(2024/05/3/金)[かみよりつぐかたち]③ 展示室2の展示
『かみよりつぐかたち』②
この記事は、昨日・一昨日に書いた記事の続きです。
こちらの記事は、先週土曜日と日曜日(2024/4/27/土~28/日)に『かみよりつぐかたち』に行き、そこで撮影した写真を、整理しながらまとめたものです。
今回は、みやざきアートセンター5Fの展示室2の様子を備忘録としてまとめてみました。
展示室2の展示
展示室2入り口から中を覗くと、かなり迫力の有る光景が広がっていました…。
写真ではあまり伝わらないかも知れませんが…
数メートル有る…天井まで届く展示が正面と右面に有り、迫力が有りました…。
展示室2入り口、右壁の全体写真
早速、部屋に入って、入り口から見て、右壁面の写真を撮影しました…。
そこには、新聞紙と、新聞紙で出来ているとは思えない動物が並んでいます…
天井まで続く新聞紙の壁と、5匹のナマケモノ
展示室2入り口、右手の壁にこちらの展示が有りました…。
5Fロビー付近を散策している時に、展示室2の入り口から、こちらの展示が、チラチラと見えてはいましたが…
実際に目の前でみると、圧迫感に近い迫力が有りました。
天井に届く、高い新聞紙の壁に、公開製作スペースに展示されていたナマケモノや、展示室2横に展示されていたハシゴを上るナマケモノと似たナマケモノが2体吊り下げられていました。
一匹目のナマケモノは、かなり高い位置にいて、何か、棒を掴んでいる様です…
ナマケモノにはカラビナが取り付けられていて、ロッククライミングをしている様に見えます…
壁の下には……
①壁から落ちたかの様にマットに寝転ぶ様なナマケモノ。
②登っているナマケモノに繋がる紐を持つナマケモノ。
③壁のスミでストレッチをするかの様なナマケモノ。
…の、3匹のナマケモノが展示されていました…。
天井まで続く新聞紙の壁の前から、展示室2の右端を撮影した写真。
上記の高い壁から目を反らそうとすると、壁の側面に少し何も無いスペースが有り、どうしてもそこに目が行ってしまいます…。
その目線をそらした流れで、自然に展示室2の右端にを見てしまいました。
そこには、計算されたかの様に、綺麗にまとまった作品群が見えたので、ついつい写真を撮影してしまいました…。
その時、その場所から撮影した写真が下記の写真です。
3匹の猿
上記の写真を撮影した後、すぐ横に設置された、3匹の猿を見る事にしました…。
こちらの猿は、顔の部分が赤い紙で作られたコヨリで作られていて、体毛の表現も、躍動感のあるコヨリの動きで表現されていて、本当に面白かったです。
手前の寝転がる猿も味わい深かったのですが…
…それよりも、先程の壁にぶら下がるナマケモノが身に付けていた様な、『カラビナ』を、右奥の猿が持っていたのが気になりました…。
そういえば、展示室1・廣池 千洋氏の展示の中にも、カラビナを使ったアクセサリー(?)の展示が有ったので、なにか、コンセプト的に繋がる物が有るのでしょうか?
又、向かって左の猿の目線は『ワニが下に居る展示台に行こうとしている猿の展示』へ、顔と目線が向いている様にみえました。
積み重なった箱の上にいるカモシカ
こちらのカモシカは余り近づく事が出来ませんでしたが、迫力と、独特な雰囲気で、新聞紙や紙等で出来ているとは思えない作品でした。
写真では良く解らないですが、目の部分がかなりリアルで見応えが有ります。
奥から展示台の上に移動する猿と、下で待ち構える様に上を向くワニ
こちらは、カモシカの下に展示された、猿とワニの作品です。
先程の3匹の猿の一体の目線が、この猿とワニの展示へ向いている様に、私には見えました…。
手前の展示台へ移動している猿と……
…その下に待ち構える様に上を向くワニが展示されてました…。
何か、物語が進行している様な感じの展示の様に感じました…。
展示室2、奥の壁の全体像
上記の猿とワニの展示を撮影した後、直ぐ左側を撮影した写真です。
元々、カバとワニを撮影するつもりだったと思うのですが、思いがけず、展示室2の奥の壁の全体像を見渡す事が出来る写真を撮影する事が出来ました…。
滝から現れる様なサイとワニ。
こちらは、展示室2の入り口から見えたサイとワニです。
大量の青と白の紙紐が、壁の凹部分から滝の水の流れの様に垂れ下がっていて、その間からサイが顔を出している場面の様に見えます。
又、その水の表現の様な紙紐が、余って重なっている所にワニが居て、全体的に、水辺の様な印象を受けました。
5匹の巨大なカバ(ポスターに使われたいたカバが含まれています)
こちらは、上記のサイとワニの展示から、直ぐ左を向いて撮影した写真です。
私が撮影した写真の中では、5匹カバの位置が最も解り易い1枚になりました…。
一つ一つの作品が大きいので、じっくり観察する為に、少しづつ移動しながら写真に収める事にしました…。
こちらは、入り口から見て、最も手前に有った2体のカバです。
一番手前のカバは、ポスターやエレベーターの開閉扉に載っていて、凄く既視感が有る作品でした…。
しかし、事前に目にしていても、実際に実物の作品を目の前にすると、異様な迫力が有りました。
こちらは、表紙に使われたカバの奥に設置された2体のカバです。
首付近の、だるんだるんの皮の部分がリアルです。
更に移動し、残りのカバを撮影しました。
こちら、4体のカバの内、中央の一体のカバにのみ、何故か、先程の『滝と思われる表現』に使われている青い紙紐が使われていました…。
これは、カバが水中から勢いよく現れる事を表現しているのかもしれません…。
更に、撮影場所を変える為、移動しました…。
先程、撮影していてよく見えなかった一番奥のカバを、回り込んで撮影しました。
こちらも、カバのだるんだるんの皮膚の質感が、新聞紙で上手く表現されていますした…。
サーフボードに乗るイグアナと看板。
カバの展示を見た後、振り返って、後ろに展示された作品を見る事にしました…。
こちらは、赤を基調とした、細かな布切れが張られた展示台の上に、褐色の木製サーフボードが置かれ、その上にイグアナ(?)が乗っている展示でした。
周りには新聞紙の束が置かれており、一定距離以上近づけない様になっていました。
こちらのイグアナは、ここまで見た作品とは違い、新聞紙かチラシのカラフルな部分がふんだんに使われていて、凄くカラフルな作品でした…
爬虫類特有の鱗や棘が、本当に細かく表現されていて、凄く見応えが有ります。
こちらの、細長い布の切れ端で埋め尽くされた展示台の下に『Don't touch』と書かれた木板と、『Youki IBII Daily Use』と言う言葉と人物像が描かれた段ボールが設置されていました…。
つまり、こちらのサーフボードは、展示室1で紹介されていた伊比井 勇喜氏が、Daily Use(日常的に使用)している物…と言う事なのでしょうか…?
第2展示室、左奥の壁の写真。
こちらの写真は、イグアナを見た後、先程のカバの展示の続きを見たいと思い、カバの横に向かう時に撮影した写真です…
向かい合う2匹の白鳥
こちらの向かい合う2匹の白鳥は、上記の地図にも有る様に、一番左端に有るカバのすぐ後方に展示されていました…。
白鳥の後ろには、明るい蛍光灯が設置されていて、少し奥の壁側の場所に展示されているにもかかわらず、ライティングが効いていて、かなり目を引く展示でした。
髙い位置に展示されたフクロウ
こちらは、奥の壁の、かなり高い所に展示されていて、近くで見る事が出来ませんでしたが…
何故か、存在感の有る展示でした…。
よく見ると、フクロウの裏側がキラキラした素材(アルミホイル的な物?)で作られていて、この下に設置されている、向かい合う白鳥のライティングが反射して、若干光っていました…。
積み上げられた段ボール上の5羽の兎
向かい合う白鳥のすぐ横、高い所に設置されたフクロウのすぐ下に、こちらの、段ボールの上に設置された兎の集団(5羽)が展示されていました…。
こちらの兎は、かなり躍動感が有り、今にも動きだしそうな雰囲気でした…。
…この兎のコーナーは、何というか、本当に独特な雰囲気の展示でした…
その中でも、この一番手前の、こっちを見ている様な兎ですが…
見れば見る程、目の部分がリアルで、こちらが睨まれている様な感じがしてくる作品でした…
さらに近づいて、じっくりと観察すると、ロビーに展示されていたヤギの様な迫力が目から伝わってきて、ぞわぞわしました…
ここで、少し移動して写真を撮影してみます…
こちらは、先程の兎の後ろに展示された兎です…
手前の兎は、流し目でこちらをチラッっと見ている様な雰囲気ですが…
後ろの兎は、ガッツリこちらを観察している様です…
さらに場所を移動して撮影してみました…
こちらは、一番奥に設置されていた、2体の兎です…
奥の兎は先程と同じ様に、ガッツリこちらを観察している様に見えますが…
手前の兎は、何やら流し目でこちらを見ている様に見えます…。
ここまで見て、この5羽の兎が展示されていたスペースは、どの角度から鑑賞しても、兎と目が合う様な感じがするので、どこか落ち着かない様な…独特な雰囲気がするんじゃないか…?…と感じました…
大型魚(マグロ?)と、8匹の猫。
こちらは、先程の5羽の兎のすぐ横に有るガラスケース内に展示されていました。
近くでは全体像を写真に収める事が出来なかったので、少し離れた位置から写真を撮影しました…。
少し近づいて撮影した写真。
更に少し場所を移動して撮影してみました…
先ずは、大型魚の頭の方から写真を撮影する事にしました…。
魚の頭の部分には、猫が4匹、展示されていました…
その中でも、一番手前の目つきの悪い猫が、凄く気になりました。
更に、撮影場所を移動します…
こちらは、大型魚全体を撮影した写真です。
個人的には、この魚の身体全体に張り付けられた、縄の様に加工されたコヨリと、エラの部分の表現が個人的には好みです。
更に、展示ケースの左方向に移動して撮影します…
こちらは、魚の下半分の部分に集まる4匹の猫です…
こちらのグループにも、獲物を狙っている様な猫が一匹いて、凄く気になります…。
手前の猫とは対照的に、後ろの猫の、何をしようとしているのか解らない感じの猫が表現されていて、対照的な意匠で面白いです。
しかし……後ろの猫の目が、こちらを見ている様で何か気になりました…。
ゴミ袋の前のネズミ
こちらは、魚と猫が展示されていたスペースの横に積み重ねられたごみ袋の下に展示されていたネズミで、猫の方を向いて立ち上がっている様です
又、その横から、何故か棒が出ていて、ゴミ袋の山へ刺さっていました…
大量のゴミ袋から生える花
こちらは、先程のネズミの横から伸びる棒の先に有ったゴミ袋の山です。
そのゴミ袋には、何本か造花が刺さっていました…
又、少し離れた位置から観察すると、そのゴミ袋の中に、花以外にも、ネズミや犬がいる事が解りました……。
青いランプの載った麻袋に座る犬と、奥に居るネズミ。
この、ゴミ袋の山の手前には、青いランプの載った麻袋に座る犬が展示されていました…
手前には、触らない様に促すマークが置かれていました…
犬の正面上から撮影した写真。
更に、真正面から撮影した写真。
やはり、こちらを見ている様な…独特な雰囲気の目をしていて面白いです…。
左側面から撮影した写真。
犬の手元に、小さな黄色い花が置かれているのが興味深く、面白いです…。
一体、どう言うコンセプトが有るのでしょうか…?
この犬のすぐ上を見ると、紙パイプの上にネズミが展示されているのが解ります…。
紙パイプの上のネズミ
こちらは、先程、犬の近くに展示されていたネズミを、正面から撮影した写真です。
こうやって、少し斜めから観察すると、下からのライティングで照らされて、生き生きとしている様に見えます…。
本当にこの、ゴミ袋の山から出て来た様な雰囲気のネズミでした。
展示室2、左奥の奥を撮影した写真①
こちらは、展示室2を出る前に、ゴミ袋の山を撮影した写真です…
展示室2、左奥の奥(全体)を撮影した写真②
こちらも、展示室2を出る前に、展示室2の左半分を撮影した写真です。
展示室2の出口付近
4階への案内看板
こちらは、展示室3の有る4階へ下る為の階段へ案内する為の看板です…。
5階に上って来たエレベーターを使って下ると、特別展の外に行ってしまう様です。
出口正面に設置された案内板
エレベーターを使わずに階段を下ればそのまま展示室3へ行けるのですが、足が不自由な方の場合は、4Fまで、エレベーターを使う事が出来るようです。
4Fに下る為の階段
こちらは、4Fに下る為の階段です…。
階段を下っていると、手前の建物の上に、遠くに黒と黄色のメガドンキの看板が見えました…。
拡大するとこんな感じです…。
続きはまた後日書こうと思います…。
今回はの展示物と、展示室2から階段周辺の様子を備忘録としてまとめました。
まとめるのに少し時間が掛かっていますが、まだ現地で撮影した画像データーが有るので、少しずつ、現地で何が有ったのか、思い出しながら、全てまとめたいと思います…。
過去記事へのリンク
『かみよりつぐかたち』についての、これまでの記事をまとめたリンクです。
2024/04/29~2024/05/03/???~2018
最近はただの日記になっていますが、自分自身と作りたい作品について更に突き詰めて行きたいので、この作業を暫く続けて行きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。