【短編小説】 「幸せ」
どうもRUDDERです。
今回は趣向を変えて、短編小説(というかショートショート)を書いてみました。SFのような、寓話のような、そんな話。
「幸せ」 20XX年、とある国。この国では10年ほど前に発明された画期的なシステムにより、人間の心理的な「幸せ」・「幸福度」を数値化することに成功していた。人々はその数値を定期的に計測することで、自己の精神状態を把握することができるのである。その数値は、"HAPPINESS"の頭文字を取って「HAP」と呼ばれていた。また、このシステムに