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noteの書き方【16】感性で書き、理性で磨く

こんにちは!
みず@Webライターです。

今回は「考えながら書くと、つまらなくなってしまう!」というお話をしたいと思います。

バーっと書いて、後から磨き上げる

一口に文章といっても、「初稿(下書き)」と「本稿(完成版)」の2種類があります。良い文章を書くには、まず初稿を書きあげ、それをいい感じに手直しすると、効果的。

初稿は書き手の人間性が素直に出ていて、面白い。

けれども、初稿は荒削りだったり無駄も多く、読みやすさに劣る。本稿をつくるさいは、初稿の魅力はそのままに、無駄を削るなどして、読みやすい文章に磨き上げます。

続いて...…

①初稿の書き方
②本稿のつくり方

を、それぞれ確認していきましょう!


初稿の書き方

考えるな感じろ。これが初稿(下書き)の鉄則です。つまり初稿とは、感性で書くもの。うまく書こうと考える必要は、一切ありません。

具体的には、思いつきをそのまま書く。「脳内ダダ漏れ作文」が良い初稿を生みます。

ノリと勢いが何より大切!

たっぷり時間をかけて、真剣に考えながら書くと、文章に素直さとか人間味が出ない。その結果、つまらない文章になってしまう。たとえるなら、新聞記事みたいな感じになりがち。

そういう理由で、リラックスして思いつきをバーっと書くのが初稿の極意なのです。

無駄や不明瞭な部分はあとで修正すればいい。最初からうまく書こうとしてはいけない。

本稿のつくり方

本稿(完成版)は、理性で磨くべし!

目的は「魅力を損なうことなく、読みやすくする」こと。

初稿は足し算、本稿は引き算。

不必要や無駄を、大胆に削るのが基本です。要は、いっぱい書いて、いい感じに削るってことですね。情報量が同じなら、短いほど読みやすい。だから削ることが大事なんですね。

もちろん、不明瞭だったり意味の伝わりづらい部分も、いい感じに直します。読みやすいだけではなく、分かりやすいことも超重要だからです。

初稿の磨き方

初稿を磨くとは、自分の書いたものを他人の文章だと思って、添削するということ。

そのためには、何か他のことをして、30分なり1時間なり、時間を置くことが必要です。そうしないと、客観的になれない。個人的にはYouTubeで軽く動画を楽しむのがおすすめです。

添削の要点

読みやすく分かりやすい文章に仕上げるには、無駄を削り、不明瞭な部分を伝わりやすい表現に書き直すのが基本。

加えて、「言葉選び」もめっちゃ大事です。

初稿の段階では、何も考えずに思いつきをダイレクトに言葉に落とし込むので、どうしても単語の選定があまくなります。

従って、初稿を磨くさいは、単語の選定に気を配ることが必要不可欠です。

日本ではじめてノーベル文学賞を受賞した、川端康成は次のように述べています。

単語の選択は、よき文章の第一歩で、ここに文章の生命もこもる。

『新文章読本』川端康成/著

言葉選び、単語の選定といったものの重要性は、いくら強調しても足りません。

たとえば、これは商品名の話ですが、「缶入り緑茶」を「お~いお茶」に改めたところ、売上は2倍以上になったそうです。

その文脈と最も相性の良い単語を選定することが肝心。単語の選定さえ適切なら、その他はダメでも、かなり良い文章になると思って差し支えありません。

まとめ:初稿は直感、本稿は理性

初稿を磨き上げ、素晴らしい本稿を生み出すのは、ぶっちゃけめんどう。マジでダルい。

だから、思いつきをバーっと書いて、そのまま投稿するのも◎。

楽しくなければ作品づくりじゃない!

以上、みず@Webライターでした。



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