巨影都市

ギリギリ許容できるクソゲー、いや虚無かもしれん。

公式サイトによれば

本作で描かれるのは、巨大怪獣や巨大生物によってもたらされる脅威。人間とかけ離れた圧倒的スケールで迫りくる巨大な影<<巨影>>に人類は成す術も無い。「生きた脅威」を前に、人はどう行動するのか、生き残るために取る選択とはーー。本作は、「巨影」によってもたらされる非日常の中を生きる1人の人間を主人公とした、新機軸の「SFサバイバル・アクションアドベンチャーゲーム」である。 (公式サイトより引用)

とのこと、聞けばウルトラマンやゴジラ、ガメラにエヴァまで出るという。これはやらねばと奮起した。発売は2017年、随分と熟させて今になってプレイ。そして思った、これはヤバイ。

最初に断っておくと、私は巨影都市に登場する、”巨影”の原作をすべて見たわけではない。なので元の作品からのツッコミってのはあんまりない。そこはこの作品のいいところじゃないですか。

肝心のクソゲーの部分。これはあげるとキリがない。グラが粗い、ロードが長い、操作性が悪いなどなど。中でも一番良くないのは、ゲームの中身がないこと。ウルトラマンが戦おうが、ゴジラが進撃しようが、主人公を走らせて目的地に着けばいい、途中のアクション要素は四角ボタンを連打してれば全て解決。幼稚園児にもってこいだな。

上であげた問題点は、例えばマシンスペックが上がったり、開発に時間をかければ解決できた問題かもしれない。でも、そもそもこのゲームって、ゲーム性にそもそもの問題があるように思える。

有名な作品の名前を借りている以上、それらをゲームの真ん中に添ええうはずなのに、ゲーム中写るのは、基本、”巨影”のまたぐら。スカート覗くゲームかこれ。”巨影”を原作含めて軽くみすぎてる。絶対絶命都市から続くノリなのはわかるけど、「巨影都市」を買う人は、”巨影”が見たいんであって主人公に関わる話なんてどうでもいいし、それを見たいなら、有名作品の名前を借りなくていい。”巨影”の存在に意味がなさすぎて、それこそウルトラマンもゴジラもただの”着ぐるみ”として出演してる。

目指すところはスパロボだ。



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