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9月23日、誕生花は石蒜 【#誕生花短歌】

 どもです、御子柴です。
 遅い夏休みを取ってます。


解説。

 9月23日の誕生花のひとつ、ヒガンバナ
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。
 このヒガンバナ科ですが、実はネギもこの科に属することはご存じでしたでしょうか。ネギ、タマネギ、ニラ、ギョウジャニンニクなどはすべてヒガンバナ科なんです。

 石蒜と書いたり、そのまま彼岸花としたり。
 あるいは、曼珠沙華《まんじゅしゃげ》という言い方もありますね。

 秋の彼岸のころに、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花だけが咲き、夏の終わりに葉が伸びて秋に枯れるという、多年草としては珍しい性質を持っています。
 また、地下の鱗茎、つまり球根の部分に強い毒性があることから、食べた後には「彼岸(=死)」しかないということで、これらふたつからヒガンバナと呼ばれるとのこと。

 とはいえ、かつて救荒作物として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べられていたことも忘れてはいけません。
 毒があるなら抜けばいいの精神、きっと大事。

 ヒガンバナが田んぼや墓地に植えられることが多い理由は、じつはこの鱗茎の毒にあったりします。
 たとえば、田を荒らすモグラ、ネズミ、虫などの生き物がヒガンバナの鱗茎の毒を嫌って避けるため、人為的に水田の畦に植えられたものと考えられていたり。
 あるいは墓地でも、虫除けや土葬後に死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐために植えられたともいわれたりするのです。

 そんなヒガンバナ、花言葉は「悲しき思い出」、「独立」、「諦め」、「情熱」です。


詠みます。

夜に堕ちた この身を冷ます秋時雨
燃ゆる瞳《め》の色 いずこにも無し


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