現地の雑誌を読みながら言語を学ぶ
日本にいる時は雑誌が好きで、本屋さんに行っては「ホビー」と書かれたコーナーに頻繁に出入りして買っていたのだけど、海外に来てからと言うもの、ほぼ現地語でしか雑誌を見かけないので、めっきり雑誌離れしてしまった。
インターナショナルな雑誌(ELLEとか)は英語バージョンもあるのだけど、やはり置いている数で言えば現地語の比率が圧倒的。現地語だと書いてることがわからないので、日本語の雑誌のように、特集のキャッチに惹かれて買いたくなる、ということはなくなった。
雑誌難民になってしまって数年。何かいい方法はないかと考えて最近思いついたのが、「雑誌を語学学習の教科書にする」こと。オランダ語の勉強を始めて割とたっているのでちょっと思いつくまでに時間かかりすぎである、が先週末実践してみた。
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教材は、オランダのスーパーマーケットの代表格であるAlbert Heijn で無料で配布されていた、ビールの特集マガジン。(本屋で買うんじゃないんかい!と言われそうだがそこはご愛嬌で)
ビールの雑学的なものがたくさん書いてある(のだと思う)ので、新たな知識を増やすのにも良さそう。
ページ数も多く、これで無料とは太っ腹である。(去年は確かコーヒー特集だったが、オランダ語だから読めない…と写真だけ楽しんで終わった)
そしてその日勉強したページはこちら。
ノンアルコールビールの豆知識のページ。
まずはオランダ語のページを、Google翻訳のカメラ機能を使って英語に翻訳。
カメラの角度によってはきちんと文字を認識してくれないので、一番ちゃんと訳してくれていそうな角度を見つける。
ベスポジを見つけたらすかさずスクショ。
そしてそのスクショと雑誌を見比べながら、サマリーをノートに書いていく。
オランダ語で書けるといいのだけど、そこまでの能力がないので英語で書く。英語の勉強にもなる。
Google翻訳の意味がちょっと「?」な部分は、直接その文を打ち込んで翻訳し直すか、相方にヘルプを求める。
なんとなく全体の意味がわかったら、もう一度オランダ語の方を読み直してみる。スピーキングの練習にもなるかなと思い、音読もしてみた。
新しい単語や長すぎる単語はなかなかこれだけでは覚えられないけど、良く出てくる接続詞や前置詞などは繰り返すことによって頭に入ってくるし、文章の構成がなんとなく掴めてくる。気がする。
何より自分が興味があったり、面白いと思えたりするトピックなら、普通の教科書だけで勉強するよりも良いかも。(しかしながら文法や発音の勉強も大事なので教科書も必要だと思う。)
雑誌を読むスピードにしたら亀のごとく遅いけど、これはこれで新しい雑誌の楽しみ方なんじゃない?と思えた。
あとはもう一つ、最近同じことの繰り返しの中で生きていたので、自分で思いついた新しいことにチャレンジする、というのが何よりリフレッシュになった。
このビール特集が終わるまで続いたら、本屋に繰り出して好きな雑誌をご褒美に買おう。
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