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【VTuber】君はバ美肉おじさんを知っているか?

どうもRUDDERです。
私が最近知ったサブカルチャーな新世界を皆さんにお届けする大人気(願望)コーナー「RUDDERの新世界より」がついに始まりました!(BGMにドヴォルザークの「新世界より」を脳内再生しながらお読みください。)

さて!記念すべき第1回は、まだまだ知らない人も多いであろうVTuberの世界についてご紹介したいと思います。(本文に出てくる人物名は全て敬称略です。)

【そもそもVTuberって?】

そもそもVTuber(ブイチューバー)とは「バーチャルYouTuber」の略称です。いわゆる通常のYouTuberと異なり、コンピューター上のアバター(主に3Dやlive2Dのモデル)を用いて動画投稿や、配信活動を行う人々のことを指します。具体的には、Appleが提供している「アニ文字」などをイメージすると良いでしょう。
カメラが顔を認識して、自分の顔の動きに合わせてアバターの表情も変わるというものです。(全身の3Dモデルがあれば、全身を動かすことも可能です。)

VTuberという言葉が認識され始めたのは2017年頃。「キズナアイ」「輝夜月」などが話題になりました。

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▲VTuberの中でも草分け的存在「キズナアイ」
(画像:動画「【自己紹介】はじめまして!キズナアイですლ(´ڡ`ლ)」A.I.Channel(YouTube)、2016年、サムネイル画像〈https://www.youtube.com/watch?v=NasyGUeNMTs〉)

とはいえ、結局は実際に見てもらった方が早いと思うので、上記の「キズナアイ」等のVTuberの動画を、騙されたと思って一度見てみるんだ!
そこには新世界が広がっているぜ、、、。

【参考】アバターを動かせるソフト「FaceRig」の紹介動画

【VTuber登場の衝撃】

さて皆さん、試しにVTuberの動画を見てみましたか? 初めて見た方は衝撃を受けたのではないでしょうか?

実は私もVTuberのことを初めて知ったときは大きな衝撃を受けました。

だって、めっちゃ美少女なキャラクターが実際の人間と同じように喋ったり、動いたりしてるんですよ!すごくないですか!(もちろん、中に実際の人がいるからですが)
二次元の世界がリアルに近づいてきたような、そんな鮮烈な印象を受けました。アニメとかゲームが好きな人ならわかりますよね? ね? わからないですか、そうですか。
(真面目な話をすると、通常のYouTuberのコンテンツを視聴している一般層と、二次元コンテンツやアイドルが好きな、いわゆるオタク層の両方を取り込むような、新しいビジネスモデルにも衝撃を受けました。)

2次元と3次元の間にいるという特殊な存在が、非常に面白いと思うのですが、そこらへんの話はまた別の機会に。

【VTuber登場の衝撃を超えた「バ美肉おじさん」の衝撃】

​さてさて、今回の本題である「バ美肉おじさん」の話に移るとしましょう。「バ美肉おじさん」という概念については、私もつい最近知りました。そしてVTuber登場以上の衝撃を受けることになったのです。
皆さん、「バ美肉おじさん」が何のことかわかりますか、、、?

実は「バ美肉おじさん」とは「バーチャル美少女受肉おじさん」の略称なんです!(デデン)

え? 何の略か分かっても、どんなものか分からない?

えーっと、ま、ありのまま要約するとですね、
「美少女のアバターを用いて活動するおじさん」のことです。

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「美少女のアバターを用いて活動するおじさん」のことです。

・・・・・・・・

な、何を言ってるか分からねえと思うが、俺も何が起こっているのか、わからなかった、、、ッ!

皆さんも思わずポルナレフになってしまったと思います。
そうです。VTuberの中でも、美少女のアバターを使用して活動する男性たちのことを「バ美肉おじさん」と呼ぶのです。

ただ、多少なりともVTuberやYouTubeに詳しい人であれば思ったはずです。
「え? それ別に普通じゃね?」と。
そうです。実は昔から美少女のアバターを用いたおじさんは存在していました。前述した「キズナアイ」と同時期にVTuberとして有名になった「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」が代表例でしょう。あまりに可愛らしい見た目から普通の男性の声が発せられるというカオスに、衝撃を受けた人は少なくないと思います。最近だと、声優の杉田智和も「アジルス」としてバ美肉化しています。

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▲「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」(嘘見たいだろ? これ、おじさんなんだぜ?)
(画像:動画「バーチャル狐娘Youtuberおじさん。はじまります。【001】」-(YouTube)、2017年、0:04部分〈https://www.youtube.com/watch?v=cqncAh_28Es〉)

しかぁぁぁぁし!

私が今回紹介したいのはそんな、なまぬるいバ美肉おじさんではないっ!!

なんと! 最近のバ美肉おじさんは、ボイスチェンジャーを使って、声まで美少女になっているのです!!!
ええそうです。見た目も、声も、話し方も、仕草も、どれも美少女そのものなんです!

ただ、中身がおじさんなだけなんです。

誤解しないでいただきたいのは、彼らはLGBTのような性的マイノリティーというわけではないという点です。中身のおじさんは一般的な男性です。
また、いわゆるネカマとも違います。というのも、彼らは自分たちがおじさんであることを公表していますし、ファンもそのことを理解しているからです。

そうした、ボイスチェンジャーを用いたバ美肉おじさんとして有名なVTuberは「魔王マグロナ」や「兎鞠まり」などが挙げられるでしょう。
一度、彼らの動画を見てみてください。
まるでおじさんとは思えない美少女が、そこには存在しています。

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▲「兎鞠まり」(嘘見たいだろ? これ、おじさんry)
(画像:動画「【3D】今日から新モデル!お披露目配信~!!【兎鞠まり】」Tomari Mari Channel / 兎鞠まりちゃんねる、2020年、4:40部分〈https://www.youtube.com/watch?v=sy8bGCZ396U〉)

【「バ美肉おじさん」に見る新時代】

ちなみに、こうしたバ美肉おじさんのファン層は多くが男性です。
つまり、

おじさんがおじさんを愛でる

という常軌を逸した新世界がそこには広がっているのです、、、、。
(ちなみに、上述の「魔王マグロナ」と「兎鞠まり」はグラビアDVDも発売しているそうです。混沌と書いてカオスと読みたい、そんな世界が広がっていますね。)

しかしながら、おじさんが自分たちの理想的な美少女を具現化しているため、確かに、バ美肉おじさんのアバターは男性から見て魅力的なキャラクターに仕上がっています。

バ美肉おじさんのファンのコメントの中には
「男だから彼氏ができる心配がなく、安心してガチ恋できる」、
「自分の性癖に『おじさん』が追加されました」、
「おじさんに無限大の可能性を感じる」、
といった、頭のおかs........夢や希望に溢れたコメントが溢れていることからも、バ美肉おじさんが多くの人に受け入れられていることがわかるでしょう。

人類はこれまで、火を発明し、鉄器を生み出すなどして発展を続け、産業革命以後、その文明は目覚ましい進化を遂げています。その進化は、今日においてもなお続いていると言えるでしょう。
現実のジェンダーを超えた新たなコンテンツであるVTuber、そして「バ美肉おじさん」の登場は、我々をひとつ、新たなステップへと進化させてくれるのかもしれません、、、。


果たしてこのコーナー「RUDDERの新世界より」に第2回があるのか!
多分、ない気がするけど、乞うご期待!

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