フリーガイ

なかなか吹き替えをやってる劇場が少ないもんで観るのが遅れてしまいやした。ライアン・レイノルズとはデップーぶりかな、それこそ顔はほとんど見えなかったから今作が初めてまじまじとライアン・レイノルズを見たことになる。そんなわけでフリーガイをみた。感想としては全体的に好評。部分的には非常に好評。おバカ映画と思いきや案外メッセージ性のあるストーリーだった。

というわけで

ストーリー

主人公「ガイ」はゲームのモブキャラで、とあることをきっかけに自我を持つが...?というあらすじ。あらすじ聞くともうやってる作品がちらほらある、最近だと「ガンダムビルドダイバーズ」とかちょっと前の「SAO」とか、AIが自我を持つというあらすじなら結構数がある。舞台設定とかを見てると「トゥルーマン・ショー」を思い出したりもした。主人公の口癖もなんとなく似てる気もしなくもない。しかし「フリーガイ」においてはそれらの作品と結論の付け方が違う。実際主人公が自分の存在について苦悩する時も思わず感情移入してしまう切実さを感じ、この映画は単に娯楽映画というだけでなく自分の個性とその周りの環境へ向き合うことの大切さを訴えるメッセージ性を持った作品だと思えた。

アクション

今作を見て感動したのは私だが、同時に心底楽しんだのも私だ。劇場に観に行った人はみんな同じだろう。笑いどころは無数にある。なぜならこの映画、ゲームネタがびっくりするほど”わかってる”。屈伸煽りやマリオ64の壁抜け?なんかだったり、「フリーガイ」と同じようにゲームを舞台にした 大ヒット映画「レディープレイヤーワン」にもこれほどのゲームネタは見なかった。そういう意味ではフフッと笑えるポイントが多い。劇場で観に行こうおと思うならそんなマニアックすぎるゲームネタを探すのもアリかもしれない。アクションもそうだクライマックスに仕込んであるネタでも細かな所作からカメラワークに効果音、大袈裟にBGMも、作り手のこだわりが感じられる。なかなかにオタク向きの映画ですねこれは。

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