#42【となりの窓に「こんにちわ」part2】


#13 で登場したので、2回目の登場になります、茨城県の某デイサービスで働く同業仲間のAさんとの談話の中で出てきた話。

「前置」

よく電話をして、最近あった楽しかったことや仕事上で関わるスタッフさんや利用者さんとのエピソード、イベントでこういうのをやってどうだったなど、シェアする機会があります。

もちろん個人情報的な情報は抜きで、お互いそこは気をつけながら話しています。

ハグを求めてくる90代男子の話。

Aさんのデイサービスは、入所施設が併設されているらしく、そのにいる人の話ですが、

奥様とお二人で同室にご入所していて、

必ず奥様がいない時に、
言ってくる事があるそうです。

ちなみにこの人は、すぐに忘れると言っていたので、認知症がある人のようです。

それは、

「一生に一度のお願いがあります。」

これは、きっと誰もが一度は誰かに言った事がありそうなセリフです^^;

さぁ、その先、

その人は、両手を広げて、

「…んん、抱いてもいいですかぁー?」

Aさんは、

「いいですよー。」と、面白いなぁと思って、

ハグしたそうです(≧∀≦)爆笑

その人は、とても嬉しそうにしていたそうです。

この話は、同業者5名くらいで話していた中の話題だったのですが、みんなで大爆笑しました♪

多分、Aさんの周りの女性スタッフさんには、違うお願いが来ると言っていましたが、みんなやだなぁと思ったりしてしまうそうです^^;

そりゃーねー。

そこで、Aさんは面白いことをいつも探しているような人ですから、希望叶えてあげるところがまた太っ腹だなぁと思いながら、爆笑していました(^o^)

でも、この事からすごいなぁと思うのは、

多分認知症で、本当にすぐ忘れてしまうはずの人が、

奥様がいない事もはっきり認識して、

こっそり女性スタッフだけにお願いしてくるというのですから、しっかりしているというか、ちゃっかりしているというか。

【認知症】とひと口に「こうだ」と言えないし、

人によって、日によって、言う事も、やる事も、

全く違う。

もちろん理解できないような行動も色々あることもけど、

でも、やっぱり人生の大先輩。

関わるからには、お互い楽しい時間を過ごしたいと思うから、その人それぞれの世界観を出してくれるスペースを作りたいと思うし、それがまた楽しいと思えるココロの余裕を持って仕事をしていきたいと思います。

では、今日はそんなところで。

るぅ先生でした♪

ステキな時間をお過ごしください♪

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