現代版・芭蕉の旅(62日目)

332年前の5月は、30日までだった。したがって、63日目は、6月1日となる。

芭蕉は、山形県大石田町に、5月28日から30日まで3泊した。

大石田は、最上川千本だんご以外にも、そばが有名であり、そば街道という名がつくほど、そばの店が建ち並んでいる。

また、7~8月に種が蒔かれたそば畑には、9月半ばごろ、白い花が一面に咲いてきれいである。

ドライブで、国道347号線を通るときは、必ず目にすることができるので、車窓からぜひその景色を楽しんでみるとよい。

私は、うどんよりもラーメンよりもそばが好きなので、これからの季節は、冷たいざるそばを食べるのが楽しみである。

さて、芭蕉は、この大石田町で、あの有名な俳句を詠んだ。

五月雨を    集めて早し    最上川

当初は、「早し」ではなく「涼し」だったのだが、暑い夏に最上川の流れを見ていたら、たしかに涼めそうである。





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