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久しぶりに本を読み切って、ひとつに向き合う大切さを知った





旅に出るときはいつも本を持っていく。

新幹線に乗る前、本屋さんに立ち寄り、今回の旅のお供にする1冊を選んだ。

新幹線にゆられる3時間程度。
1冊の本に集中する時間が心地よく、目的地に着くまでに読み切った。


読み切って気づいたことがある。
あれ?1冊読み切るの久しぶりじゃない?

普段から本は読んでいる。
読んでるはずだったけど、しばらく最後まで読み切ったものがない。
SNSを見て気になってネットで注文したり、本屋さんで惹かれて購入し、どんどん読んでいない本が溜まっていく。いわゆる積読。


読みたくて手にした本がたくさんある。
選択肢が多いから、これを読んでみようって少し読んで、やっぱりこっちにしようって他の本を読み始めるを繰り返してしまう。

何冊も同時並行で読み進めるものだから、最後まで読み切らず止まっているんだ。



積読を増やすことも、何冊も同時並行で読むのも、これはこれでいいと思う。


でも、これを読もうって決めた1冊を読み切る爽快感を知ってしまった。




本を読んだっていう実感が湧いてくるのだ。
どう思ったのか何を感じたのか鮮明に残るから。


何冊か読んでいるときは思考が整理できなくて、どんな話だったかも何を学んだかも思い出せなくなってしまう。せっかく本を読んだのにもったいないなって感じる。



むやみに色んなものに手を出すよりも、ひとつだけに集中する方が私には合っている。



1冊にすると、じっくり本と向き合えるし、
大事なことに時間を使い、丁寧に生きられているような気がする。


読む本はひとつにしよう。
ひとつ読み終わったら、新しい本を迎えよう。
どうしてもひとつを落ち着いて読めないのなら、本を読むために旅に出よう。

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