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推薦図書 江戸時代の小説高田郁さんの本   「みをつくし」など

①「みをつくし料理帖」シリーズ10巻

江戸時代の女料理人 澪 の成長と友情を描いた小説。

全巻読んでみました。
子供のころ大坂天満で洪水に遇い両親を亡くし、育ててもらったごりょうさんと江戸で女料理人、澪の物語。
二度ほどドラマ化されて、今年の秋には映画化されます。
松本穂香さんと浅田温子さん出演。


ついつい澪の味方になり応援したくなるキャラクター。
澪の作る料理は現代でも再現できて私も作ってみたり。
読んでいてほんとに食欲が増しました。

②「あきない世傳 金と銀」

幼い時に父と兄を亡くし、大坂天満の呉服屋「五十鈴屋」に奉公した幸(さち)の物語。
商才を発揮し店主への道へ。しかし
数奇な人生で不幸なことが次から次へと起こります。
でも番頭の治兵衞の言葉を思い出して救われます。
8巻まで読みました。
ホントに何度も泣ける小説でした。

③「銀二貫」

これは1巻完結なんですが
とっても心に染みる物語でした。
主人公の松吉は武士の父が仇討ちで亡くなって、寒天問屋「井川屋」の丁稚になった物語。
江戸時代に多かった火事の怖さや、
寒天作りの冷たい環境がホントに伝わってきてリアルでした。


高田郁さんの本を読み倒して
ハマッた私は、大阪天満にある

「大阪くらしの今昔館」に行ってみました。

(去年の話しです。今は臨時休館中)

最初は期待していなかったんですが楽し過ぎて2時間以上滞在してた。

江戸時代の街並みを再現していて、ホントにタイムスリップしたようでした。
お風呂屋でシアターを見てからまわるとよく理解できます。

「太物」や「店前売り」とかの江戸言葉の看板を見ると「あきない世傳」に出てきたそのまんまで本の状況が現実的に体験できました。
台所やトイレ、長屋の再現に無性に興奮しました。

他のフロアでは明治、大正、昭和のジオラマも展示して楽しめましたよ。


そのあと天満商店街でご飯を食べて
天満宮へ御朱印をもらいにお詣り。
天満宮は「あきない世傳」に出てくる場所。
幸もここを歩いたんだろうなぁ
と感慨深くブラ散歩。

高田郁さん たかだかおるさんって読むのですね!
最初はいくさんと読んで恥をかいた。

ますます江戸時代に興味津々な私はこんな本を見つけた。

④「本当はブラックな江戸時代」

お風呂屋さんは混浴で
食事所の二階では安い遊廓みたいなところがたくさんあったり。

トイレ事情も不潔で臭いのすごい町だった。
不潔なので疫病も多く、火事がおこると大火で町が延焼してしまうほどの危機。
理不尽な時代でも辛抱強い人たち。

江戸時代に生まれなくて良かったわぁ。
もしかしたら前世で生きてたかもしれないが…
昭和 平成 令和 いい時代。
今は疫病で大変だけど、
ずっと人類が体験してきた繰り返しなんでしょうね。

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