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小さきは小さく咲かん

はじめまして。
NOTEはじめました。

「はじめました」というのがどの時点を指すのか不明ですが、アカウントを確認したところ、数カ月前に「6周年記念」のバッジを獲得していました。もうそんなに経つんですね。記事を書くのは初めてです。6年間一度も投稿していなかったのに、何故この期に及んで書き始めたのか。自己紹介も兼ねてお話ししようと思います。

今回、投稿するにあたってプロフィールも書き直しました。私は今年1月の能登半島自身で被災した都市部からの移住者です。

ここであえて被災の苦労を書き連ねるつもりはありませんが、やはりあれだけ大きな地震となるとワタシの生活環境も一変し、望むと望まざるとに関わらず多種多様な経験を強いられます。その中で約5カ月間、町の支援活動のお手伝いをしてきました。

別にそれが専門というわけではなかったんですが、ほかにやる人もいないということで、Facebookの更新や特設サイトの管理をしておりました。特に復旧期以降はブランディングが必要になると考え、フェィスブックは毎日更新。私の町では被災現場の写真は載せない方針を取りましたので、日々ネタ探しで胃の痛む思いを繰り返しておりました。支援活動は規模と方向性を変えて継続されていますが、現在、私個人は組織の変更に伴い活動をスローダウンさせています。

2週間ほどは呆然として身体を休めてたんですが、慣れと言うのは恐ろしく、今度は文字起こしの禁断症状が出始めました。人間勝手なもんですね。

さて、とはいえ特段書きたいこともありませんし、人さまに披露できるほどの経験もありません。さりとて、自分の人生を「なにもない」とい切り捨ててしまうのはあまりに悲しすぎます。

私は、まったくちっぽけな人生を送る、ただのしょぼくれたおっさんですが、その割に図体と態度はデカく、組織に一人いると面倒くさいタイプの人間です。

でも、デカい会社で10数年働きフリーランスになりました。猿山の悲哀とハグレ猿の苦労、どちらもしっかり味わっています。10年生存率10数%といわれる業界を走り抜け、女房子どもを養い、住宅ローンを終え、両親を看取り、鉄板コンテンツ地方移住も実現しました。毎日釣りとバイクを楽しみながら適当に生きています。地震で半壊はオマケにしてはデカいですが。

これで「なにもない」というのもちょっと謙遜が過ぎるだろうという気もします。

年寄りの戯言というのは得てして腐臭がするものですが、腐臭も発酵臭も紙一重です。記憶が曖昧になってしまう前に、文字として形に残すのもまた一興かと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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