グラッチェ伊藤

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最近の記事

シン・ウルトラマン

シンゴジラに続くシンシリーズの二作目…かはともかく樋口監督、庵野氏両名が好き放題やった映画ことシン・ウルトラマン。見てきたので感想。以下ネタバレあり 私含めネット上の不特定多数のオタクはこの映画の観賞後、「シンゴジラほど一般受けしないかも」と後方彼氏面を大いに発揮するであろうこの作品。リスペクトがおおすぎる。それも特濃のだ。自分が気づいたリスペクト・ネタを羅列していいが、やめときます。 とにかくオタクにはみてほしいし、私も近い内に見に行くつもりです。一旦感情を整理したい。

    • ザ・バットマン

      「とんび」見た日の夜の上映だったので3割増しで面白かった。 設定やヴィジュアル、なんだったら 演出面まで従来のバットマンと大きく違う点はないなと評価できる今作。ブルースは父親が死んでて、それを理由にバットマンになって警察のゴードンと組んでいる。この部分、ダークナイトで言うビギンズの部分がバッサリカットされているけど、物語を理解する上でさしたる問題ではないのかも。 リドラー 本作の悪者はリドラー、バットマンの長い歴史の中でさまざまなリドラーがいたものと思うが、本作のリドラ

      • とんび

        謎のやる気を出して映画館へ。といっても見たい映画があったわけでなく大きな画面で映画が見たくなったという程度。「たまには邦画の新作でもみたいなー」こんな感じで「とんび」を見る。事前情報は一切なし。  まず感想としてあまりできのいい映画とは言えなかった。多分この映画で涙を流せる心清い人も世の中にはいるだろうが、少なくとも私には次々と現れる突っ込みどころと言うか気になるポイントを処理する事に忙しく泣いてる暇はなかった。特に何がひどいというよりはまんべんなく合格点に届いていなかった

        • オッドタクシー イン・ザ・ウッズ

          2021年4月からテレビ東京で放送されたアニメ「オッドタクシー」の劇場版アニメ。テレビアニメの再編集に加え、新規映像での本編後日談といった構成の本作。テレビアニメの再編集ならば映画のみで楽しめるのかと思いきや、そんなことはないむしろ全く逆。アニメ本編に加え、YOUTUBEではアニメ本編と同時進行で公開されたオーディオドラマや漫画版など他メディアでの展開にも力を入れた「オッドタクシー」の劇場版は全て予習しておかなければ完全に楽しめたとは言えないだろう。 予習をした方がいいとい

        シン・ウルトラマン

          ガン×ソード

           スーパーロボット大戦30が先々月発売され、それをきっかけにここ最近自分の中で思い入れが一段と強くなった作品がある。「ガン×ソード」だ。2005年に放送された全26話のオリジナルロボットアニメであり、キャッチコピーは痛快娯楽復讐劇。そう痛快娯楽復讐劇!ここが重要である。この作品の恐るべき所は作品の根幹たるこのコピーが驚くほどブレないということだ。この世にアニメは数あれど、作品のテーマや構成、キャラクターの設定がブレてしまうこと、薄れてしまうことは少なくない。いやむしろ大部分の

          浅草キッド

          今日からNetFlixで配信された「浅草キッド」。監督は劇団ひとりさん。主演は柳楽優弥さん。どちらも今までの邦画の定義に縛られない自由な表現者というイメージで、最近になって増え始めた配信での公開という新たな映画の形に相応しい映画っとなっているようだ。  私は恥ずかしながら「浅草キッド」、原作を読んでいないのであくまで映画を見た感想となるが、そう見ると劇中に起こるイベント、展開はどうにも地味に感じてしまった。ビートたけしが浅草のストリップ劇場から演芸場、テレビへと有名になって

          午後ロー最高

          「2012」と「雷神」をみた。 平日の昼間からすることといえばこれしかない。午後ローのビミョーな洋画を見れば手軽に見れる名作により感動できる。  というわけで「2012」のほうから、2009年制作のディザスター映画?当時話題だったマヤ文明の予言通りに地球が壊れちゃう話。ギャグとCGのレベルだけ異様に高い今作、逆に言うとちょいちょい挟まるギャグは笑えるけど盛り上がりが邪魔されてるし、レベルの高いCGはクオリティーはすごいが主張しすぎるためにアニメを見てるみたいにリアルさがなく

          午後ロー最高

          「悪人伝」

          新感染以来のマ・ドンソク。U-NEXTにあったので見てみましたがこれはすごい映画ですね。 滅茶苦茶な設定からゴリ押しのアクション警察とヤクザが手を組んで連続殺人鬼を捕まえるため奔走するファンタジー韓国映画こと「悪人伝」。設定だけならまだしもアクションさえファンタジーだから手が付けられない...面白い。韓国の警察のシステムをよく知らないんですが暴力団のガサ入れと殺人事件の捜査の主導を一人の刑事がやるのには違和感があるし最後の法廷のシーンも納得できないシーンもあったが、まぁ気に

          フリーガイ

          なかなか吹き替えをやってる劇場が少ないもんで観るのが遅れてしまいやした。ライアン・レイノルズとはデップーぶりかな、それこそ顔はほとんど見えなかったから今作が初めてまじまじとライアン・レイノルズを見たことになる。そんなわけでフリーガイをみた。感想としては全体的に好評。部分的には非常に好評。おバカ映画と思いきや案外メッセージ性のあるストーリーだった。 というわけで ストーリー主人公「ガイ」はゲームのモブキャラで、とあることをきっかけに自我を持つが...?というあらすじ。あらす

          ザ・スーサイドスクワッド"極"悪党集結

          やっぱり楽しいクソ映画スカッとしたい気分だったので観に行った今作、前作はハーレイ可愛いなぁなんて気持ちで見てて正直スカッとしたとか気持ちいい気持ちで帰らなかったので今度こそという気持ちだった。ので望んでたクソ映画がお出しされて嬉しい限りです。前提として映画に登場するヴィランハーレイ以外全部知らないし、なんならハーレイもよくは知らない。けれど話の流れに彼らの背景や心情をしっかりと描写する構成がクソ映画なりの説得力を出してる、さらにテンポがいい、さすがはジェームズ・ガンと言ったと

          ザ・スーサイドスクワッド"極"悪党集結

          竜とそばかすの姫

           本日公開 細田守氏の最新作「竜とそばかすの姫」見てきました!事前の情報入れずになんとなーく劇場へ。サマーウォーズの焼き直し、ウォーゲームの焼き直しなんて言われててなんとなーく田舎に人工衛星落ちてくる展開かと思ったんですけど、これ「美女と野獣」ですね。見終わった後にネットぐるりと見回すと監督が参考にしてるみたい。にしてもまんまというか、「竜」の城を主人公が尋ねるシーンがディズニーすぎてエンドロールにディズニーの名前探しちゃってね。ま美女と野獣なんて古典も古典ですからパクリでも

          竜とそばかすの姫

          「閃光のハサウェイ」見たんですわ

           こんばんわ。本日は6月11日金曜日、劇場映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(以下閃ハサ)の公開日です。ほんでもって見に行ってきました、初日だけあって満席でしたな、感染対策のことで一見ガラガラですが。  今回のために映画化される部分をあらかじめ原作で予習しましたので、そことの違いも見つつレビューです。というわけで注目ポイント! 原作に忠実今更ですが、今回公開された劇場版の内容は原作「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の上巻をそのまま映像化したものです。ただ一つあ

          「閃光のハサウェイ」見たんですわ

          るろうに剣心

          最新作のthe final、マスクに体温測定、感染対策ばっちりでみてきました! 原作ファンも太鼓判!ムネアツなシナリオ!ついに走り切った実写版「るろうに剣心」。恥ずかしながら原作を京都大火編までしか読んでいなかったため。前提知識なしに今作を視聴。後日、友人から原作と映画の違いについて聞いてみたところ大きな違いはないものの、いくつか重要な要素が省略されていると語っていました。重要な変更点は以下の通り。 ・弥彦が戦わない ・四星が登場しない ・オイボレが登場しない ・四乃森蒼

          F91

          劇場版「閃光のハサウェイ」の公開をがもはや目と鼻の先にある今日。ガンダムUCを皮切りに「逆シャア」から「vガン」までの年表が次々にピックアップされついには閃ハサの映像化にたどり着いたことは本当に嬉しい。この流れで行けば次は「F91」かな漫画も連載中だしね! ということでまたみたF91、何度見ても傑作。もちろん前提に小説既読があるが。もはや初見の感想なぞ語れんので2021現在、何度目かの視聴の感想になる。今回は漫画版も読んでみたので、また違った面白さがあった、いやぁF91は本

          巨影都市

          ギリギリ許容できるクソゲー、いや虚無かもしれん。 公式サイトによれば 本作で描かれるのは、巨大怪獣や巨大生物によってもたらされる脅威。人間とかけ離れた圧倒的スケールで迫りくる巨大な影<<巨影>>に人類は成す術も無い。「生きた脅威」を前に、人はどう行動するのか、生き残るために取る選択とはーー。本作は、「巨影」によってもたらされる非日常の中を生きる1人の人間を主人公とした、新機軸の「SFサバイバル・アクションアドベンチャーゲーム」である。 (公式サイトより引用) とのこと、

          スネークアイズ

          ニコラスケイジ主演 公開は1998年。トゥルーマンショーやアルマゲドン、日本では四月物語が公開された年。 序盤はニコラスケイジ演じる汚職警官の主人公をカメラがひたすらに追い回す。さらに長回し。 聞くところによれば、この長回しが映画史にまれにみる長さであるらしい。それだけの長さを演じ切るニコラスケイジの演技もさることながら、長回しのシーンを生かし、重要な伏線を配置する監督のブライアン・デパルマの演出、構成力も見事。 序中盤にそのような大掛かりな仕掛けがあることでかすんで

          スネークアイズ