんですよ!
NYじゃ朝に(他の時間も食べないかも)ベイクドビーンズなんて食べないし、TEAなんて選択は無く、コーヒーかOJ(オレンジジュース)ですよ。
キャ〜〜!! イギリス~〜😍
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バースでバスとクレセントで無言、ちょいキレ
ローマン・バス
Mと二人で事前に計画して、ユネスコの世界文化遺産にも登録されているBath(バース)市街に日帰り観光をしました。
1番のお目当ては、古代ローマ時代の公衆浴場跡のRoman Baths(ローマン・バス)。
このローマン・バス、
らいさわ公式認定パワースポットの一つです。
雰囲気がね〜いいんです!
現在のイギリスとオーラが違うんです!
博物館になっていて、浴場や出土品をゆっくり歩いて見て回ることができました。
時間、その水質に影響されている独特な色や質感の石のひとつひとつをスリスリ触りたい衝動にずっと駆られていたし、
実際には入れないんですが、浴場には水が張ってあって、見ているだけで色々妄想が掻き立てられる建物でした。
(どうしてもバースで温泉に浸かりたいなら > Thermae Bath Spa で入れるそうですよ。)
建築、世界史好き、温泉好き、石好きの方々、ヤマザキマリ先生『テルマエ・ロマエ』が好きな方にはとってもおすすめです。
詳しくはwikipediaでどうぞ >>> Roman Baths
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ロイヤル・クレセント
バースでもう一つ、個人的にすごく良かったのが、Royal Crescent(ロイヤル・クレセント)。
ジョージアン様式の建築の中でも、最高傑作とも言われているらしいロイヤル・クレセントは、30棟が連なった連続住宅で、全体を見ると美しい半円形を描いているんです。
ジョージアン様式とは、ハノーヴァ朝のジョージI世からジョージIV世が治めていた1714年から1830年の時代のイギリスで主流であった建築様式で、
イギリスの影響を受けたアメリカ、特にニューイングランド地方でもよく見かける様式(らしい)です。 >>> wiki(英語版)
▼ ハーバード大学の建物のいくつかもジョージアン建築だそうです
建築の様式のことなど全くわからんわたしでも、
ううううう、美しい〜〜〜!!!
と目の前でうっとり眺めていた建物でした。
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友情を試された無言の数時間
往復で電車のチケットを購入すると安くなったので、確か夕方4、5時ごろにロンドンに帰る電車の乗車券を事前予約して買ってたんです。
バースで見て回るところってね、わたしたちが予想してたより少なかったんですよ。
で、帰りの電車の時間まで、数時間余ってしまいました(当時工事中のところがあったので今はもっと栄えているような気がしますけど)。
早めの電車に乗ってもいいかと駅に聞きに行ったんですが、追加料金を取られる、と言われてしまい、諦めて数時間を潰しました。
物価が高い都会での留学生生活は、節約第一(人による)。
午前中にすでに歩き回っていたので、体力的な疲れもあったうえ、
元々ひとりの世界に入って漫画や本読んだり、音楽聴いたり映画見るのが好きなわたしたちなんで、ずーっと話してることで、疲れを倍増させてたんですよ。
家で毎日話していたので、バスに観光に行った頃はね、もう、二人の間で話すネタが尽きてたし。笑
お互い無言が長くなって、口を開くとピリピリして不穏な空気が流れました。
このバースには、一応小さな「マーケット」的なところがあったんですが、そこを別行動で何周かまわってどうにか時間を潰して終了。
この日の写真。
午前中は仲良く二人でローマン・バスで写真を撮りあったり、二人で写ってる写真が残っているのですが、
帰りの写真は物悲しく電車の椅子の写真を撮っていました。
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旅行に行って友情が壊れるという話もたまに聞きます。
バースでMは私に対してちょっとキレていて、私もちょっとキレ返していたのでジメジメした性格のわたしはちょっと気にしてましたが、
疲れが取れたB型Mに後腐れは全くなくて「あの時疲れてたよね〜」の一言程度で終わったような記憶があります。
私とMは、常にお互いの住居に物理的な距離があったため、
回数的には頻繁に会わない友人でしたが、共通点がいくつかあって、仲良くなりました。
この旅行で、お互いを思う仲が一層深まったのは間違いないと思ってます。
お金をかけずに、夢だったイギリス・ロンドンに滞在させてくれて、
ひとり歩きも、ふたり歩きも楽しませてくれて、
友情まで深めさせてくれた、
こんな、みんなに自慢したくなるような旅をさせてくれた親友Mに大感謝。
私って本当に幸せ者。
M、本当にありがとうね!
ずっと覚えてるからね!!
In memory of my irreplaceable friend, M.
What we have once enjoyed we can never lose. You'll live forever in my heart.
ありがとうございます。むすめちゃんの日本帰国費用に回させていただきます。😆