人生初の脳ドック

人間ドックは、35才から毎年のように受けているが、脳ドックは、今まで自覚症状が特にあったわけでもないので、受けたことはなかった。

たまたま休みが1日取れたので、某クリニックに脳ドックに行ってきた。

費用は、日帰り人間ドックとほぼ同じ。MRI検査とMRA(脳の血管内部を調べる)検査の2つである。

検査時間は15分ほどで、結果はすぐに院長から別室で教えてもらえる。

閉所恐怖症の人は、検査を途中でやめることがあるとのことだったが、私のメンタルは幸いにも該当しなかったようだ。

脳ドックを受けようかなと言ったら、周りから「どこか具合悪いんですか?」と心配された。

具合悪くなって受けたら手遅れだろうよ!、という言葉を呑み込んで、「興味があるので」と一言返しておいた。

指輪とか腕時計とか金属製のものは、検査時は一切身に付けてはならない。検査のときに、検査着に着替えるが、それは人間ドックと同じだった。

人間ドックで受ける胃部バリウム検査と同じで、放射線室に入る。テレビの医療ドラマで見るような、トンネルみたいな狭い空間に、仰向け状態で入っていく。

耳栓をつけて、目を閉じてくださいと言われたので、検査中は、トンネル内部がどうなっているかまでは見ていなかった。

ただ、15分ほどの間、工事現場かよと思うくらい、機械音や振動音がうるさい。だから、耳栓装着はマストである。

頭に何か刺激があるわけでもなく、何か光が当たるわけでもなかったので、うるさい音だけ我慢していれば問題なかった。

それで、結果はどうだったのか?

脳の画像を見せられたが、左右ともきれいで、脳腫瘍や脳梗塞の異常所見はなかった。

また、脳の血管も見せられたが、いわゆる動脈瘤も狭窄部分もまったく見当たらなかった。

へえー、そんなにきれいなのかと拍子抜けした。

院長からは、3〜5年おきに定期検診に来ていただければ大丈夫だろうとのことだった。

へえー、毎年でなくてよいのかと、これまた拍子抜けした。

認知機能にも問題なさそうだし、仕事も勉強もこれまでどおり脳をフル回転させて、安心して知識習得に励むことができる。

みなさんも手遅れにならないうちに、早期発見、早期予防に努めましょう。



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