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プロセス整理 -Step6 実践・ブランド形成-

1、背景説明

 地域デザイン7Stepは、私が学生時代からエピテックの活動を通して培った地域プロジェクト立ち上げや地域コミュニティ創造に向けたノウハウを整理した手法です。ここでは、全7つのプロセスを1つずつご紹介していきます。

 今回は、「Step6 実践・ブランド形成」です。


2、ポイント

 「Step6 実践・ブランド形成」のポイントは、目的を忘れずにストイックに継続することです。継続させることは難しいことを行わなくて大丈夫です。何気なく写真や動画を撮りためることなどで構いません。その写真や動画のストックは、YouTubeやInstagramなどSNSへの発信の素材になります。さらに有効的な活用方法は、最近の写真や動画は、デジタル化が進んだため、データに日付と時間が残ります。このデータは、論文を書いたり、振り返りの文書を書く時などの貴重な財産になります。そのため、こまめに写真や動画を撮ることを習慣づけることをおすすめします。

 そして、このように蓄積した写真や動画を効率よく、その地域のファンになってくれる人に届けることが重要です。外部の声から、地域の魅力の強雨通ワードが出てきます。この共通ワードを活かしたコミュニティを作っていく試行錯誤が大切です。このような「ファンマーケティング」、「コミュニティマーケティング」を実践することが重要なポイントとなります。


3、アイドルの成功モデルから学べ

 私は、よく大学の授業や地方部講演にて、「ファンマーケティング」、「コミュニティマーケティング」を実践するためには、秋元康さんがプロデュースした「乃木坂46」の成長戦略を参考にした方が良いと解説します。その理由は、グループイメージとメンバーの個性をうまく活かしたチームとしてバランスよく育てられているからです。この話を公に身勝手に発信することは、様々な問題が生じてしまいそうなので、この場では割愛致しますが、世の中のブームから学ぶべきことは多数あるということをみなさんにお伝え致します。


4、ファンづくり型地域振興の時代

 私は、「課題解決型地域振興」ではなく「ファンづくり型地域振興」をモットーに活動しています。「ファンづくり型地域振興」の特徴は、地域の強みを関心を持ってもらえる人に知ってもらうことに力を注ぐことです。

 私は、地方創生という言葉が飛び交いはじめてから、この活動を実践し続けてきました。その様子は、月間事業構想 2016年4月号さんの単独インタビュー記事に掲載されています。

 この記事では、ご当地バレーボール大会の様子などを中心に紹介していただきました。その後、このバレーボール大会をきっかけに全国各地に地域の特徴を活かしたコミュニティが生まれ始めました。この広まりを通して感じたことは、1度縁を作った人との関係を大切にすることです。不特定多数の人への発信をするのではなく、関係を築いた人を大切にし、口コミ効果で仲間を広げていくことが重要になって来ているといえます。したがって、地方創生活動において重要なことは、「ファンコミュニティ」を形成し、ファンを大切にすることだといえます。その結果が、関係人口の発展に繋がります。

 新型コロナウイルスの影響を受け、人との接触を控えなければならない時代だからこそ、信頼できる人からの情報は大切になります。このようなことからも「ファンマーケティング」、「コミュニティマーケティング」がこれからのビジネスの主流の考え方になり、地域振興においても重要になって来るといえます。


5、継続は力なり

 私が実際に力を入れていたことをここで簡単にご紹介します。前回、SNSの活用方法について少しだけご紹介したのですが、その中でもYouTubeの使い方の幅が広いということです。実際に私が携わった地域において「地域名 地方創生」や「地域名 SDGs」などでGoogle検索し、範囲をすべてから動画に絞り込むと検索結果が1位など上位で出てくるようになりました。継続は力なりということです。

「岩手県二戸市 地方創生」、「茨城県筑西市 地方創生」、「栃木県那須塩原市 SDGs」などはもちろんですが、「東京都 地方創生」、「大阪府 地方創生」などの大都市でも検索で出るようになりました。

 このような結果が出てくるようになり、様々なお問い合わせをいただくようになりました。なぜ、そうなったかなどは本題とズレますので割愛させていただきますが、継続する力は確かだといえます。


6、ポイント整理

 「Step6 実践・ブランド形成」のポイント整理を行います。

①無理のない範囲で記録に残す活動を継続する

②社会の成功モデルから学ぶべきポイントを学ぶと良い

③ファンコミュニティを形成しファンを大切にする

 私はこのプロセスでは、この3つのポイントを大切にしています。


7、次回について

 次回は、「Step7/0 検証・見える化」について整理します。いよいよ、一連の流れを振り返る最後の段階のご紹介を行います。よろしければ、次の記事もご参照ください。


 文章内で紹介させていただいた動画もぜひご参照ください。

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