揚野華奈@【風俗嬢の仕事論】出版

ソープを6年、デリヘルを5年間務めた中で見て来た性の本質や、性産業の実態、人間の本質や…

揚野華奈@【風俗嬢の仕事論】出版

ソープを6年、デリヘルを5年間務めた中で見て来た性の本質や、性産業の実態、人間の本質や男女の性について書きます。

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電子書籍 [風俗嬢の仕事論]出版

ついに!!私の電子書籍が出版されました。  12月5日本日発売です。 ずっと本を出版することが夢だったから 夢を叶えることが出来て本当に嬉しい。 もちろん、紙の本を出版することは夢だけど 紙の本はまずある程度の実績と知名度、 売上予測が立たないとダメだし、 編集、営業、印刷、本屋とかたくさんの人が 関わってるから売らないといけない! っていうプレッシャーが凄い。 特に最近では初版1万部自腹購入して 書店でのランキング1位になって注目を集めたり 重版かけたりとかとにかく著

    • 性を売ることがエンターテイメントになる日が来たら

      東京藝術大学美術館で開催中の大吉原展 この展覧会、”吉原は人身売買と同じだから人権無視だ、こんな展覧会をやるということは人権侵害を容認しているのか”といった声が上がり、ネットで炎上した模様。そのせいなのか、本展覧会ではいかなる人権侵害も許しません、みたいな注意書きが冒頭にあった。 なんていうか、なんで日本ってこうめんどくさいんだろう・・・。 何もかもいちいち一から十まで説明しないといけないんだろうか。 だって、じゃあ、戦争なんかはどうなるわけ? 戦争なんて強制的に召集

      • 文章に価値を与えた作家。 下田美咲ちゃんに会えた♡

        ついに、ついに、大好きな下田美咲ちゃんに 会うことが出来た!!! 今回会うにあたって、彼女の何が好きなのか改めて考えてみたところ、 書いてあることに嘘がないことと、貪欲に行動して、夢を叶えて欲しいものを手に入れている ところだ。 もちろん彼女は女性としてすごく可愛くて、あんなに美人なのにめちゃくちゃ美の研究をしていて、(だからこそ美人なのは当然だ)そこに甘えがないということもすごく好きで。 そう、そこなのだ。 あんなに容姿がいいのに、すごく恋愛に対して誠実で真面目で愛が

        • 一生性から逃れられないのは私も同じだ。

          好きな作家、花房観音の旅エッセイ「女の旅」 旅エッセイと言っても、花房観音が書くのだから のほほんとしたものではなく、 私は一人旅をしたことがなくて、どうせするなら性を目的とした旅をしたいなと思っている。 旅をしたり、どこかに泊まったりすると、なぜかセックスしたくなるから、 私にとっては、旅は男と行くもので、 よく女は女子旅とかいって女同士で旅行したりするけど私は絶対嫌だ笑 女と旅行して何が楽しいんだろう。女同士で温泉に入るのもよく分からない感性だなと思う。 男と行か

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        電子書籍 [風俗嬢の仕事論]出版

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        • なぜ私が11年間風俗という仕事を続けることができたのか
          5本

        記事

          セックスを理由づけすることほど愚かなことはない。

          多くの女はセックスをする際に理由付けをする。 付き合って彼氏になったからするとか、何回かデートしたからするとか、 結婚することになったからするとか、子供が欲しいからするとか、未経験で恥ずかしいからするとか、相手のスペックが自慢できるから (有名人とか、お金持ちとか)するとか、 お金のために仕事として対価に見合ったサービスをするとか (ちなみに私は風俗嬢だったのでこれだった) とにかく何かしらの理由をつけて、自らを価値付けして、 することに正当性を持たせて、 理由づけをして

          セックスを理由づけすることほど愚かなことはない。

          性で破滅する人、救われる人の違いはなんだろう。

          私が性の発信をする決意をしたのは、 本を出版することが出来たからだ。 この本には、私の今までの人生が詰まっている。 こういう自伝みたいな本を書くことができて本当に嬉しかったし、 今まで風俗という仕事に対して、 なかなか消化できなかった後ろめたさや モヤモヤを言語化することによりスッキリしたし、自信になった。 なんで風俗という仕事をしたのか?という問いに対して、初めて喜ばれて、ありがとうと言われた仕事だったから と今ならすぐに答えられることができるし、 風俗に対するイメー

          性で破滅する人、救われる人の違いはなんだろう。

          本当はみんなセックスを知りたい。

          こんな記事を見つけた。 性教育の必要性を本当に感じる。今でこの状況なのだから、 10年後、今の小中学生が20代になる頃にはもっと増えるだろうし、 昨今の性加害、性加害ばかり騒いでいる社会ではセックスしたいなんて誰が思うのだろうか? 私の本でも書いたように、私の小中高生時期は恋愛ドラマ全盛期で、少女漫画やティーン小説もたくさん読んでいたから恋愛に対してすごく憧れがあったし、ワクワクしながら見たり読んだりしていて本当に楽しかった。 小学校4年生くらいから周りの友達とそういう

          本当はみんなセックスを知りたい。

          生きることが必ずしも善だとは思わない。

          私は明日39歳の誕生日を迎える。 今の世は当たり前のように80とか90とか生きるものだというようになっているし、挙げ句の果てには人生100年時代とかまで言うようになってしまった。 そもそも生き物は生きていることがよくて死ぬことがなぜだめなのだろう。 生は幸福で、死は不幸、忌み嫌うもの。なぜそうなのか本当のところは誰にも分からないのではないか。 私は別に自殺願望もないし、希死念慮が強いわけでもないし、鬱でもないし、ストレスもないし、辛くもないし、毎日それなりに楽しいし、孤独

          生きることが必ずしも善だとは思わない。

          最高の自己表現かつ自己愛に昇華されるオ◯ニーという行為。

          昨日の続きです。 私がいわゆるオモチャを使うようになったのはセックスを経験してからだった気がする。初めての相手となった彼が、いろいろと買ってくれて試してみた。 面白かったけど、彼と一緒に使うよりは自分一人で使っている方が楽しくて、ひとりでする時には道具が加わるようになっていた。ラブホテルには電マがあったけど、あれは強すぎるだけで全然よくなくて、セックスの中でのプレイの一つとして カップルで楽しんでするというのならいいけれど、快感を求めるために一人でする時には適していないと思

          最高の自己表現かつ自己愛に昇華されるオ◯ニーという行為。

          30年間オ◯ニーをし続けたらどうなったか。

          私は8歳の頃から性に目覚めて自分でしている。このいわゆる”オナニー”って適切ないい言葉がないかと模索中だ。 女性誌なんかで最近目にするのはセルフプレジャーといういかにもなワードだからちょっとな・・・ だけどこのセルフプレジャーっていい言葉だ。自分を喜ばせる、という意味。 性の本質は自分を喜ばせるということだから理にかなっている。 次にメジャーな言い方で自慰という言葉があるが、これは本当にじめっとした不幸感を感じさせる。なんかこの文字見るだけで嫌だ。幽霊という漢字と同じくらい

          30年間オ◯ニーをし続けたらどうなったか。

          たくさんの男としてみたかったから風俗嬢になった。

          風俗嬢になる理由はさまざまだ。 ・キャバクラで働いていたけどもっと稼ぎたくて 風俗に職替えした。 ・ホストに入れ込んでいて、すぐに現金が欲しい。 ・毎日同じ場所に通ったり同じ時間に決められたことをやる、ということができない。 ・すぐ体調を壊したり、身体が弱いためひとつの場所に勤められない。 ・一般社会に適応できない。 ・シングルマザーであったり、介護の都合などで時間の融通がきく仕事がしたい。 ・一般的な会社員や介護・保育職だが、給料が安過ぎて、お金の足しにしたい。 ・学生な

          たくさんの男としてみたかったから風俗嬢になった。

          愛を与えられる女性はいるだけで価値がある。

          先日そごう美術館で開催された中川淳一展に行ってきた。 どこを見渡しても可愛い女の子に囲まれて胸熱だった。 彼の美意識にすっかり魅了された私は書籍を購入。 美しく生きる言葉というタイトルの通り、珠玉の名言の数々に 読んでいるだけで美意識が高まっていく。 音楽や芸術やファッションなどの美しいものを作り上げるのはほとんどが男性だ。 いつの時代も美意識は断然男性の方が高く、女性の美しさを知っているのも男性だけだろう。 「女らしさ」というものは、女の持っているあらゆる本質を、

          愛を与えられる女性はいるだけで価値がある。

          生理を理解しろというならば、射精も理解するべきだ。

          災害時の避難所での生理用品問題について、ここ最近は貧困女性に生理用品を支援したり、水や食料と同じくらい、命を繋ぐ必需品として認識され始めている。 少し前は女性が生理用品が欲しいと言い出せなかったり、災害時にそんなことを言っていいのだろうかという空気があったけれど、ずいぶんそのあたりの問題も進歩したなと思う。 災害時の生理は本当の大変だろうなと思う。生理って人によって個人差がありすぎるし、いつもと変わらない日常を送れる人もいれば、気絶して救急車で運ばれるくらい痛みを抱えている

          生理を理解しろというならば、射精も理解するべきだ。

          性を言語化することは自立した大人に必要なこと

          多くの男女は、性行為をするにあたって 何をどうして欲しいかとか何が好きかとか、 自分の性癖を言語化して伝えることのできる人は少ないのではないだろうか。 よく考えたら私もできていなかった。 私の人生のセックス歴はほとんどが仕事であるため、自分の望みを伝えるとか、自分の欲望や性癖が何なのか深く考えたことがなかったし、  どうしても相手ファーストのときが多かったから自分の性に対する言語化が出来ていない。 風俗で働いた最初のお店ではプレイ前に簡単なアンケートがあった。 して欲し

          性を言語化することは自立した大人に必要なこと

          もっと目の前の性に没頭したらいい。

          今日この記事を読んでずっと考えていた。 なんでみんなもっと性を楽しめないんだろう、と。 男からどう思われるかだけを気にして、肝心の目の前にいるたった一人のその男性を見ていない。 そりゃあ別に誘ってくる男全員とする必要はないし、自分が本当にこの人としたい!と思ったら素直になればいい。 私はこの記事でも書いたように、好きな男とは早くベットに行きたいと思っている。なぜそれを考える必要があるのか分からない。 多くの女がお手軽になりたくなくて、もっと時間とお金を私に使って欲しい、

          もっと目の前の性に没頭したらいい。

          違う遺伝子の子を持つ女がヒエラルキーのトップに来る時代。

          私の推しているあるアイドルが、グループを抜けてソロ活動することになるらしい。びっくりしたけど、もうなんか最近何を聞いてもそういうこともあるよね〜としか思えなくなっている。 これは諦めというよりはもう、時代がそうなっているというか、 仕事でも人間関係でもずっと一つの形態で死ぬまでやっていくにはもう無理がきているようだ。あらゆる場合において、ひとつの形にこだわる必要はない。 トヨタ自動車という一流企業でさえ終身雇用はもう無理だと公表している時代なのだから、一つの仕事で人生終え

          違う遺伝子の子を持つ女がヒエラルキーのトップに来る時代。