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組織の素顔は目の前に広がっている

 組織に属していると多くの課題に直面します。
組織体制やガバナンス、リクルーティング、業務におけるオペレーション等、検討課題が尽きることはありません。
 特にその中でも課題になることの一つが、経営層と経営層以外(現場)との溝です。いわゆるコミュニケーション不足からなる「人間関係」です。

先日以下の内容をツイートしました。


 役割が上の幹部こそ、組織課題に真摯に向き合い、組織全体が最良の方向へ向かうよう体制を整備する役割があると思います。
しかしながら、組織によってはその幹部が最悪の方向へ進むよう舵を取っている場合があります。しかも当の本人達はそこに気づいておらず、反対に幹部以外の職員が気付いている場合もあります。
そして幹部以外の職員は見てみぬふりをし、日々我慢をしながら仕事に取り組み続けます。
 そのような状況が組織内で起きると、ある兆候が生じます。
お察しの通り、不満を言う職員が増え、組織の空気は淀んでいきます。
そして最悪の場合は退職者が増え、幹部に反抗する職員も現れる等、
組織としての機能が正常に働かなくなります。

 そのような時は、一旦、幹部らは自分自身を振り返る必要があります。
むしろ振り返る良いタイミングです。

自分の仕事への取り組み方や姿勢、職員への振る舞い方など、
幹部だからと態度が傲慢になってはいないか。
職員の心の声に耳を傾け、寄り添い、時に励ましの言葉をかけているか。

絵文字のないLINEのような味気ないやり取りでは、職員は働きがいを感じることはまずありません。

「幹部は私たちのことを気にかけてくれており、期待し、信頼してくれている」という実感がなければ溝が狭まることはまずないでしょう。

 経営者や幹部は自身の役職や立場、肩書き等に誇りを持っている方が大勢いると思います。それは決して悪いことではなく、今までの努力や実績の成果の為、素晴らしいことです。
しかし、過去から現在にばかり目を向け、満足していては、良い未来を築くことはできません。
過去を踏まえて今を対処することは「その場しのぎ」です。
未来を見据えて今を整える「調整」を意識することが重要だと思います。

 
 組織の素顔とは「働く職員」そのものです。特に経営者や幹部以外の職員のことです。
なぜなら組織は個の集団。
一人一人の職員がいて初めて組織は成り立ちます。組織は一人一人の職員の集合体であるならば、組織の素顔は一人一人の職員そのものを表していることに間違いありません。
さらに、多くの職員がいるからこそ「幹部(役職)」という役割が与えられます。
職員一人一人の代表である幹部は、職員の素顔を笑顔にし、幸せにする為に存在する者(役割)だと思います。

そこを認識しているか否かが、
これからの組織の未来、職員の未来を輝かせることができるかに繋がると思います。


改めて周りを見渡してみましょう。

職員は仕事を楽しんでいるでしょうか。

眉間にシワを寄せ、ため息ばかりついてはいないでしょうか。

幹部に対する愚痴や不満ばかりが蔓延っていないでしょうか。

今の職場で働くことができ、
心の底から感謝と喜びを感じているでしょうか。

少しでも「そうは思えない」と認識できるのであれば、
組織が本来の素顔に戻るよう、まずは幹部自身の襟をただすことから始めましょう。
そして何より、まずは幹部間のコミュニケーションが適切にとられているかに注視することも大切です。


素顔の綺麗な組織には良い幹部が。
良い幹部が多い組織には良い職員が必ずいます。

組織の素顔とは「働く職員そのもの」

組織の素顔はすぐ目の前に広がっている。


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