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違う遺伝子の子を持つ女がヒエラルキーのトップに来る時代。

私の推しているあるアイドルが、グループを抜けてソロ活動することになるらしい。びっくりしたけど、もうなんか最近何を聞いてもそういうこともあるよね〜としか思えなくなっている。

これは諦めというよりはもう、時代がそうなっているというか、
仕事でも人間関係でもずっと一つの形態で死ぬまでやっていくにはもう無理がきているようだ。あらゆる場合において、ひとつの形にこだわる必要はない。

トヨタ自動車という一流企業でさえ終身雇用はもう無理だと公表している時代なのだから、一つの仕事で人生終えようと考えている人は流石にいないはず。
今の50代60代の人たちは運良く一つの企業で勤め上げられるかもしれない。
だけど、多くの人たちは、定年後に何かしらまだ働かなければならなくなることには気づいている。

私の世代などはもう本当に分からない。正社員という形態が存在しているのかも謎だ。この世代の人たちは今の時点で色々と模索している人が多い。副業を始めてみたり、投資をやったり、FIREなるものに憧れていたり。

ビジネスのマーケットは広く開かれているが、如何せんカモにされたり搾取されたりと偽物のビジネスが多いのも特徴的だ。
だけど、まだ誰もやっていないことや求められていることなどは確実にあるのでそこにうまく嵌れば成功するというチャンスはある。

20代10代の若者はもう稼ぐとか働くことに価値を感じない人たちもいるくらい、人生省エネというか、そんなに求めなくてもいい、僧侶のようなある意味人間回帰的な特徴がある。

人間関係や家族関係も変化していくだろう。
私は今の日本の自己犠牲的な家族の在り方に疑問を持っているので
どんどん変わっていけばいいと思っている。

介護なんかは、どうして介護士という立派なプロがいるのに家族が介護しないといけないみたいな風潮になっているのか納得できないし、
(これはプロに対する冒涜だと思う。)
料理もなぜか女がやるべきみたいなことになっているし、
根拠のない自己犠牲的なものを愛情という名の幻想に置き換えてわざわざ苦しんでいるとしか思えない人たちも結構いる。

そして結婚すると一人の人間の子供しか作れなくなる、という結婚制度に私はずっと疑問を持っていた。

社会的には家族という世帯の方が管理しやすいし、その中で構成員を増やしてしまった方がいいのだろうけど、生物学的に考えたら、絶対女は違う遺伝子の子供を産んだ方が人という生命体としては強いと思う。

さらにこれから少子化になるからこそ、一人の遺伝子だけと子作りせず、多様な遺伝子を持つ子を持った方が人間の可能性は広がると思う。

父親がみんな違う子の母親って、今ではありえないみたいな感じだけど
もうそろそろそれもありなのではという風潮に変わっていく気がする。

今それができるのは経済力のある女に限られるが
それこそ社会のシステムが変わったら、できるだけ違う遺伝子の子供を作りましょう、一人っ子政策ならぬ異人っ子政策なるものができるかもしれない。

そうすると、結婚制度がもはや崩壊する可能性すら出てくる。
結婚制度が崩壊すればなんでも家族単位だった社会のシステムそのものが変わってしまうだろう。
だけど、本当にあり得ないことではないと思う。

昨日の記事のように大正時代では
働く女性は職業婦人と呼ばれ、奇異な存在だった。女性が働くなんて卑しいと思われていた。

だが100年後の今はどうだろう。
働かない専業主婦の方が珍しいし、
社会的にもあまりいい印象を持つ人は少ない。

100年でこれくらい社会の認識というものは変わるのだから、 
女性はできるだけ違う遺伝子の子を作りましょう、というのが一般的になり、
今最善で最高の形とされている婚姻関係を
結び、その中で多くの子どもを作るという
強固なシステムが脅かされ、
え、ひとりの男と何人も作るとかバカかよ笑
とか言われる時代が来るかもしれないのだ。

それくらい、私たち人間が社会の中で
正しいことをしている、人としてこうだとか
思っていることって時代が変われば簡単に変わるものなのだ。

だからこそ、常々こういう未来になるのでは?
とか、今のこの行いが数年後も正しいとは限らないから、制度に縛られずに自由に思考することは
大事だなと思っている。




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