アリをころすと雨が降る
アリをころすと雨が降る
っていう迷信、あるじゃないですか。
初めて聞いた時
「なんじゃそれ」
と思ったんですけど
だってアリってころす?まず
んでそれに気づくか?
って思ったんですけど
で、あれに別に深い意味はたぶんないんですよ。
ないと思うんですけど、納得したくて、考えてみたんです。
アリをころす
まず“アリをころす“の意味なんですけど
これはそのまま、アリをころすことだと思うんです。
地面にせっせこ歩いとるアリを
踏んづけちゃうというか
故意かもしれないですし、
踏んづけたとこを見ただけかも分からない。
とにかく、「アリを踏んづけた」、「ころした」
という意味だとしといてください。
雨が降る
ほんで次に、“雨が降る“の意味なんですけど
これはそのままの意味じゃなくて
「心が暗い気持ちになる」
的なニュアンスの意味だと思うんです。
悲しい、とか苦しい、とか
残念、とか泣きたい感じの気持ち。
アリをころすと雨が降る
で、“アリをころすと雨が降る“の意味を考えると
「アリを踏んづけると心が暗くなる」
という意味だと、思うんですよ。
と言うより、
「アリを踏んづけたのに気づいたら心暗くなってるよ」
という意味に感じるんです。
まず、アリ踏んづけたことって
普通にしてたら気づかないじゃないですか。
どうしたら気づくって、
下を見て、足を進めていたら
なんです。
下向いて歩く時ってのは
心が暗い時か白線の上歩くの夢中な時かくらいですよ。
そんな心の状態に気づくための
ある種のバロメーター的な戒め。
そしてそれをあえて「暗い心」とは
関係なさそうな所と結びつけた粋さ。
でも全く関係ないって訳じゃなくて
ころす、というネガティブな要素を取り入れてある上手さ。
上見て、前見て、歩こうね
というメッセージが込められている
のではないかという妄想でしたっ。
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