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宝塚感想

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2024年6月の記事一覧

星組RRR新人公演パワハラリークに滲み出る匿名の難しさ

星組RRR新人公演パワハラリークに滲み出る匿名の難しさ

宝塚歌劇団星組『RRR×TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』新人公演で今度は長の期、つまり「103期が加害者」のパワハラが掲載された。

「取材に声を震わせるのは、現役星組生のタカラジェンヌ」なのでインタビュー形式で告発したと思われる。

リーク者は自分だとバレないように、極力注意していた。名指しで糾弾したのは星組プロデューサーだけだ。

プロデューサーに「チクった」ことで103期から散々

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BIG FISHで宝塚のフェミニズム的意義を感じた

BIG FISHで宝塚のフェミニズム的意義を感じた

宝塚歌劇団の親会社、阪急阪神ホールディングスの株主総会が行われた。一部株主は株価低迷をスター個人の責任として糾弾したらしい。

105~106期が宝塚音楽学校時代の飛び降り自殺未遂のような、隠蔽に成功した加害者まで徹底的に洗い出すなら分かる。

しかし週刊誌が槍玉に上げるかが分かれ目では、他のトップスターやスターも宝塚を見限るだろう。阪急の株価ではなく、出版社の株価や権威でも上げたいのでは?と疑っ

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喪中110周年明け礼真琴大規模コンサートへの期待

喪中110周年明け礼真琴大規模コンサートへの期待

宝塚歌劇110周年は喪中である。友の会から記念ポストカードが届いたとき「喪中ハガキを受け取った」のを感じた。定型文ではなくトップスターやスタッフ1人1人が、ちゃんと喪中していると思っていいだろう。

ただ劇団上層部が本当に反省しているかというと、していないとは思う。筆頭が星組公演予定の『記憶にございません!』だ。

事件に乗じて生まれ変わる「ピンチはチャンス」な話である。

転落死事件をポジティブ

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